大野尚の沸騰コラム

「サービスとは」  

「サービスとは」    2017年8月号

 

サービス=「おもてなし」と昨今は言われているが、

本来「おもてなし」とは茶道(千利休の利休七則)

からきた言葉である。

 

茶会などは、事前に招待をされた方々しか参加出来なかった

わけで、主催者(亭主)は日時・人数も決め、どの様な方々が

来るかも了解しているわけである。

 

そのお客様の為(好みに合った「しつらえ」を行い)に

心遣いが籠った「もてなし」で気分よくお帰り頂いた。

 

・・・茶道の事は門外漢で良くわからないが、

日本文化の美意識である「侘び寂び」は頭に浮かぶ。

 

決して豪華で贅沢ではないがシンプルで自然に美しい

「在り方」と「心遣い」が大事なポイントだと思う。 

 

更に説明すると、事前に準備万端整える事を「しつらえ」

と言う。

その形である空間や場の「環境の整備」・或いは品物や

飲み物・食事などの「具現化」したものを提供することを

「もてなし」と言う。

 

まぁ、簡単に言うと、過剰サービスの必要性はなし、

お客様が何を求めて、そのゴールをしっかり叶えてあげるために

日ごろから準備を怠らず対応できる事。

その基本にあるのは客に対する「心遣い」である。

 

私事だが、7月の終わりに引っ越しをした。

 

終の棲家への最後の引越しである。

 

数社見積もりを行い、ネットで評判を確認した上で、

テレビでよくCMが流れている会社にお願いした。

 

 

・・・あぁ、これが悲劇の始まりであった。

 

梱包・積込み・運送・設置・開封、また事前に養生を施し、

荷出し・荷入れの前には家具等の汚れを落とし、元の様に

中のモノを配置することまで確認をしていたのにも関わらず、

養生が足りずに壁や家具に傷をつける。

 

事前に配置の写真を撮っていない為、元の様に納められない。

 

営業担当者の見積・工程が甘く、人力だけでは運び出せない、

運び込めないモノが多々あった。

 

更に適正な人員配置・伝達が行われず混乱の極みに落ち込んで

しまった。

 

・・・と言うわけで一週間を要した我が家の引越しは、

あるべき場所に必要のないものがあり、必要なものが

どこにあるのか分からず、捨てられたのか?

 

・・・未だに多くの段ボールが各部屋に積まれたままである。

 

・・・業界一のサービスを提供する会社と8万円の差で

決めてしまった。

 

「私が悪いのだ。」と自己嫌悪になりつつ、よれよれの身体と

頭で、「安物買いの銭失い」とは、まさにこのことをだと

あらためて思う次第である。

 

・・・お客は「安物」は嫌いである。

「安い」ものは大好きである。

 

安物で100円でも一回使って壊れたら腹が立つ。10万円でも、

これは買って良かったと思えれば満足する。

 

ここで買って良かった。店の雰囲気もスタッフの笑顔も感じが

良かったし、何より買った後でしっかり修理も行ってくれた。

などのお客のゴールを叶えてくれるだけで良い。

 

現在は全ての業種・業態はサービス業と言える。

 

茶道の本来の意味の「しつらえ」を行い「もてなし」を

忘れないで欲しい。

 

 

・・・そうすれば価値ある会社で勝ち残る事が出来るはずだ。

 

 

 

「熱い気持ち!!」  

「成功への道」    2017年7月号

 

何をもって「成功」というのか? 

分かりませんが、成功する人にはタイプ?性格?姿勢?

迷った時の判断基準など・・・

全てにわたって様々なプラスの要因があると思われます。

と、いうわけで分析しながらプラスになるための7つの方法を

考えてみました。

 

1.運→①良い人 ②悪い人 

運の良い人と付き合う。

 

2.思考→①ポジティブ ②ネガティブ 

落ち込むだけ落ち込んで開き直る。

 

3.性格→①直向き ②根気がない 

出来る事に取り組む。

 

4.健康→①気を付ける人 ②無頓着な人 

神経質になる必要はないが、定期的な検査は必要です。

 何事も健康が一番です。

 

5.欲→①強欲 ②無欲 

出世欲・金銭欲・事業欲・達成するぞと言う強い思いは

 持つべきです。

 

6.視点→ ①広い・深い ②狭い・浅い

見えているモノから見えないモノを見る練習は必要です。

 

7.好奇心→ ①強い ②弱い

知らない事を不安がるよりも、面白がって進む気持ちを

 持てば良い。

 

これらは僕の周りの一般的に成功者と言われる人たちに

共通しています。

 

ただし、成功者が必ずしも幸せではありません。

 

経済的・名誉や立場が高くても、一般的な概念で言われる

成功よりも、小さな幸せの継続が一番です。

その幸せの裏側には多くの失敗や悲しみがあります。

それらを含めて幸せです。

 

 

「熱い気持ち!!」  

「熱い気持ち!!」    2017年6月号

 

我々、日本人は実に良く働いてきました。

 

戦後70年を過ぎ、GDPで世界3位、中国に抜かれは

しましたが、3位です。

 

少子高齢化による人口減少といわれながらも懸命に努力を

重ね、オイルショックやバブル崩壊、リーマンショック後の

不景気とも戦ってきました。

 

一般的に言われる消費マインドの低下は、未来への不安です。

お金を使う事に怖れを抱いているのです。

 

なぜなら、戦後復興期・高度成長期・安定成長期の時代は

終身雇用に年功序列と安心して皆が「中流」という船に乗り、

その意識の波にゆっくり揺られていたのです。

 

2度目の総理の座を手に入れた安倍さんが放ったアベノミクスの

3本の矢は的に当たらず、デフレ脱却も果たせず持続的な

経済成長には至っていません。

 

まさに、我々国民は先行き不透明な

 

「ずっーと、このままなんだろう。」

 

という不安意識の波に溺れかけているのかも知れません。

 

 

昨今、政府は働き方改革を唱え、ワークライフバランスを

謳っています。

 

長時間労働や残業などの悪しき慣習が日本経済の成長に

ブレーキをかけている、そのため働き方を変えて労働者の

生活の質を上げる事が生産性の向上に繋がるという触れ込みです。

 

さてさて、皆様の職場は如何ですか?

 

長時間労働、サービス残業や職場でのパワハラ・セクハラ・

モラハラは存在していませんか?

 

綺麗ごとでは済まされない現実を私は理解しているつもりです。

 

企業の99%以上が中小零細企業で、そのうち赤字会社が

70%以上だと言われています。

 

 人員が足りない。

 一人に負荷がかかる為に長時間労働となる。

 有給も取れない。週休二日など夢の夢である。

 企業間の競争は熾烈を極め、やってはならないチキンレース

 となる価格競争に落ち込み利益が上がらない。

 だから残業代が払えない。

 昇給も難しい。

 法人化しているけど実質家族経営で生活の為には働き続けるしかない。

 

  ・・・それが現実です。

 

特に47業種業態の中で所得が低い順に最下位は理美容、

次に飲食業態と言われています。

 

好きな仕事に憬れを持って専門学校に入り、卒業後に入社した

若者達は一年以内に30%が離職するといいいます。

 

10年以内に同じ業界に残っているものは10%と言われています。

 

なぜなら待遇面で(給与の安さ・長時間労働・休みの少なさ)

一般企業と比べて余りにも貧困であるからです。

 

特に、名門店や有名店に入社した、いつかは憧れの

ミシュラン星付きの名シェフやカリスマ美容師になるのだ!と

夢と希望と情熱を持った若者達を待っているのは厳しい現実です。

 

彼らの未来の夢や目的達成のモチベーションを犠牲にして

サービス残業や最低賃金を割り込む低賃金、休みの少なさは

当たり前という世界は許されるのでしょうか? 

 

確かに好きで頑張りたくて情熱をもって修行の身になったとは言え、

犠牲の上で人件費を抑えて経営陣だけが儲かる構図はオカシイ筈です。

 

更にその様な店や会社では厳しい修行を行って得た地位や知識が

驕りに変わり、出来ないものへの鍛錬という名の暴言や暴力が

未だに横行しているのも事実です。(一部の店や会社だと思うが)

 

・・・苦労したのは分かります。

頑張ったのも分かります。

 

しかし、暴力や暴言は、ある者にはハングリー精神を生み、

努力の源となることもあるでしょう。しかし、殆どは悲しみと

憎しみしか生まないはずです。

 

時代は変わりやり方も変えていかなければならないと思います。

あなたの時代の繰り返しではなく、新たな時代を創って欲しい。

その為にその現実の殻を破る! 

 

積み重ねた経験で腕を磨いた先輩達が進んで自ら得た

「暗黙知=ノウハウ・ナレッジ」を「形式知=マニュアル化」して

分かりやすく指導する事で新人が育ちます。

 

パワハラやモラハラ・セクハラは以ての外、認めて褒める。

 

働きやすい職場の形成を図る。社内のコミュニケーションを

円滑にする。頑張ったら少しでも良いから還元できる制度を作る。

必ずうまくいく方法が見つかるはずです。

 

今よりも少しでも良くする「仕組み」は業務の隙間に隠れています。

 

働く人の隙間に隠れています。会社が持つ全てのシーズを見直す

ことで、沢山の隙間が見えてきます。

 

その隙間を「どう活かすか」が働き方の改革に繋がるのです。

 

熱い気持ちを持った若者たちが成長することは

日本の強さになり宝である。

彼らの情熱が消えないように掛け声だけではなく

私も前進していきたい。

 

 

「いいじゃないか!」

「いいじゃないか!」 (2017年5月号)

 

世の中は誠に理不尽である。・・・

資産家に生まれた子供たち、大企業の創業家に生まれた子供たち、

幼少の頃から帝王学を学びエスカレーターで有名校に進み、

一度は留学。MBAを取得。

少しだけ「外に出ろ!」の掛け声で祖父母に縁のある企業に就職。

30歳を過ぎて父が社長を務める会社に転職。

5年もすれば役員を任命され、40過ぎには早くも社長と・・・

 

世の中は誠に不合理である。・・・

正義よりも忖度上手く運べる奴が出世する?

真面目にコツコツ頑張っても収入は変わらず。

お客様に喜んで貰うために日夜遅くまでクタクタになるまで

資料作りに奔走しても、客は価格次第で他社に行く。

 

学歴なのか? 要領なのか? 持って生まれた身分の差か? 

愛想か? 才能か? 何が何を決めるのか? 誰が誰を決めるのか?

人生はなんだ! 仕事とは何だ!!

 

金儲けが仕事なのか? 会社の成長が喜びか? お客の期待を

裏切らない結果が成果なのか?・・・

 

安定した収入、待遇が整った職場、誰もが知る知名度の高い職場、

それがあなたの満足か?・・・

 

僕は嫌だ! 安定よりもエキサイティング! 学ぶ事が出来る。

チャレンジすることが出来る。本気で育ててくれる師匠。

頑張れば少しでも今よりステージが変わる環境があること。・・・

 

いつかは自分で自分のスケジュールを決められる様になりたい一心で

やってきた。

辛いのは当たり前。上手くいかないのも当たり前。

縁故・コネでチャンスをものにする奴がいる。

 

いいじゃないか?・・・

 

あなたが資産家の生まれで、高学歴、高収入で誰もが美人で羨む妻を

持ったとしても幸せとは限らない。

高すぎて落ちない人生虚勢を張って歩むよりも、地べたを張って

小さな砂山を何度も壊しながら固めて少しずつ昇る人生は面白い。

なぜなら沢山の悔しさ・悲しさの裏側に沢山の喜びや幸せがある。

 

 

 

 

 

「忖度(そんたく)よりもどんたく」

 「忖度(そんたく)よりもどんたく」(2017年4月号)

 

多くの企業が新年度を迎える4月がスタートする。

 

新入生も新社会人も不安を抱え期待を膨らませ新しい環境に

入ってくる。

 

彼らフレッシュな新入社員を生かすも殺すも、受け入れる

既存の人間で決まる。

 

体制や環境は「人」で構成・構築される。

 

どんなに企業が有名であろうが、

 

大きな規模であろうが、

 

経営陣を含めて既存社員の

「意識」「考え」「モラル」「マナー」を含めて、

人の心や体の「安心」「安全」を担保するのは、

受け入れる全ての「人」で決まる。

 

不安の解消は好奇心である。

 

それはあくまでも好奇心を発揮出来る環境が整備されて

いるか、社内外へのコンプライアンスが健全に順守されて

いるか、善悪も曖昧で常に人の顔色を伺いながら判断・

行動しなければならない組織や体制はいずれ崩壊する。

 

今年の流行語大賞を狙える位置にある「言葉」

まさに「忖度(そんたく)」である。

 

博多の街は来月5月を迎えると「どんたく」の祭りで賑わうが、

「そんたく=忖度」で社内が賑わう事は多くの企業では

マイナスに働く。

 

感性高いフレッシュマンたちは、そんな動きや体制を直ぐに

見抜いて、

「あぁ、ここは、僕の、私のいる場所でない。」

と判断してしまう。

 

彼らが同じ様に染まれば、長いものに巻かれる集団の一人となる。

一人の不安は、ほっとくと不満になり、他に広がる。

その不満は集団化され意識の低下、生産性の低下を導き、

企業の信頼が揺らぎ業績も低下し崩壊へと加速する。

 

オカシイものはオカシイと言える職場。

 

上司・先輩・経営陣の顔色(悪い思い)を気にしなくて良い職場。

 

チャレンジできる職場。

 

良いことも上手くいかないことも共有できる職場。

 

課題を炙り出し改善への道を模索し答えを出し実行する職場。

 

お互いに気遣い思いやりがある職場。

 

今を大事にしっかり未来を創造する職場。

 

悪しき慣例や慣習や因習を投げ捨てよう!

 

期待を膨らます彼らの好奇心を高めてみよう。

 

企業の成長は社員一人一人の成長の結集であることを

忘れないように、肝に命じてスタートきりましょう。

 

淡いピンクの美しく舞う桜の花びらも一寸前は固く

閉ざした蕾(つぼみ)です。気温が高まり花を開きます。

 

彼らの蕾(つぼみ)を開くには受け入れる皆さんの温かさが必要です。

 

 

「プロになる!」

 プロになる!(2017年3月号)

 

知らないことは不安である。

 →だからそのままやり過ごす。

 

難しい事は面倒くさい。時間も手間も掛かる。

 →だからそのままやり過ごす。

 

慣れていることが楽である。

 →だから新しい事は自ら挑戦しない。

 

 

マーケット(市場)は凄いスピードで変化している。

 

マーケティングの4Pであるプロダクト(製品・商品・

サービス)もデマンズの領域での争いである。

 

プレイスメント(流通)は今までのスタイルを大きく変え、

WEBビジネスが台頭し、業界・業態関わらず売上げ

ランキング上位、認知度に於いても名を馳せている。

 

プライス(価格)は安かろう・悪かろうではなく、

安くても良いもの、値が張るものは顧客の満足度を

充分に高める希少価値を高めたものを提供している。

 

プロモーション(販促)も電波・紙からこれまたWEBと

特にユーチューブやバイン等の動画とSNSを活用した

OtoOとマーケティングを駆使したデジタル口コミが

顧客の心を引き寄せる。

 

3Cのカスタマー(お客)の志向・動向は目まぐるしく

変化している。

 

また、コンペティター(競争相手)のライバルも必死で

生き抜くために並々ならぬ努力を続けている。

 

最後のCであるカンパニー(自社)だけは生ぬるいお湯に

浸かってゆっくりしている。

 

大丈夫か?

プロになれ!!

 

 

自分たちの提供する商品・製品・サービスについて徹底的に学べ!!

 

競走相手の動向を探れ!

 

お客のニーズ→ウォンツ→デマンズを感じろ!

 

世の中の動き(政治・経済・為替に株価に災害等のニュース)

をキャッチする。現場(最前線でお客と対応する)の声を訊く。

競走相手や取引先の最新の製品やサービスの動き・新たな開発

の情報をキャッチする。

 

生産効率を上げるには?品質を上げるには?自分達が値付け

するには?

 ・・・常にどうやれば出来る。なぜそうなったのか?

 ・・・追求する。諦めない。

 

知らないことは恥ずかしくない。

 →そのままにすることが恥ずかしい。

 

問題は何処でも起きる。

 →問題をそのままにすることが一番の問題である。

 

 

学べ!!  

研鑽を重ねる。競争心を持て!

向上心を持て!

達成感と充実感を感じる仕事を行え!

 

そう、どんな仕事でもプロに徹すればお客もあなたも良い気分。

 

 

「頭の良い人」

 「頭の良い人」(2017年2月号)

 

早いものでもう一ヶ月も経ってしまった。

 

いや、まだまだ11ヶ月近くもあるよ。

 

「そうか!ひと月なんてあっという間だったなぁ。残りは

しっかりやらないといけない。」

 

と思う人もいれば、

 

「なんだ、まだ余裕だぞ!まぁ、ぼちぼちやろう。」

 

と思う人もいる。

 

もちろん自分の置かれている状況でも違ってくるだろう。

 

大事な事は過ぎ去ったひと月をどの様に過ごしたかを

自ら問うてみることだと思う。

 

その問いの答えをしっかり把握して、これからの動きに

変えなければならない。

 

 

135億年前に「ビッグバン」によって物質とエネルギー・

時間と空間が生まれ、四十五億年前に地球が誕生する。

35億年前に特定の分子が結合し有機体(生物)を形作った。

600万年前に最後の人とチンパジーの共通の祖先が現れ、

250万年前に、現世人類によく似た動物が姿を現した。

僕達の先祖、ホモ・サピエンスが文化を形成させたのが

今から七万年前である。その時に、「歴史」が始まる。

という書き出しから始まる河出書房新社の『「サピエンス全史」 

文明の構造と人類の幸福』の著者はイスラエルの人類学者

ユヴァル・ノア・ハラリ。

 

 

その翻訳者である柴田裕之(やすし)さんに、僕がパーソナリティを

務めるrkbラジオ「こだわりハーフタイム」の番組にゲストとして

出演していただいた。

 

インタビューに応える柴田さんのゆっくりとした静かな

落ち着いた声は、優しさに満ち溢れていた。

 

◯大野
「最初は細かい文字で上下巻2冊、本書タイトルも『サピエンス全史』と、
正直、うわぁ難しそうだなぁ、と思いましたが、巻頭ページから脳みそに
スムーズに文章がとろけるように注がれていくのに驚きました。
柴田さんが分かりやすく訳されたのですか?」

 

●柴田さん
「大野さん、僕じゃなくて著者のユヴァル・ノア・ハラリ自身が誰でもが
理解出来るように文章の表現も例えも含めて原書自身がそのように書かれ
ているのです。」

 

◯大野
「うわぁ!凄い。分かりやすいだけでなく、最初の数ページで最後まで読み
たい、早く読みたい!と、好奇心が揺さぶられました。」

 

●柴田さん
「そうですか?それは大変嬉しい事です。私も著者に会った時、彼の誰にでも
伝わる事が前提とした表現や例える話し方に圧倒されると同時に、非常に頭の
良い方だと思いました。」

 

・・・柴田さんの優しさ溢れる静かな声がスタジオにゆっくり流れていた。

 

世の中には難しい事をそのまま難しく話す人。

また、簡単な事も難しく話す人がいる。

本当に頭の良い人は難しい事を簡単に分かりやすく話す人だと僕は思っている。

 

伝わらなければ理解は出来ない。伝える能力が高い人・

伝える表現力が高い人。

僕はそんな頭の良い人になりたいと思っている。

 

皆さんに伝わったかなぁ?・・・まだまだ修行中。

残り11ヶ月、未来の歴史をしっかりと刻んで行こう!

 

 

是非、河出書房新社の「サピエンス全史」を手に取ってほしい。

 

訳者の柴田裕之さんの読む人に向けた日本語の使い方も含めて、

頭の良い方だと思えるはずだ。

 

 

「ピンチをチャンスに変えられる酉年到来」

 「ピンチをチャンスに変えられる酉年到来」(2017年1月号)

 

皆様、新年明けましておめでとうございます。酉年です。

 

酉年の特徴としてお客も運気も取り込めるということで、

商売繁盛のチャンスだとも言われていますが、

申酉騒ぐ」という格言があるように、株価も為替も政治も

国際情勢も変動が激しい年になりそうです。

 

さて、皆様は年末年始ゆっくり休めたでしょうか?

人の心は肉体とのバランスで変化します。日頃、お忙しい日々を

過ごされているタフな人ほど、自らの健康を過信するものです。

 

実は、私は昨年の31日から正月4日まで体調を崩し、

あまりの激痛に3日に大学病院の急患外来でCT・レントゲン・

血液検査を受けました。

 

その時は、ドクターからは「偽痛風」だろう?と診断され、

痛み止めの点滴を2時間受けて帰宅。

 

ほぼ正月4日間は、痛みに負けて身体を動かす度に呻き声を

上げる始末で家族からは大げさだ!と非難轟々でした。

 

もちろん、激痛のため集中力を失い、本を読むこともできず、

テレビを観てもツマラナイし、かなり精神的にダメージを

受けました。

 

情けない話、死ぬような病気でもないのに死ぬほど痛く

「うぅ!!あぁ!!」と呻いて騒いでいました。

 

結局、「痛風」でも「偽痛風」でもなく、ばい菌が入ったわけ

でもなく、炎症と痛みの原因は分からずです。

 

発症から3週間経った今でも時折起きる激痛と静かに潜む鈍痛が

左膝に違和感・不快感を残していますが、ピーク時期から比べると

痛みも腫れも徐々にですが快方に向かっています。

 

企業経営も、今起こった課題や問題は今対処しなければ

なりません。待ったなしです。

 

しかし、その時の処理が終わったからと言ってそのままにすると、

また同じ問題・課題が起きてしまいます。

 

今回の顛末であらためて思いました。我慢出来ない痛みは

抑えなければいけません。

 

その為の痛みを止める西洋医学的対処療法。

そして何処が問題なのかを探る検査。

 

結果、数値には出なくても、必ず「根=原因」はあります。

 

それを探る東洋医学での脈診で「根」を突き止め、鍼灸での

治療を行い改善に向かっています。

 

企業の問題も同じ様に悪くなって対処しても、

またしばらくすると必ず起きます。

 

人間の身体も健康維持には食事の改善と運動が必要です。

 

 

つまり体質の改善が必要です。

 

 

企業経営も緊急時は西洋医学的なその状況を抑える対処が必要です。

 

しかし、次回同じ事を繰り返さないためには「根」を探り

治療する東洋医学的手法、社員のミスを事前に察知する仕組み・

お客様の動向をリサーチする情報の取得等、追求とデーターを

積み重ねる動きが必要です。

 

ただし、根本的な改善には組織の体質を変えなければいけません。

 

体質改善です。

 

問題が起きることが問題ではなく、大きな問題は、

問題が隠されることや自分勝手に処理する事で大きな問題に

発展していくことです。

 

私が自分の身体を過信したことで痛みが起きた様に、企業も

過信せず真摯に何事にも向き合う事。

 

問題が起きた場合は、原因を突き止め、体質改善をすることで、

波乱万丈な酉年を商売繁盛のチャンスに変えられます。

 

皆様の健康と社業の業績アップを心より願っております。 

本年も宜しくお願いいたします。

 

 

「小さいからこそ知恵を出す」

「小さいからこそ知恵を出す」  (2016年12月号)

 

かつら業界の双璧はアートネイチャーとアデランスでした。

テレビ・新聞・雑誌とあらゆる媒体を使い洪水の様に広告

出稿を行っていました。

 

彼等の主力ターゲットは僕の様に薄毛が気になる成人でしたが、

数年前から医療(円形脱毛症・抗癌剤治療による脱毛)

マーケットやウィッグと言うファッションを意識させたシニア

女性の為のものに変わって来たように感じている。

 

そんな中、10月のネット上のヤフーニュースで

日本のおじさんたちが、「アデランス」をかぶらなくなったワケ 」

という記事が掲載された。

 

その元ネタは、

 

10月14日

「アデランスがMBOを実施すると発表した。投資ファンド

インテグラルが子会社を通じてTOBを行い株式取得、同社の

支援を受けながら経営再建を目指すということで、近く上場

廃止になるという。」

 

というものでした。

 

・・・おじさんたちはかつらを必要としなくなったのか?

 

発毛治療のAGA等の台頭や記事の中にもありますが、

「これまでの高価格帯のかつらを売るビジネスが崩れ始めた」

(日経産業新聞 2016年5月16日)

 

もちろん、個人差もありますが、アデランスなどの

大手メーカーで自分の頭にピッタリのかつらをフル

オーダーすると、40万~50万はゆうにかかると

いわれています。・・・

 

大手のかつらメーカーとの繋がり(購入契約)は、

次々にアップセル(高額商品・スペアへの誘導)や

クロスセル(他商品)への誘導が始まり、最終的に

100万円を超える出費となってしまう”魔のスパイ

ラル”に入って行くのです。

 

その記事の中に僕の知り合いのかつらメーカーの事が

取り上げられていました。

 

2000年に創業したかつらメーカーのWith(ウィズ)の

Webサイトをのぞくと、オーダーメイドの全頭かつらは

16万8000円、部分かつらは14万8000円。

修理・補修費用も2万5000円~5万円と料金表を公表している。

 

そうです。お客さんは気付きました。価格の差が

品質・サービスの差でないことを・・・

 

今までは、高いもの=「品質は良い」「サービスが良い」と

いうことが、単なる思い込み、大量の広告による洗脳だと

気付いたのです。・・・

 

ウィズは販売の殆どをネットで行っています。その為、

大手の様に大量の広告出稿は行っていません。

 

 

HPの充実・・・WEBマーケティングを強化することにお金を

使えば良いのです。

 

型取りや購入後の調整は契約の理・美容室がパートナー(代理店)

として行っているため、お客様の望む髪型やカラーに調整出来ます。

また、普段のカットやシャンプーなども応じる事ができます。

 

カンセリングに関しても、メールや電話で懇切丁寧にお客様の

背景を重んじて対応しています。

 

小さいからこそ大手に負けない努力を続けているのです。

 

経費を掛けずに、お客様がお求めやすく高品質な商品を

提供する。人間が出来るサービスは常にベストを目指して

日々努力を続ける。

 

小さいからこそ使える知恵を出し合って皆で未来を創造

しているのです。

 

決して大手を批判しているのではありません。

僕達の頭には大手は安心で良いものという認識があります。

 

小さくても大手に負けない良いものを創造している会社は

沢山あります。大きくなることよりも強くなる事が大切なの

です。

 

 

誰もが「安い」ものが好きです。

 

でも「安物」は嫌いです。

 

 

安物は100円でも期待を裏切れば100円でも高く

感じます。「安い」とは100万円でも期待以上の価値が

あれば安く感じるものです。

 

だからこそ他社に負けない良いもの(価値があるもの)を

創造するために強くなれば良いのです。

 

 

 

「活かす・生かす・イカス」

「活かす・生かす・イカス」  (2016年11月号)

 

ウチの会社にはイカした奴が多いよ。

 

まるでトレンディドラマに出来てきそうなイケメン男子

や顔の小さなファッションモデルみたいな美女が溢れて

いる会社かと思いきや、その会社には活き活きとやりがい

を持って働く社員で溢れている会社だったのです。

 

 

「生産性を高めろ!!」

 

「ビジネスアジリティを向上させよ!!」

 

「少数精鋭部隊で乗り切れ!!」等、

 

少人数・時間密度を高めて・スピード重視で仕事をする。

 

 

そうなれば、多くの人員を抱えなくても良いので、販売管理

費の人件費のトータルでの比率を下げることが出来、一人あ

たり人件費を増やす事が出来ます。

 

 

社員の平均給与が高ければ優秀な人材も入社してくることで

しょう。企業としては理想の姿かもしれません。

 

 

しかし、そんなに上手くはいきません。

 

 

能力の高い人間が集まったとしても2割は期待する姿には

なってくれません。

 

2:6:2(2:8)の法則に逆らえません。

 

上も下も飛び抜けた2割の人たちがいます。

 

この2:8の法則は自然の摂理と言っても過言ではありません。

 

交通量の8割は2割の道路に集中する。

 

売上の8割は2割の商品・お客・社員で構成されている。

 

蟻も蜂もだいたい良く働くのは2割で残りの8割は遊んでいるそうです。

 

それじゃ、

活き活きとやりがいを持って働く社員で溢れている会社

なんてありえないよね。

 

そんなことはありません。

 

同じ商品を売っているのに、同じ様な場所で売っているのに、

なぜ、儲かる会社と儲からない会社があるのか?

 

儲かる会社は全体のレベルが他の同業他社に比べて高いのです。

 

会社単独でみれば良く売るのが2割、平均的に売るのが6割、

少ないのが2割となります。

 

 

この法則は変わりませんが、他の会社と比べると一人あたりの

売上高が大きく違っているのです。それでは全体のレベルが

高い会社にするにはどうすれば良いのか? 

 

 

答えは簡単です。

 

社員が楽しんで働く環境の組織にすれば良いのです。

 

 

その為には、この2:6;2(2;8)の法則を無視することです。

 

1.社長は社員を信じる。→不信感が環境を悪化させます。

  信頼が信用を生み出します。

 

2.社員をランク付けしない。→社員同士の比較対象ではなく

  個人の成長を促す事が重要です。

 

3.社員規定や就業規則は性悪説で作成し、社員と向き合う姿勢は

  性善説で行う。→人は弱いもの、会社の中に犯罪者を生まない様な

  規則や規律の中に仕組みとシステムの構成で制度設計を行う事が

  肝心です。

 

4.適材適所→得て・不得手の特性を鑑み配属、なんでも出来る

  ジェネラルリストを創り出すことよりも一つ2つの事に秀でた

  プロフェショナルな人材の貢献度は高い。

 

5.教える・繰り返して教える・諦めず教える→暗黙知を形式知に

  変えて分かりやすく指導する。

 

6.パワハラ・セクハラ・虐めは絶対に許さない姿勢を貫く

  →企業体質として虐めは許さない覚悟が必要です。

   人を潰すのは人です。

 

7.認める→どんな人でも認められれば嬉しいものです。

 

8.褒める→褒められて嫌な人はいません。

 

9.ビジョン(目的)の明確化

  →自分達の未来が創造出来る事が一番です。

 

10.楽しむ・愉しむ→何事も愉しむ事が重要です。

   上手くいかない事も上手くいくためのヒントだと思い

   挑戦する姿勢が生まれます。

 

 

さぁ、11月も仕事も遊びも楽しもう!

 

この気持が大切なんだなぁ。