大野尚の沸騰コラム

個性は未来を創る

 

『 長期独裁政権の綻び 』  2020年8月号 

 

ロシアのプーチン大統領の更なる大統領任期が、

何と2036年まで伸びるそうです。

 

ロシアで憲法改正の是非を問う投票が7月1日に行われ、

即日開票され、賛成が8割以上に上り改憲が成立されます。

 

2024年に任期終了を迎えるプーチン大統領の

続投を可能にする内容です。

*過去の任期をリセットする条項となっている。

 

 

長期政権は必ず腐敗、堕落する。

 

なぜなら、あなたの周りには

お友達か、思想信条が同じ人か、イエスマンの3パターン」です。

 

組織の中では上ばかりを見るヒラメ議員や社員が増えてきます。

 

忖度は当たり前、正しい事も正しくない事もトップの発言で決まります。

 

「童話」の中の「裸の王様」です。

 

 

隣の国の習近平さんも

 

アメリカのトランプさんも

 

我々の国の政権も同様です。

 

 

企業も同じです。

 

長い事、トップでいると慢心となり、人事権の乱用や会社のお金も

 

個人のお金も関係なく公私混同となるケースが多く見られます。

 

 

自らを律する事は非常に難しい。

 

なぜなら、そうしたいからトップになる人が多くいるのは事実です。

 

 

人の指示に従いたくない。

 

思い通りにしたい。

 

頭を下げたくない。

 

・・・等々、ある意味、我儘だからそうなる為に頑張って頑張って

這いつくばって上り詰めて来たのです。

 

・・・「それが悪いか?」と言うと、法律を遵守し

顧客も取引先も社員も満足であれば問題ではないでしょう。

 

 

経営者は先ずは自分がどうしたいか?何をしたいか?

 

収入・後継者・未来のゴール・理念を含めて社員との折り合いをつける事が必要です。

 

 

周りがそれを理解したうえで、バランスが取れてるのであれば、

しかし、残念ながら長ーくは続かないモノです。

 

なぜなら、同じ環境が続かないからです。

 

独身で入社し、いずれ結婚、子供が生まれ、

幼稚園・小学校、中学校、、自宅の購入、高校、大学と

社員の家庭環境の変化に応じて経済的状況も変化します。

 

入社時の折り合いをつけた筈の気持ちも変わります。

 

ましてやコロナ禍では経営的な環境が大きく変わった筈です。

 

経営者が社員に取引先にお客様に寄り添わなければ彼らとの関係性のバランスは崩れます。

 

 

元来、寄り添う事が苦手な我が道を強引に突き進む人が

自ら起業し経営者となったわけです。

 

そうそう容易いことではありません。

 

だから、私は、老害となる前にイグジットする道を選択したいと思っています。

 

 

皆様の事ではありません。私の事です。

 

 

気になさらず。ガンガン突き進んで下さい。

 

コロナに負けるな!!

 

 

 

因みに長期政権・独裁国家の末路を調べてみると・・・

 

1、リビアのカダフィ大佐(42年間)

➡1969年にクーデターを起こして王政を打倒してリビア。アラブ共和国を建国。

税金0・電気代も教育・医療も無料と言う政策は国民の支持を受けていました。

しかし、目には目をと言う自らの政権を打倒する動きには弾圧を加えて市民を殺害してきました。

最後は、反体制派の民兵に拘束され自らの黄金の銃で頭を撃ち抜かれています。

 

 

2.サダム・フセイン(27年間)

イラク➡湾岸戦争後、反政府運動を起こしたシーア派やクルド人を合わせて

10万人を虐殺しています。最後は死刑判決を受け執行されています。

 

 

3.スロボダン・ミロシェヴィッチ(ユーゴスラビア)

➡「7つの国境・6つの共和国・5つの民族・4つの言語・3つの宗教

・2つの文字・一つの国家」と呼ばれる多民族国家を統治したカリスマ性のある

国家元首でしたが、最後は虐殺による「人道に対する罪」で起訴され、裁判中に

心臓発作でなくなっています。

 

 

他にも多くの長期政権・独裁者は数多くいます。

 

残念ながら、その末路は決して幸せなモノではない事が明らかです。

 

自ら歩んだ道の最後は自らが決めるべきです。

 

幸せとは、周りが不幸にならない事です。

 

 

個性は未来を創る

 

『 個性は未来を創る 』  2020年7月号

 

毎年、地元F大学のイベントで年に2回お会いする方がいます。

 

幾つもの会社を経営されている事業家のKさん

 

冬はサンクロースの衣装で、夏はド派手な洋服で、

 

普段から過ごされているとても個性的な方です。

 

 

その方が()Facebookで息子さんの事を記事にされていました。

 

全文を記載させていただきます。

 

 

「小4の息子の連絡帳に、先生からメッセージが!」

 

え!!なんかやらかしたのか?!と思いきや、、道徳の授業で、

 

「友達の良さ」を書く課題があり、多くの友達が、

 

「K君は個性的」

 

「K君を見ていると、どんな自分でもいいんだと感じる」

 

と書いてくれたそうです。

 

そこで担任の先生が感じたことを連絡帳に記してくれました。

 

「まさに今からの時代に必要なことをK君が身をもって教えてくれている」

 

「道徳をやっててよかったと感じました。」

 

有難いお言葉でございます。

 

どうやら息子は、良い先生と良い友達に恵まれたようです。

 

 

・・・

 

良いお父様で良い家庭ですね・・・

 

 

もう一つ、今話題と言えばヒューリック杯棋聖戦五番勝負が幕を開けました。

 

タイトルをかけ、渡辺明棋聖(棋王、王将とあわせ三冠)に挑むのは、

 

高校生棋士の藤井聡太七段です。

 

 

今回取り上げるのは、史上最年少でのタイトル挑戦という記録を達成した

 

天才棋士の藤井聡太七段ではなく、対戦相手の渡辺昭棋聖です。

 

彼の奥様は漫画家の伊那めぐみさんで、彼女が描く「将棋の渡辺くん」に

 

登場する渡辺明棋聖の日常が堪らなく個性的で面白いのです。

 

・・・その破天荒な日常を紹介させて頂きます。

 

 

犬のぬいぐるみが大好きで一緒に寝るほどですが、

 

でもアレルギーがあるので本物の犬は駄目、死ぬほど虫が嫌いなのに、

 

死んだネズミを掴むのは平気。

 

子供のサッカーの試合の審判を頼まれたので、サッカーの

 

試合を見に行き、対戦よりも審判の動きだけを観察する。

 

プロ棋士の想像力と記憶力は驚異的です。

 

将棋盤がなくても頭の中で将棋が行えます。

 

ほぼ全ての将棋の駒が、どこに配置されているか把握し、

また、過去の対局も記憶しています。

 

なのに、干支が12あることは知っているものの、

 

絵を描かせると5つしかなく、「たつ」が「孔雀」、

 

「み」が「にわとり」という衝撃的発言をするそうです。

 

未だに干支は覚えてないそうです。

 

 

ユニークですね。

 

のめり込めば審判の資格まで取ってしまう。

 

沢山の驚きのエピソードがありますが、タイトル通算獲得数は

 

歴代5位で、永世竜王・永世棋王の資格を保持する凄い棋士なのです。

 

 

今、必要なのは新たな時代に対応するイノベーションを創造することです。

 

 

そのイノベーションの源はダイバーシティだと僕は考えています。

 

多様性です。

 

多様性とは、年齢・性別・国籍・学歴・職歴・人種・民族・宗教・思考・ハンディキャップ等も

 

含めて個人の違いを、それら一人一人の個性を際立たせる全ての違いです。

 

 

その極めた個性の集団の集まりが大きなエネルギーを生み出し、

 

そこで起きる化学反応は個の個性から生まれる斬新な発想となり、

 

外部の状況の気づきから生まれる着想となり融合する事で

 

新たなイノベーションを創造します。

 

 

個性を消すな!!個性を活かせ!!

 

 

K君を育てるKさんも、先生も、渡辺明棋聖も個性ゆたかな人です。

 

個性を極めれば未来を豊かに想像出来ます。

 

人と同じ事が出来なくてもその人だけが生み出すものがあります。

 

直ぐには出来なくても長い時間、諦めずにコツコツ日々繰り返し行う事が出来る人もいます。

 

勝ち負けではなく、「光るモノ」を創り出す。個性のエネルギーは尊重しなければなりません。

 

 

「個性」と「個性」はぶつかり「違い」は誤解を生むことがあります。

 

ダイバーシティの世界を共生・調和するものは文化(カルチャー)です。

 

これからの未来は様々な生き方や働き方となり全てが同じにはならないと思います。

 

 

違いを認め、誤解を理解する為にもカルチャー(文化)が必要です。

 

その文化を形成する個性を育む教育こそ、僕たちが望む豊かな未来だと信じています。

 

 

 

緩ーい生活って何だろう?

 

『 緩ーい生活って何だろう? 』  2020年6月号

 

人生も62歳を超えると、好きな様に

生きてみたいと思う様になります。

 

他人からみると、好きな様に生きてるじゃないか

と指摘されそうですが、これでも目には見えない責任や

柵(しがらみ)はあるのです。

 

 

「ひろしです。」で始まる自虐ネタで

一世風靡した芸人「ひろし」さんの生き方

なんだか、緩~く楽~な感じしませんか?

 

彼は芸人としてのピーク時には何と、

最高月収4000万円を稼いでいたと言う事です。

 

最近は地上波のテレビで見る事は少なくなりましたが

BSでの海外旅番組での自由奔放なやり取り

知らない事も間違ったことも、敢えて隠さず

そのまま放送、視てて好感が持てるのは彼の

飾らないと言うか、つまらないプライドを

捨てたというか?

 

僕にはとても「素敵」に見えます。

 

 

また、ユーチューブでの「ソロキャンプ」、最初は

自分用に撮影していた一人キャンプ・・・

何の演出もない地味な動画が、今では登録者数20万人を超え

何本もCMが入る人気ユーチューバーになっています。

 

 

・・・彼の本「働き方1.9」を覘くと、

 

小さい頃は虐められ、無理して学校に行っていた

若いころは芸人になる事に憬れ、大ブームなった「ひろしです。」で

一発当てて、その後沈没、自ら大手プロダクションを辞め、一時期には

自殺寸前に追い込まれた彼が新しい自分の生き方に辿り着いた

 

とあります。

 

 

際立った才能がなくても、人脈がなくても、

ただ好きなことだけして生きていく。

 

生き方・・・

 

同様に、韓国では『あやうく一生懸命生きるところだった』

というエッセイが25万部の大ヒット。

 

日本でも5万部に近い売れ行きとなっています。

 

 

エッセイには、

 

「努力は、必ず報われるわけじゃない」

 

「これ以上、負けたくないから、一生懸命をやめよう」

 

とあります。

 

 

 

私たち日本人は、頑張り過ぎではないか? 

 

新型コロナ感染拡大のきっかけも、真面目さが招いたと思えませんか?

・・・多少の具合の悪さも熱があっても我慢して仕事に行かねばと

無理して行った事。

 

行きたくないゴルフや飲み会の接待も、上司や顧客への忖度が

招いたことが原因かもしれません。

 

元検事長の黒川さんも本当は検事総長になんかなりたくなかった。

 

 

八方美人で築いた人脈の広さが、おまけに「NO!」と

言えない人の良さが、優しさが、仇となったのではないか?

 

・・・本当は定年後、庭いじりでもしてゆっくり過ごしたかった?

 

・・・でも、それ以上に麻雀が好きだった。

 

どちらかは分かりません。

 

 

上を目指すと言う事は、権力を手に入れると言う事は、

何れにしても自分の意思を外れる事になります。

 

新型コロナによるパンデミックにより、生活様式が

変わっていきます。

 

 

毎日会社に通わなくてもテレワークで”ON-LINE”で

通勤も減らせるし出張も減らせます。

 

空気の良い田舎でのんびり過ごせるんじゃないか?

 

満員電車も嫌な上司の顔も見なくて良いし、考えて

見ると日々の通勤時間でどれだけ時間損しているか?

 

家賃やローンを考えると都心に住むことでの経済的損失は多大だよね。  

都会だろうが田舎だろうが好きなところに住めばよい。

 

どこにいても出来るWEBで仕事が出来れば、

ゆるーく良いじゃない? 素敵じゃない。

 

 

「プライド」が大きな障害となって私たちの素敵な人生を

邪魔しているのではないか?

 

ライオンの群れの事を「プライド」と言うそうです。

その群れから離れてみても良い時代()(とき)になったのです。

 

 

誰にも可能性はある。

 

その可能性から遠く離れて暮らすよりは嫌なものから

離れていいんじゃない?

 

疲れすぎてストレスで、死ぬことないよ。

 

頑張り過ぎる事ないよ。

 

 

離れて逃げて逃げる事に疲れたら、飽きたら、目の

前の事に向き合ってみたら良い、その目の前の事を

本当に好きになってみたら良い。

 

誰もが好きな事やれることになるはずです。

 

 

「ひさしです。」・・・

 

62年の人生で一番働いたのは20歳の頃、19歳の時に

行ったヨーロッパへのバックパッカー旅行時に知り合った

イタリア人の女の子を追いかけてイタリアに留学する為に

お金が必要だったから。

 

目の前に夢見る楽しい事があると辛さも苦しさも

忘れてしまう。それは好きな事に変わります。

 

 

多分、芸人「ひろし」さんも、

気ままに自由に楽しく生きる「所さん」も、

私たちが知らない見えないところで

努力して頑張って生きて来た。

 

私たちからみると「頑張った」姿は見えなかったけど、

きっと好きな事に、今に通じていたと思います。

・・・緩ーい生活って何だろう?

 

 

 

観光産業のこれから

 

『 観光産業のこれから 』  2020年5月号 大野 尚

 

ダーウィンの

「強いものが生き残るのではなく、変化対応出来るものが生き残る。」

という名言、そもそもダーウィンは言ってはいない。

 

 

その辺のところは置いておいて、実際にガラパゴス島に行ってみて

海で泳ぐイグアナを見た時は、確かに陸地に食べるものがなくなれば

海に潜って海藻を食べるようになったからこそ、生き残っている

という事を肌身で感じました。

 

 

新型コロナウィルス感染拡大によって、一番大きなダメージを

受けているのが観光産業です。

 

 

航空・鉄道・バス・タクシーやハイヤー等の運輸事業、ホテル・旅館等の

宿泊事業・その手配を行う旅行事業、飲食関係・お土産屋さんを含めて、

それらに関連して紐づけされる多くの会社やお店が危機に瀕しています。

 

 

海外専門の旅行会社やインバンド専門のホテルは、

前年同月比売上が”ゼロ”と言うところも数多くあります。

 

 

日本の観光産業の消費額は26.1兆円規模

そのうちインバンドは4.5兆円

海外旅行は1.1兆円あったわけです。

 

 

人を閉じ込めてしまう感染症は多くの観光産業の消費を奪ってしまいました。

 

 

緩和と自粛を繰り返しながら、何とかワクチンや治療薬が出来るまで、

持続できる会社がどれだけあるか?・・・そう多くはない筈です。

 

 

先ほどの観光産業の消費額は26.1兆円ですが、これは直接効果です。

 

 

波及効果を含めるとGDP総額の10%となります。

雇用も全体の10分の1となります。

 

 

2018年度のGDP総額は536兆円、その10%と

換算すると直接・関節波及効果も含めて約54兆円規模の

大半が失われてしまいます。

 

 

この波及効果には税金も含まれます。

当然、直接関わる経費だけではく、お洒落して出かける為の

アパレル消費やお土産代、現地での食事や美術館や様々な

施設への入場料も含まれます。

 

 

いつ終息するかは、誰にも分かりません。

 

 

だからこそウィズコロナで出来る事を探すしかありません。

現状をみても、ある程度自粛すれば、規制が緩和されます。

海外は難しいとしても観光産業の国内消費は20兆円規模あるわけです。

 

 

鎖国時代の江戸時代でも多くの宿場町が栄えていました。

 

 

規制緩和に於いて、先ずは地域が緩和されるとなると、

地元の人々をお客様にすれば良いのです。

 

 

タダでさえ、コロナ疲れや鬱で疲弊している方々が多くいる

のであれば、リラックスしてゆっくり楽しんで貰う。

 

 

勿論、安心・安全対策を行いながらです。

 

 

家庭では味わえない非日常の世界を創り出せば良いのです。

お洒落して美味しいものを食べて大浴場に二人切りでゆったり浸かる。

 

 

特別な空間と時間を創り出せば良いのです。

 

 

海外に行けないなら、最新の映像技術を駆使してバーチャルな

海外旅行体験を格安で提供する。

それが切っ掛けとなって終息後に繋がる筈です。

 

 

また、抗体検査を行い「抗体パスポート」を発行して

抗体がある人は海外への渡航を速やかに解禁する事も必要です。

 

 

当然、企業側も未来を創るビジネスコンテンツを考えて

行かなければなりません。

 

 

今までの様に、人気が高い国・地域のディスティネーション(目的地)を

他社と同じ様に企画して価格だけで競争するようなツアー商品では

これからは勝負出来ません。

 

 

どこも、考えないような顧客満足度が高い商品企画が必要です。

 

 

真似ではなく、「こと」体験で記録でなく、

記憶に残る価値ある旅の提案力が問われます。

 

 

また、ビジネスカテゴリーをインバンドだけ、国内だけ、

海外だけとかではなく、シェアを分散する事でリスクを

軽減しなければなりません。

 

 

また、今までの様に多くの人材と多くの店舗を使っての販売ではコストが上がります。

 

 

人海戦術ではなく、また一方通行的なOTA(オンライントラベルエージェント)と

言う事を更に踏み込んで双方向からマルチな360度拡げる多方面双方向的な

形に進めて行く事も必要です。

 

 

どの産業も、今回の事で過去の成功事例を含めて見直す時期に来てるのです。

 

 

陸地に食べ物がなくなったから飢え死にするのを待つのか?

 

 

海に出て潜ってみれば、そこに海藻という食料を見つけて

生きていく事が可能になるのか?

 

 

これからが私たちにとっての新たな見極めの時代です。

 

 

 

やるべき事!!

 

「やるべき事!!」  2020年4月号

 

新型コロナウィルスの世界的感染拡大により

人々は「感染するかもしれない」と言う恐怖と

自分に降りかかるかもしれぬ経済的なダメージへの恐怖と

いつ終息するか分からないと言う暗澹たる不安が

頭の上や目の前を雑草の如く蔓延り

閉塞感と共に心を固く閉ざしています。

 

私たちは、今、視えない敵と戦っているのです。

 

その中で出来る事、素早く対応しなければならない事は、感染を拡大させないことです。

 

 

医療の技術や制度自身が整っていない国ほど、

危機感を募らせ、”早め・早め”に対処・対応しています。

 

先ず、空・海・陸の国境閉鎖や都市部を含めて地域封鎖を行い、外出は禁止。

 

生活に必要な外出(食料の買出しや病院への受診等)も

日時制限を設けています。

 

ライフラインや病院・薬局・スーパー・銀行等を除く企業は

在宅勤務を命じ、それ以外のお店は休業をすることを命じています。

 

違反すれば罰金の他、拘留されてしまいます。

 

街の中は警官だけではなく、軍隊も出動し違反者の取り締まり

だけではなく治安維持も行っています。

 

なぜか?

 

感染を拡大させない為です。

 

 

日本は危機感がないのか?

 

不思議です。

 

政治家は政治的判断として、緊急事態宣言は、今はギリギリで

その時ではないと先延ばしてきました。

 

政治的判断とは何を優先しているのか?

 

国民の命より優先すべきことがあるのか?

 

三週間・いや、一か月、最低限の経済活動が滞ったとしても、

だらだらと先延ばしにすることにより、いつ終息するか分からない

状況を続けていくよりは、視えないものが視えて来るはずです。

 

その事の答えを、南米のペルーのリマで空港閉鎖前に出国できずに

留まっている息子(次男)が現地の状況を『note』でリポートしてくれました。

長くなりますが、拝読して頂ければ、今、遣るべきことが視えて来るはずです。

⇒ https://note.com/samuraicuisinier

 

 

上を向いて歩こう   (大野 尚斗)

https://note.com/samuraicuisinier/n/n33a4b5d319a0(noteのオリジナル記事)

 

日本でもニュースに取り上げられたペルーで足止めをくらっている

日本人250名というのは、卒業旅行やツアーとか観光で訪れた人たち。 

 

僕のような未確認物体は含まれていません 

 

そもそも、僕は3度目の世界一周修行の旅で初めての南米ペルーにある

Worlds 50 best restaurant(世界レストランランキング) 4位

レストラン Central(セントラル)に修業に来ています。 

 

旅を始める少し前から日本のテレビ局の方にドキュメンタリーを

撮っていただき、クルーがペルーに到着し、初日の撮影を終え、

翌日から撮影のメインであるレストラン セントラルで密着取材が

始まろうという時にことは起きた。 

 

3月16日に月末まで突然というくらい

唐突にペルー政府は、国境閉鎖を発表した。

 

日本(世界中)への航空券は即完売になり、見つけても値段は

成田まで片道最低60万円・80万円なんてのもあった、

もちろんエコノミークラス。

 

 

撮影を断念し、クルーは運よく日本へ帰ることができた。 

 

僕は、その後のチャーター便(もちろん自費)も申請せず

ペルーに残ることにした。

それは、空港の混雑に巻き込まれ、そこで感染する恐れを感じ、

日本(成田)へ帰るチャーター便はリマ-メキシコシティorマイアミ-成田と

なるわけだが、メキシコシティやマイアミからの便は各自各々で

手配しなければならない。

 

そこで確保できなければ、空港で待機と最悪な状況に陥ってしまう。 

 

国境閉鎖の日からレストランはコロナ終息まで閉店することにした。

 

この時はあくまで自粛段階だが、ペルー中のレストランは一斉にクローズした。

テイクアウトもできない。

何より感染を止めるのが第一と理解していたからだ。 

 

 

現在、4月3日金曜日、国境閉鎖されてからもうすぐで一ヶ月。

 

当初、3月末までと発表された国境閉鎖も長期化され、

現在は4月12日までと発表されているが伸びるだろう。

 

国境閉鎖された後、まず外出制限がかかった。

要するに話題のロックダウン

 

外出は午前五時から午後8時までで、必要な買い出しや緊急を

要する自体以外は認められない。

 

それ以外の時間帯はマシンガンを持った軍隊が

街を見張っており、外出即逮捕+罰金。

 

初日にフットサルをやっていた人たち数人がまず逮捕され、

今では約2万人が留置所に入れられている(ホームレスなども含まれているだろう)。

 

基本的に営業可能な店舗は、

スーパー・個人商店・ペットショップ・薬局・警察署・消防署・銀行が主だ。

 

営業時間も午前8時から午後3時まで。個人商店は午後4時まで

 

 

外出移動制限もあり、自らが住んでいる区域の近所の売店やスーパー以外には行けない。

 

外出時にもマスクは強制着用。

 

交通機関も稼働しているが、スーパーなどで働く人の為のみである。

 

スーパーへ入店するにはマスクが強制着用とされており、

入店時には係員にアルコールで強制消毒。

 

一度に入店できる人数ももちろん制限されておりスーパーを一周ぐるっと

毎回並ぶこととなるが、店内ではスムーズに動くことができる。 

 

もちろん市外へ出るなど許可されていない、車などでの移動は

ヨーロッパ同様許可証が必要で厳しくチェックされている。

 

ペルー政府は、自国の医療の貧弱さを理解しているのもあり、

早急な対応のおかげで現在4月3日時点で感染者は1414名、

重傷者は51名に抑えられている。 

 

昨日4月2日、さらに外出制限が厳しく制限された。

外出は午前5時から午後6時までと2時間短縮された。

 

必要な買い出しも男性は月・水・金:女性は火・木・土の3日間の入れ替わり制。

日曜日は全住民外出禁止になった。

 

肝心の物資だが、ペルー人は元々質素な生活で、食事も一日に

一回という生活基盤もあり買い溜めはあっても買い占めという

恥ずかしい状況は見られない。

 

スーパーでもたまに野菜が少ない日はあっても、不自由なく食材も購入できる。 

 

街は一日二回、市の職員によって清掃されており常にきれいな状態が続いている。

本当に感謝しかない。

 

・・・途中文、割愛

 

これは戦争である

全世界が共通する見えない敵との戦争だ。 

 

・・・途中文、割愛

 

最低三週間、一ヶ月ロックダウンすることで間違いなく落ち着く。。

 

他人を生かすこと。

 

今まで、何度もの疫病・金融危機・天災も乗り切ってきたんだ

 

厳しい状況にパニックになったり、心を貧しくならないように。 

 

先日、スーパーの閉店時間を知らず、やむなく個人商店(キャッシュオンリー)で

水を買おうとしたところ忘れていてカードしか持っていない僕は、諦めて

帰ろうとしていたところ、後ろに並んでいたペルー人のおばちゃんが

僕の分も一緒に買ってくれた。

 

こういう全員が共通してつらい時期に、他人を思いやる心の余裕と豊かさが何よりもあったかかった。 

 

ペルーは水道の水が飲めない。

 

水が豊かな日本はそれだけでもありがたいと心底感謝する。

 

人間の外出制限がかかってから、外では小鳥たちや小動物たちが楽しそうに道を闊歩している。

皮肉にも自然の摂理を感じた… 

 

おいしいご飯を食べれば自然と笑顔になる。

 

今日もおいしいご飯をつくって、上を向いていこう 

 

ペルー(リマ)在住の息子のnoteより

尚、文章は一部割愛しています。

 

「届かない声を訊け」とは

 

「届かない声を訊け」とは  2020年3月号

 

上場審査の過程に於いても「内部通報制度」は特に重要な確認事項となっています。

 

会社規定や運営マニュアルに於いて、何か問題が起きたら、

内部的には直属上司、総務の責任者や管理本部長、

外部では弁護士等への内部通報制度は整えられてはいますが、

その制度自身の精神的なハードルが高すぎて声を上げられない状況に

あるのではないでしょうか?

 

又は、会社内部での不祥事や不正・様々なハラスメントが知らないうちに

組織内部での忖度や保身や会社を守らなければならないと言う間違った責任感。

 

報復人事の恐怖。

 

更に受け継いできた隠蔽体質によって揉み消されている可能性は否定できません。

 

 

コーポレートガバナンス・コンプライアンスの順守は如何に組織に於いて、

届かない声・聞こえない声・消されてしまった声を丁寧に拾い集めて

焙り出していくかがとても重要です。

 

 

会社の不祥事・不正を或いは故意的でもなく重大なミスをそのまま

見過ごす事は出来ないと言う正義感を挫けずに通報出来る組織がどの位あるのでしょう?

 

 

国会での官僚や閣僚の答弁を聞いていると、夫々の発言に「嘘」がある事を

誰もが見抜いているのに「嘘」を吐き続けている。

 

国民を率いる方々が率先して「嘘」を吐き続けている。

 

政党という組織・政府機関の官僚達の夫々の各省・各庁の

お役人・職員たちは、その「嘘」の元になる事を早々に

分かっていた筈です。

 

 

なぜ、誰も声を上げなかったのか?

 

それともその声は消されてしまったのか?

 

・・・この闇を誰かが明らかにすることを、私たち国民は祈っています。

 

 

先日、2019年度の全上場企業「不適切な会計・経理の開示企業」調査が

東京商工リサーチから記事としてアップされていましたが、

過去最多の70社を超えたそうです。

 

 

不適切な会計には、高度化する会計基準に現場での会計知識が

追い付かないなどの能力不足・認識違い・単純なミスもありますが、

会社として売上拡大を急ぐあまりのプレッシャーによる明らかな

不正も行われていました。

 

内容としては、「架空売上の計上」「水増し発注」「粉飾」です。

 

更に、製造業に多くあるのは、製造・販売管理での体制不備に起因するもの、

中には検査基準の誤魔化し、資格を有しない検査員による偽装検査等

 

サービス業に於いては元役員や社員が行った不明瞭な外部取引を

通じてのキックバックを行い着服した横領などです。

 

・・・同じ部署にいる人間が分からないわけはない。

 

 

なぜ、声が上がらないのか?

 

・・・権力を持った者達からの圧力なのか?

 

・・・それとも、その声自身を消されてしまったのか?

 

 

組織の成長はその組織で働く人々の成長の結集です。

 

善も悪も混沌としたカオスの様な組織には正義はあり得えません。

 

そんな組織の金儲けは一時的に出来ても未来への成長は持続しないと思います。。

 

 

学校も家庭も同じです。

 

何かが起こる前に、「声なき声を拾え!」誰かを助けるのではありません。。

 

皆が最終的に救われるのです。

 

 

声なき声を拾え!

 

素早く正しく対応する事こそが組織の未来を創造するはずだと信じています。

 

 

 

「普遍的経営」とは

 

『「普遍的経営」とは 』  2020年2月

 

先ずは「普遍的」とは、広くいきわたる事、全てのものに共通しているさま。

 

僕の解釈では、経営に於ける間違いない道理。

永遠に変わる事のない道理だと思っています。

 

 

近未来の世の中は車が空を飛び、工場は無人化され、

AIで管理され工程を淡々と作業するのはロボットの

時代になろうとも、ビジネスに「ヒト」が介在する限りは、

営業と言う取引は、

・以心伝心(文字や言葉を使わなくても、お互いの心と心で通じ合うこと。)

・情意投合(お互いの気持ちがぴったりと合うこと)

人間関係という情実(私情)が絡むこともあります。

 

 

ECビジネスに代表されるネット通販も、如何に自社の製品や

商品、サービスの知名度・認知度を上げてユニークユーザー

(特定のWEBサイトもしくはWEBページに訪れた人)を

増やしていく事が必要です。

 

 

WEB上での効果的な広告の出稿、テクニカルなSEO対策と

お金を掛ければ、ある程度はページ上位に上がって来ます。

 

しかし、もっともお金がかからずに誰でも出来る事は、

日々のHPの記事の更新やブログのアップです。

 

サイト上の記事が5000ページを超えた段階から圧倒的な

アクセス数の伸びとユニークユーザの数が増えて行きます。

 

同じ様に、リアルビジネスに於いての営業も、

お客様とのコミュニケーションは必要です。

 

しかし、誤解しないで欲しいのは、ブログ上でも稚拙な記事や

内容のない意味をなさないHP上の頻繁な更新は逆効果となります。

 

リアル営業でも、訪問回数・件数・面着時間を増やしていくだけでは嫌われるだけです。

 

 

ブログの記事は、読みやすい。面白い。為になる。

 

営業は、何が必要なのか?何が駄目なのか?と言う「答え」を貰う人間関係の構築が必要です。

 

 

その為には、お客様と仲良くなる。必要と思われることが必須です。

 

 

お客様の邪魔にならない事は当然ですが、相談される関係性の構築が最も重要です。

 

 

「私と付き合えば、お客様の特になる」

「お客様のビジネスが成長する」

「お客様のビジネスを成功に導く」

 

というカスタマーサクセスです。

 

 

それは、自社製品や商品、サービス、技術の向上。

スピードを持った真摯な対応。約束を守ると言う当たり前の実行です。

 

 

社員との関係性に於いても、ガラス張りの経営は主体に於くべきです。

理念の浸透は情報の共有と円滑なコミュニケーションが必要です。

最も重要な事は話を最後まで訊くと言う。傾聴力です。

 

 

普遍的な経営とは、誰でも出来る事で誰も出来ない事を継続すると言う事です。

 

誰もが出来る一度のお客様への感謝の電話、スタッフへの気遣いの言葉、

自ら取材しリサーチした記事のブログへのアップ。

 

 

一度や二度は簡単です。

 

 

大事な事は、続けると言う、その事自信を日常にすることです。

 

 

そうです、普遍的経営とは「継続」です。

 

 

月に一度の、メルマガ、遅くなることあっても2013年から始めて約7年間毎月継続してきました。

 

皆さまのお陰です。「有難うございます。」

 

最後に普遍的経営にもう一つ付け加えます。「感謝」です。

 

 

「やる気」

 

「やる気」 2021年1月号

 

人間誰しも元気な時と沈んだ時があるものです。

 

僕もそうです。

 

メッチャ元気が良い時があると思えば、その逆もあります。

 

予測出来れば対処可能ですが定期的ではなく突然、不調になる時もあります。

 

しかし、誰もが仕事中はどんなに気分が沈んでいても、その事を忘れて取り組んでいるはずです。

 

 

 

仕事に関しては、気分の不調を理由にパフォーマンスを落とすわけにはいきません。

 

人が行う仕事に関しての貢献度は、

 

1.ゴールを正しく捉え、その方法が適切であること。

  ⇒ 方向性 = 目標や目的に対してどの様にして成し遂げるかの明確性が必要です。

 

2.一度で諦めない。遣りきる継続的努力が必要です。

  ⇒ 持続性 = ゴールを追究し実現に向けた行動の期間を言います。

 

3.決して途中で諦める事のない自己に適切なスケジューリングを含めた調整能力が必要です。

  ⇒ 強度 = ゴールを目指して突き進むための意識や努力の高さが必要です。

 

 

この3つの「方向性」「持続性」「強度」が上手く重なり合うとゴールの達成が可能となります。

 

更に、ここに必要となるのが、『能力』です。

 

スキルが劣ると成果達成も難しく、完成度も低くなります。

 

能力を高めるための努力の継続が一番難しいのです。

 

なぜなら、

 

【 成果 = 能力 x やる気(モチベーション)】だからです。

 

 

 

テレビを観ていたら、・・・確か、所さんの番組だったと思います。

 

数人の子供たちを取材している時に、

 

仲間の子が「この子は引き算が苦手なんだ。」

 

と言われた男の子に、簡単な問題を出しても答えられないのに、

「軍艦が好きなんだ。」と分かって、今度は、数字の最後に(せき)

を付けると、より難解な問題でも直ぐに答えを出してしまう。

 

・・・好きな事に関しては脳の理解力が高まるんだと感心しました。

 

 

普段、出来ないと思っている事でも、誰もが好きな事に関しては、

脳の意外な働きにより能力ややる気が高まる筈です。

 

 

企業・組織は社員やスタッフのやる気や能力を高める、

落とさない努力をしているのだろうか?

 

仕事を嫌いにさせてはいないだろうか?

 

「ミッション」だけでは、なかなか努力は継続しません。

 

「やる気」の継続=「情熱」がなければ、「スキル」を身に

付ける為のエネルギーが失われてしまいます。

 

誰もが、自分の好きな仕事に就くことが出来るわけではないのだから、

今の仕事を好きになる環境=カルチャーへと変化させる事が必要です。

 

 

今一度、仕事に取り組む姿勢を含めて、

企業も個人も目の前の仕事を好き!好き!と思って取り組むことです。

 

 

 

「人間重視の経営哲学」

 

「人間重視の経営哲学」 12月号

 

大企業に入れば安泰か?・・・

 

令和に入り、大手企業のリストラの報道が続いています。

 

旧三井造船の三井E&Sは1000人の人員削減・配置転換。

 

業績好調のキリンホールディングスも希望退職や早期退職募集

を実施しています。

 

朝日新聞も45歳以上の早期退職を行うとの報道がありました。

 

退職金の上限も6000万円と大判振る舞いをおこなう上での

募集開始です。

 

 

今年に入ってリストラによる退職者数が6年ぶりに

1万人を超えたそうです。

 

少子高齢化・人不足と言われる時代に於いての話です。

 

 

企業の利益の内部留保は年々膨らんでいます。

 平成30年度で463兆円を超えています。

 

 

無駄なお金を使うの上手くともお金を活かす事が

疎かになっているのではないでしょうか?

 

 

経済合理性だけが問われ、成果主義・実力主義が

唱えられている昨今、働く人の未来はあるのか?

 

今のままで社員の士気は上がるのか?

 

甚だ疑問です。

 

 

私は、終身雇用や年功序列の日本式制度に関して

肯定も否定もしているわけではありません。

 

確かに、役職と年収と気位だけが高く、何もしない

管理職は重石になりますが、その様な組織体制に

しているのは会社の責任ではないでしょうか?

 

人を使いきるのは上手くとも、活かす事が

できていないのではないでしょうか?

 

認めてあげて、その人の能力に見合ったセクションと

ポジションを考えての適材適所に配置する。

 

人のパフォーマンスを向上させなければ、会社の未来はありません。

 

 

そもそも社員のモチベーションを高める様な評価や給与制度。

 

個人に寄り添った働き方の提案。

 

また、能力の向上の為に社員への研修も含めた

教育制度は整っているのでしょうか? ・・・

 

 

先月末に訪れたイタリアの企業村と呼ばれる

「ソロメオ村」についてお話しましょう。

 

ここは世界的なカシミヤ・ニットブランドの

『ブルネロ・クチネリ』の本社が置かれています。

 

ここ、ソロメオ村は日本(イタリア)でいうなら、

京都(フィレンツェ)・奈良(ペルージャ)から

1時間位離れた里山の小さな村です。

 

兎に角、何もないところ、ウンブリア州・トスカナ―州に

共通するなだらかな丘陵牧草地に牛や羊が放牧され、

その周辺に葡萄畑、オリーブ畑が点在します。

 

誠に長閑なところ・・・

 

当然、車がないと行けない場所です。・・・

 

 

なぜ、こんな場所に創業者のブルネロ・クチネリ氏は

会社の本社、工場、直営ショップを構えたのか?

 

不思議です。

 

 

イタリアの有名アパレルメーカーのブランドの本社は

ローマやミラノ・フィレンツエと大都市に構えています。

 

実際に出向いてショップスタッフと本社の傍の

BARの女将さんにお話を伺いました。

 

また、クチネリが唱える哲学に関しては、

(※2017年のファッションビジネス専門紙

「繊研新聞」公式サイトから引用させて頂いています。)

 

ブルネロ・クチネリ氏の哲学が基本と

なっている事が分かりました。

 

その哲学とはクチネリ氏にとって

何よりも大切な存在が、「職人」

 

ブランドのクオリティーを左右する重要な

存在と確信を持っています。

 

単なる工員ではなく「アーティストである」との

考え方から、尊敬の意を込めて、アートの意味を

含む「アルティジャーニ」(職人)と呼んでいます。

 

更に職人の給料は、一般職よりも2割以上高くしています。

 

技術を研鑽し手仕事をする上で、自らの給料に

自信をもてば元気で働けます。

 

経営陣や管理職だけが桁違いの収入を得て職人や社員の給料が

低い企業は、生産性もクオリティーも下がりお客様からの信頼も

信用も高くはありません。

 

そこで働く人々が愚痴や不満を吐き出しながら態度や雰囲気の

悪い環境の場に、お客として訪れたくなるでしょうか?

 

 

「儲けを抑えてでも、仕事に見合った給料を支払うことで、

クオリティーは維持され、結果的に成長につながる」

 

「これは、ビジネスにおいて正しい考え方なのです」

 

とクチネリ氏は断言しています。

 

その証拠にブルネロ・クチネリのブランドは決して

安売りをしなくとも、増収を続けています。

 

 

現在、日本に於いて年間15億着のブランドの洋服が販売されています。

 

そのうち、約7億着が実際に販売され、少しはアウトレットに

回されますが、ブランドイメージを低下させない為に、

殆どが廃棄処分となります。

 

・・・こんな悲しい現実が日本のアパレル業界です。

 

 

クチネリ氏は2010年に、職人学校も村に設立しました。

職人技の技術の育成だけではなく、英語や建築、哲学なども

学べるそうです。

 

「社会において職人技術の崇高さを復活させ、専門的な

仕事に相応しい収入を得られるようになること」

を目的にしています。

 

売れ残る服を大量に造り、半分が破棄される。

 

お金を残す為に人を残さず。

 

本末転倒です。

 

働く人々が幸せにならなければ、消費も高まらず市場経済も低迷します。

 

世界的にみて、モノが安すぎる日本は、本来の「価値」を

見失っているのではないか?・・・

 

 

2019年もあと、僅かで終わりです。

 

働く「ヒト」の価値の向上。

 

彼らが生産する・彼らが販売する「モノ」の「価値」を

来年はどれだけ高められるのか!

 

元気出せ!!「日本」

 

引き続き私たちは挑戦していきます。

 

本年も有難うございました。来年も引き続き宜しくお願い致します。

 

 

「突破力こそビジネスチャンスを生み出す」

「突破力こそビジネスチャンスを生み出す」 11月号

 

京都に面白いパン屋さんがある事を、僕が講義を受け持つ

事業構想大学院の院生から聴いて非常に関心を持ったので、

今月のメルマガでご紹介をします。

 

 

今年の9月15日にTBS系列「がっちりマンデー」の番組に

おいて「最新!京都ビジネス」の中で紹介されたものです。

 

 

京都にある激うまパンが集まる

パンのセレクトショップ「京都プルミエベーカリー」は、

 

パン屋なのに、

 

オーブンがない!

 

パン職人がいない!

 

それなのに美味しいパンが並んでいる。

 

 

自らパン屋さんを行う場合は、

当然、パン作りの為の職人が必要です。

大きなオーブンも冷蔵庫も必要です。

 

販売するスペースよりもキッチンという作業場の

スペースが大きな面積を必要とします。

 

どこにも負けない美味しいパンを作るためには、

自らの才能と感性だけではなく厳しい修行にも

耐えなければなりません。

 

更に長い間、お客様に支持をされるためにはライバルに

負けない為に独自性や個性も必要です。

 

その為には日々、切磋琢磨の努力を重ねていかなければなりません。

 

 

しかし、この「京都プルミエベーカリー」はパンを作らないパン屋さんです。

 

場所は京都の中心部の河原町の流通店舗「マルイ」の7Fにあります。

 

連日多くのお客様が来店されます。

 

 

その理由は?

 

毎日2回、集配担当業者が京都の人気店10店から

焼きたてのパンを仕入れて、同額で販売されています。

 

『なぜ、人気店のパン屋さんが卸してくれるのか』

 

とても不思議でした。

 

彼らは長い期間修行して、多額の初期投資を掛けて

オーブンや設備を整えて、日々努力を重ねて創り出した

パンを卸すのか?

 

・・・その疑問が頭から離れませんでした。

 

 

テレビの中では、お客様も卸す人気店も販売する

プルミエベーカリーもWIN-WINの関係だから可能になったと。

 

地元のパン屋さんには周辺にお住いの地元客がメインターゲットです。

お客様の年齢も高くなります。

 

また、お店のキャパシティも限られているので多く作る事も出来ません。

 

人気店にとっては、プラスで販売出来る。(売上が上がる)

 

また、街の中心地にあるマルイには多くの若いお客様が来るので、

新たなマーケットを開拓できる。

 

更に店の知名度が上がる。

 

お客様にとっては点在する人気店に交通費を使ってわざわざ

出向かなくても、纏めて好きなパンを買う事が出来る。

 

販売するお店にとっても初期投資が掛からず、腕の良い職人を

集める必要もなく売る事が出来る。

 

そう、まさに「三方良し」のビジネスモデルです。

 

このビジネスの凄さは、「人気店が卸すはずはない!」と言う

固定観念からの脱却と、当たって砕けろ!という突破力。

その行動力の賜物です。

 

どうです、皆さん、同じビジネスモデルも可能です。

 

僕も人気の手作り豆腐の店の豆腐を販売する

セレクトショップ「豆腐マーケット/白白()(しろしろ)」でも

名付けてやってみようかかなぁ。