第12話『人間力を高める―営業マンに必要な8つの力』
良い営業マンとはどんな人かと問われれば、「人間力がある人」と私はこたえます。
では、「人間力」とはいったい何でしょうか。コラム最終回の今回は、人間力を営業マンに必要な8つの力に分解してご紹介していきます。
1.思いやる力
人
間力の中で基盤となるもの、それが"思いやる力"だと言えます。お客様が何を求めていらっしゃるのか? お客様が喜んでいただけるためには、何をなすべき
か?相手を思いやりイメージする力が営業マンの行動の原点。ここがズレてしまうと独善的な営業となってしまうため、お客様と継続的・発展的な関係を築くこ
とはできないでしょう。
8つの力の中で最も大切な力です。
2.学ぶ力
まず、自社の商品やサービスについて徹底して知ることから全ては始まります。自らが売っているものについては誰よりも知っていることは絶対条件。また、世の中は常に変化しています。学ぶための時間を確保し常に新しい気持ちで知識を得ることが重要です。
自身の属する業界のことは勿論、広く多くのことを学び、人間の幅を広げていくこと。そうすることによりお客様に喜ばれる有益な情報を提供できるようになっていきます。
3.目的を理解する力
自 分は何のために働いているのか?何のためにこの商品を売っているのか?お客様に喜ばれる営業とは何か?など、日々目的を考え理解して営業活動を行うと本質 からズレてしまう心配はありません。お客様、会社、自分自身の幸せを追求していくという大きな目的を持つと小さな事ではめげない強さが備わってきます。
4.目標を設定する力
大きな目的を理解したら、目的を追求していくための目標に落とし込むことが重要です。長期・中期・短期(月次・週次・日次)の目標を具体的に設定することによって成果も大きく変わってきます。
5.行動を起こす力
目 標を設定したら、迷わず行動しましょう。行動がなければ、いかに素晴らしい計画があったとしても何も生み出しません。行動を起こすことに躊躇せず思い切っ て飛び込んでみましょう。行動の連続の中で技術や気持が磨かれてきます。行動こそが人間力を高めるための最良の方法であると考えます。
6.改善する力
行動は起こしているのだけれど上手くいかない時、改善をするチャンスです。行動の量・質・方法・方向性など必ず改善出来るポイントがあるはずです。常にもっと良い方法はないかと考え、小さな事からでもよいので改善させていくこと。その先に道が開けてきます。
7.耐える力
頑張っても成果が出ない時、スランプの時期は、誰にでも必ず訪れます。前に向かって一生懸命進もうとする人であればあるほど大きな壁にぶつかることが多いでしょう。そんな時は、腐らず、焦らず耐えることが大事です。
夜明け前が最も暗く寒いものです。いつの時代もつらい時を耐えた人が大きな幸せを手にいれていることは、歴史が証明してくれています。
8.素直な力
人 の話を素直に聞き、良いと思ったものは、素直に取り入れ、素直に行動する。素直さとは、キャパシティの広さ。人を許容し、小さな枠にとどまらず心を広げて いくことこそ大事なことであると思います。素直な力を持っている人は、意外に少ないものです。あなたがこの力を磨けば、あなたの人間性は他の人を魅了する こと請け合いです。
営業がうまくいかないと感じた時、この8つの力を見直してみてください。営業マンとしてだけではなく、より良い人生を歩むためのヒントがここにあります。
読者の皆様が日々人間力を高め、より豊かな人生を築かれることを心よりお祈りしております。12回の連載をお読みいただいた皆様心より感謝いたしております。心身ともに健やかにご活躍下さい。
私も皆さんに負けないよう頑張っていきます。ありがとうございました。
只松 崇 プロフィール
只松 崇 (ただまつ たかし)
ビッグ・フィールド・マネージメント株式会社 取締役プロデューサー
財団法人 生涯学習開発財団 認定プロフェッショナルコーチ


