大野尚の沸騰コラム

「不便な生活のススメ」

「不便な生活のススメ」  2019年1月号

 

 今年の元旦はデパートも含め大型流通店もお休みをするところが多かった。

 

もちろん、金融機関も含め行政も正月三が日はお休みで、

年賀状の配達も1月2日は休み

 

 

・・・これを不便と思うのか?

 

皆様は如何ですか?

 

 

僕は、もっと休めば良いと思います。

 

コンビニも各社交代で休めば良いと思います。

 

日本ほど、町中にコンビニと自販機が溢れてる国はありません。

食料や身近な日用品には即対応出来ます。

正月くらいはコンビニも24時間営業は止めて、各社取決めを決めて交互に営業を行えば良いのです。

 

 

もちろん、病院や警察や消防署等緊急時の対応やライフラインに関わるところの

供給を止められたら困りますが、一般小売店も含めてもっと休めば良いと思います。

 

 

ヨーロッパのEU諸国は完全週休二日でバカンスは年間1か月近く取得できています。

生産性が悪く思われているラテン諸国も日本よりも格段に生産性が高いのは知られていません。

 

2016年度の一人当たりの時間の労働生産性は

フランス9位、イタリア15位、スペイン17位です。

 

日本は20位です。(公益財団法人 日本生産性本部)

 

この数値を見ると残業が多く、有給休暇も満足に取れない状況の国、日本よりもバカンスを楽しみ

人生を謳歌するラテンの国よりも生産性が悪い現実に、驚愕するとともに大きなポテンシャルを覚えます。

 

 

今年の4月より働き方改革の施行となります。

否応なしでこれからは大企業から中小零細企業まで働き方を改革しなければなりません。

 

これは、働く人の労働改革、休みや待遇の改善と言う企業側の負担が増えると言う問題ではなく、

如何に生産性を上げて行くか?と言う事に直面します。

 

その為には働き方の構造自身を変えなければなりません。

企業のトップからボトムまで全員が、今までは如何に働き方に無駄があったのか?

 

反省するだけではなく、現実に向き合う事になるのです。

 

徹底的な無駄な排除、作業導線の見直し、雇用形態の見直し、AI、IOT、ロボットの導入に

業界や業態に関わらず、過去の因習・慣習・しきたりの見直しが必要です。

 

最後に大事な事は我々自身の意識の改革です。

上司が帰らないから居残るような事は止めるべきです。

会社も有給は大いに与えるべきです。

こまごました意味のない忖度は必要ありません。

 

全員が時間密度を高める事が必要です。無駄なものは捨てる。潔さ()が必要です。

 

 

休む、休んでも良い体制を如何に創るかが問われる時代です。

正月三が日、殆どの店が休むのなら、お節の大復活です。

 

年末に正月分の買い物を済ませてお節を創る。

正月はお節とお雑煮だけで過ごす。

或いは家族総出で実家に帰る。

 

故郷の里山や海岸で畑や田んぼで思いっきり子供たちと遊んでみるのは如何ですか?

若しくは旅行は如何ですか?

温泉地でもテーマパークでも海外でも出かけませんか?

 

日頃、頑張っている奥様たちにも正月くらいは、ゆっくり休んで楽しんでもらいましょう。

 

2019年、早々にラスベガスで開催された世界家電見本市、最新のテクノロジーが発表されています。

完全自動化の自動車、空飛ぶ自動車、自分の荷物を持ってくれるロボットや会話できる冷蔵庫など、

AI・ロボットを駆使して家電とIOTで繋がる夢の様な未来の姿を見て驚愕するばかりです。

 

もはや、人間は何も考えずに、自らの体力も使わずに過ごせる時代が到来するのです。

家庭生活は大いに変わります。同じ様に仕事の面でも大変革が起こるでしょう。

 

その流れに乗ってしまうと大変な事が起きてしまいます。

全てをテクノロジーに任せてしまうと職場を奪われるだけではなく、自らの人間としての

本質的なモノさえ失ってしまいかねません。

 

だからこそ、「不便のススメ」です。

 

私たちは、便利さに慣れてしまって、あるのは当たり前になっています。

なければ事前に用意する。なければ他で代用する。なければ我慢する。

命に関わる事がないものは、不便さを楽しむくらいの「ゆとり」が必要です。

 

休みの前に図書館に行って本を借りてきませんか?

音楽を楽しみながらゆっくり読書三昧。

新聞を読み返してみるのも楽しいものです。

たまには映画館の梯子も良いものです。

 

面倒臭い事は人間としての本質を守ってくれます

究極の利便性を追い求めるよりも、ないものはない!と割り切って自分に出来る事を探してみる。

 

お店が閉まった街をてくてく散歩する。

見つかるものは必ずある筈です。

普段気付くことがないものが見えて来るはずです。

 

ヨーロッパ諸国と単純に比較することは出来ないと思いますが勤勉実直で頑張って来た

日本人の再起の年だと思っています。

 

頑張れば良いと言う思い込みから解放されて「やり方」を変えるべき時代に突入したのです。

 

そこで、もう一度最後に言います。「不便」のススメです。

 

大いに「不便」を楽しむ「ゆとり」を創り出す事であらたな新時代を創造出来るはずです。。

 

 

 

「ハウステンボスの奇跡の軌跡」

「ハウステンボスの奇跡の軌跡」    2018年12月号

 

「HTB(佐世保市の大型テーマパーク 以下、HTB)に中国企業出資へ」の

記事が西日本新聞朝刊一面トップに掲載されていました。

 

 内容は、『中国の投資会社複星集団から最大25%の出資を受け入れる方針を固めた。

HTBの親会社でHISは51%を維持する見通し』と言うものです。

 

澤田社長の記者会見記事から抜粋すると、

複星集団は中国からの「年20万人総客しますよ。」

との提案を受けている。

 

HTBは直近9月期の入場者数は272万人で、前期より6%の減少となっている。

集客も伸び悩みの傾向にあり、インバンドが増えれば成長に寄与する事になる。

 

不思議な事にHISの12月3日付のIR発表では、

『中国企業から出資を受け入れる旨の報道がありましたが、これは当社およびHTBが

発表したのものではなく、成長戦略の一つとして検討を進めているに過ぎない。』

と掲載されています。

 

しかし、澤田さんの事だから、現況を鑑み将来への成長へのプラス要素としての

判断もあったうえでの交渉をされているのでしょう。

 

 

ハウステンボスの歴史

さて、ハウステンボスの歴史を辿ると、1992年に投資額2200億を

注ぎ込んで開業しています。

 

面積はディズニーランドとシーを合わせた面積の1.6倍の広大なスペースに

オランダ以上のオランダを造り上げたのです。

 

ご存知の様に、ディズニーリゾートは首都圏の3000万人というマーケットを抱えています。

HTBは同距離範囲内の長崎市と佐世保市を合わせても100万人です。

 

・周辺マーケットに人がいない

・尚且つ、交通の利便性が悪く、大村空港から1時間

・福岡からは高速を使っても2時間

 

とアクセスに問題があり、売りである運河も含めての維持管理コストが割高になる。

 

更にご存知の様に長崎県は雨が多く、テーマ―パークを運営するには

様々な負の要素は満載です。

 

2003年に経営破綻。

 

その後、ファンド会社が経営を引き継ぎ、多くのプロ経営者が再生に努力しましたが、

一度も黒字を達成する事が出来ず、遂に2009年にファンド会社が撤退を決めて、

翌年、2010年にHISの澤田さんが自ら社長になって支援を引き受けました。

 

その翌年、2011年に通期営業黒字を達成しました。

 

 

ハウステンボス再生の軌跡

以前、澤田さんとハウステンボスで講演を行った事があります。

前日にお伺いをして直接、テーマパーク内を案内してもらいました。

 

その時の話です。

 

大野   「しかし、最初に話があった時、これだけ負の要素があるにも関わらず、

      よく引き受けましたね。」

澤田社長 「朝長佐世保市長に3度も頼まれたし、誰もが反対するから、

      これは逆に面白いと思ったんだ。」

 

・・・澤田さんは、昔から自分は天邪鬼だといつも言っていました。

誰もやらないならやってみようと言う気持ちが動いての事だと思います。

 

大野   「一番難しい点はなんでしたか?」

澤田社長 「難しいから挑戦し甲斐があると思ってね。色々と隙間を探していったんだ。」

     「大野君、何だと思う?」

 

大野   「出来ていない事は全てですね。その中でも優先すべきは

      ”時間の隙間”ではありませんか?」

澤田社長 「そうなんだ、お客さんが夕食とったら、帰っていくから

      なんでと社員へ聞くと、『もう終わりです(閉園時間です)』と社員が答える。

      そこで、お客さんも夕食後は運河沿いを散歩したい人もいるだろう。

      お茶でも飲みたい人はいるだろう? なぜ、自分たちの都合で営業時間を決めるの?

      お客様ベースで時間を考え見よう。」

 

・・・そこで、澤田社長は週末や祝祭日の前日、夏休みやクリスマス、大晦日等、お客様が

ゆっくり楽しめる時期は営業時間を大幅に見直しました。

 

澤田社長 「そうだ、エンターテイメントの充実も必要だ。海外から踊りや音楽の

      ミュージシャンを招いて演奏してもらおう。」

HTB社員 「無理です。アメリカやイギリスから招くとギャラが高くて予算が足りません。」

澤田社長 「君たちは、なぜ出来る方法を考えないの?予算が合わなければ予算が合う方法を

      考えてみようよ。」

 

・・・そこで、澤田社長は日本と比較して物価が安いポーランドやチェコ、アルゼンチン

などのミュージシャンなどを招聘して、食事後の楽しい「ひと時」を創りだしたのです。

 

もちろん、その他にも冬には花が咲き乱れないから、光の花を咲かせるためにLEDを使った

光のイルミネーションやプロジェクションマッピングなどです、

 

⇒ ビジネスは、お金を払って頂ける方の期待値を膨らませて満足度を高めなければなりません。

 

更に、澤田社長は自ら自転車で館内を回りながら、スタッフ一人一人に声を掛けていきました。

 

『明るく元気に笑顔を出そう!ゴミが落ちてるよ!』

 

 

・・・一度も黒字になったことがない負け癖の付いたスタッフに将来の展望を話す。

頑張れば必ず実現出来る夢を語る。

そして、世界一になったら世界一の給料を払うと・・・澤田さんの得意技です。

昔の僕も澤田さんの未来構想にワクワクして世界一の給料にも期待していました。

 

 

澤田社長 「彼らに色々提案するとね。直ぐ出来ません。お金がかかります。時間がかかります。

      とね、最初は否定から入るんだ。」

 

澤田社長 「子供たちに喜んで貰うために、世界一の巨大迷路を造ろう」

HTB社員 「無理です。予算が合いません。木材やRCで造ると時間もお金も足りません。」

 

・・・そこで、澤田さんは段ボールで造る事を提案しました。

これなら予算に合うし、安全だし。

但し、「大きさは世界一じゃなきゃ駄目だ」

 

 

3つの1(ワン)

・・・3つの1(ワン)の強さを説いたのです。

誰も世界1や日本1を知っていても2番、3番は知られていません。

だからこそ、一番じゃなきゃダメだと説いたのです。

 

現在、HTBのHPを拝見すると、数々のエンターテイメントやアトラクションの紹介文の

最初に世界一や日本一の言葉が付きます。

お客様は一番に弱い。

出来る一番を創造して始めれば良いのです。

 

 

世界で一番清掃が行き届いている。日本で一番笑顔が素晴らしい。

なんでも良いのです。

 

 

3つの1(ワン)とは、

 

・オンリーワン

・ナンバーワン

・ファーストワン

 

あなたが出来る1(ワン)を見つけて実行することが重要です。

 

澤田さんは頭の中で未来の姿を具体的にイメージしていました。

 

自らがワクワクする、それがどんなに難しい事でも昔も今も挑戦する気持ちと姿勢は変わりません。

直ぐにやれば直ぐに答えが出る。

 

上手くいくか?行かないか?を考える時間よりも直ぐにやればその答えは直ぐに出る、

 

今回の中国資本の出資検討も未来のワクワクを更に広げる為の事だと信じています。

 

 

 

「キャッチボール」  

「キャッチボール」   2018年11月号

 

父との思い出は、社宅団地の車路でのキャッチボール

最初は近い距離から始めて徐々に離れて8mから10m位で

相手の胸元に投げ込む。

 

父の「よし、行くぞ!」と言う掛け声共に、

腕が振り落とされると優しいボールが僕の構える

胸元のグローブにすっぽり入ってくる。

 

そのボールを掴んで、僕も優しく父の胸元のグローブめがけて投げ返す。

 

その繰り返しが何度か行われていくうちに、徐々に父の腕が

高く上がり勢いつけて振り落とすボールは重みをもち激しく

僕のグローブに、「ガシッ!」とぶち当たる。

 

やっとの思いでキャッチはするものの、

その勢いに思わず後ずさりしてしまう・・・

 

負けじと僕も全身の力を込めて投げ込む。

 

放たれたボールはコントロールを失い、父の胸元から

大きく外れて二人が離れた距離の倍は転がっていった。

 

その瞬間、短気な父は、僕とのキャッチボールに興味を失ってしまい終了となる。

 

士官学校卒業後、いきなり少尉となった特攻隊上がりの父は子供が苦手だった。

 

子供の扱いに慣れてなかった。

慣れようとしなかった。

 

自分の子供に対してもどの様に接して良いかわからなかったのだと当時は思っていた。

 

 

正しいコントロール

ソフトバンクの工藤監督が2013年に「工藤公康の野球のススメ」の中で、

正しいキャッチボールの仕方について話している。

 

キャッチボールの一番の目的はコントロールをつける練習。

 

相手の胸に投げられる距離から始める。

正しい握り方。

正しいフォーム。

 

コントロールと言う基礎を活かして正確に相手の胸元に投げる事だと。

 

正しいコントロール・・・

 

これがとても大事だと思います。

 

 

組織運営を阻害する大きな原因はコミュニケーション不足

対上司・部下・同僚・取引先・お客様・・・上手くいかないのはミスコミです。

 

講演やセミナー、企業を訪問して、最初に経営者から言われるのは、

⚫製造部と営業部の軋轢

⚫本社と支社の連携が取れていない

・・・などなど。

 

全てはコミュニケーション不足、間違ったやり方でのコミュニケーションが原因でです。

 

だから、先ず行うのは、コミュニケーションの可視化(見える化)です。

 

その時に柔らかい布地で出来たボールを用意して、

最初は近い距離から相手の胸元めがけて優しくなげてやると

誰もが見事なキャッチをしてくれます。

 

次に距離を遠ざけた上に頭上を越える様に強く投げると

相手はジャンプして飛び上がって取ろうとするが、その上をすり抜けていきます。

誰も取る事は出来ません。

 

キャッチボールの基本動作は、相手の投げたボールから

目を離さずに受け取る。相手の取りやすいところにボールを投げる。

 

 

言葉のキャッチボールも同じです

相手の言葉は目を見てしっかり受け取っていますか? 

投げる時は、相手が受け取りやすい様に優しく分かりやすく話していますか?

 

声を荒立たせる。

声が小さく聞こえない。

専門用語ばかりで理解出来ない。

命令調ではありませんか? ・・・

 

ミッションもそうです。

 

「部下が出来ない。」と嘆く前に、

あなたの言葉の出し方は相手が受けとる事が出来ないような悪送球になっていませんか?

 

無理・難題・大きな声で脅すような迫力。

意味不明の内容。

相手の立場にたたない一方的。

 

全ては基本が大事です。

 

キャッチボールも相手が受け取りやすい球で、ボールをしっかり見て

受け取る事を繰り返すことで、徐々に上手くなります。

 

距離を離れても、強いボールでも、時にはコントロールを失ったボールでも、

あなたとの信頼関係があれば、相手はしっかり受け取ろうと努力してくれます。

 

最初が肝心です

子供だった僕は父の、「もっと上手くなれ!」というメッセージを、

その時は理解出来ませんでした。厳しい父の姿が頭から離れなかったからです。

 

世の中には様々な人がいます。

環境・状況・思想・宗教・性格・国民性・・・

その違いは夫々の文化を生み出したエネルギーです。

 

先ずは、相手の立ち位置を認めた上で、「言葉」と言うボールを

しっかり受け取る事から始めてみませんか?

 

違いを認めつつも、誤解にならずに信頼へと繋がるコミュニケーションが生まれるはずです。

 

 

 

「貿易戦争犠牲者は一般市民」  

「貿易戦争犠牲者は一般市民」  2018年10月号

 

米中貿易戦争が激しさを増し、お互いに制裁・報復を繰り返しています。

交渉の可能性は残しつつも収束の兆しは見えません。

このまま続けば米中の中小企業や小売業に追加関税で生じたコストを補える

体力はありません。その結果、末端商品である生活必需品や食料などが値上げ

され、犠牲になるのは一般市民です。

 

あらゆる戦争の犠牲者は一般市民です。

アメリカは(売る)輸出よりも、(買う)輸入が多く、長年続く貿易赤字に

苦しんでいます。更にトランプ大統領は、中間選挙を間近に控えて、強い

アメリカ(アメリカ・ファースト)を強調したい思惑があります。

 

トランプ大統領の支持者は、製造業や生産者の人々が多く、自分たちが恵まれない

のは、安い輸入品が多くあるから、自分たちが生産したものが売れないのだと言う

苦い思いがあります。

 

貿易赤字最大対象国の中国に何だかんだと理由を付けて

制裁措置として追加関税を発動しています。

 

世界の製造国の中国からの輸入品の金額が上がります。

消費者は高いものは買いません。

 

そうすると同じものを作っている国内の商品が売れます。

輸入が減り、国内商品が売れれば国内の生産者やメーカーにとってはハッピーだと

思われますが、事はそんなに簡単な事ではありません。

 

 

なぜ、輸入品が売れていたのか?

それは国内製品が高かったからです。

 

消費者は、価格・品質・容量等を比較して好みの商品を購入するという

自由に選択する権利があります。

 

また、中国は世界の最大の消費国でもあります。

中国も報復措置で関税をかけていけば、アメリカの輸出量が減り、困るのはアメリカの企業です。

 

この貿易戦争は米中だけの問題ではありません。日本にも迫っています。

ご存知の様に、アメリカの対貿易赤字額1位が中国、2位がEU、3位がメキシコで4位が日本です。

 

2017年度の日本からアメリカへの輸出額が約15兆円、対して輸入額は約8兆円です。

アメリカにしてみれば、約7兆円の赤字です。

 

アメリカに旅行いけば、至る所で日本車を見る事が出来ます。

また、家電製品も日本製のブランドを沢山見る事ができます。

 

さて、日本では、アメリカ製品はどうでしょうか?

 

街を走る輸入車で多く見かける事が出来るのはドイツ車が多いですね。

アメリカ車は少ないような気がします。

 

・・・昨今は赤身肉の熟成ステーキがブームになり、アメリカ産の輸入肉を

食べる様になっていますが、7兆円の赤字解消には程遠いです。

 

 

なぜ、アメリカの製品が日本で売れないのか? 

日本の生活実態に見合わない・・・大きな車や燃費の悪い車は敬遠されるのは当然です。

遺伝子組み換えの農作物は心配です。

 

デコラティブなモノは日本の住宅には・・・どうかなぁ?

 

モノを売る為には、購入者の欲しいと言う要求レベルを満たす事が必要です。

それは単に価格だけではなく、品質・機能・デザイン等を含めて、安心・安全が担保されたものです。

 

日米の貿易交渉に於いても、単純に関税措置の問題や門戸開放だけではありません。

ジェット機やミサイル等の軍事関連の購入を進められても困ります。

とにかく、一般市民レベルの生活に根付いたところで解決策を見出して欲しいものです。

 

日本側も変えなければいけないところは沢山あります。

特に大手企業は下請け企業や取引先企業に厳しい値引きだけを要求して自社の利益を

最大化して内部留保に努めています。

 

先ずは社員の給与を上げる。

 

儲けた利益を設備や新規事業の投資に回してお金が回る様にしなければ

皆がウィンウィンの関係を築くことが出来ません。

 

もちろん、給与が上がれば映画館でハリウッド映画を鑑賞し、ディナーにアンガス牛の

どでかいステーキと付け合わせのアイダホポテトにトウモロコシ、ちょっと贅沢してワインは

ナパバレーのオーパスワン。デザートにアメリカンチェリーを食べて至福に時間を過ごして下さい。

 

月に一度、多くの人々が行えば、アメリカの対日貿易赤字を少しは減らしてくれるかもです。

 

 

最後に、ご存知ですか?

 

 

保護主義的な貿易施策によって第一世界大戦がはじまったのです。

それを元にWTO(世界貿易機関)が出来て貿易の自由化を促進しています。

 

どんな戦争も被害の犠牲者は一般市民です。

・・それを忘れない事です。

 

 

 

「職人徒弟制度はブラック?」  

「職人徒弟制度はブラック?」  2018年9月号

 

 8月28日の西日本新聞の朝刊一面トップ記事に

「職人徒弟制度はブラック?」

と大見出しで掲載された記事を多くの方がご覧になったと思います。

 

皆さまはどの様な感想をお持ちになったでしょうか? 

 

その前に、記事の内容は・・・

 

福岡のある有名洋菓子店の長時間労働の常態化、残業代未払、労基署の
立入調査に備えたオーナーからの「口裏合わせ」の指示。

クリスマスやバレンタインの前には店に寝泊まりし、
睡眠2~3時間と言う日も、残業は月に130時間以上、

記者がオーナーに直撃取材すると、おおむね事実を認めた上で、

「職人を育てる為です」

「職人の仕事は、労働時間をきっちり管理するのが難しい・・・」

意見は分かれる事でしょう。

 

その前に、先般、「働き方改革関連法案」が成立しました。

ご存知の様に、長時間労働による過労死やパワハラやセクハラ被害の
報道が続き、ブラック企業の摘発が行われています。

 

過重労働が当たり前感満載(私見です。)の新聞社が
朝刊一面トップに問題提起した事に感心した次第です。

 

「労働と修行 境目は」 

職人「時間外に技術指導」 

識者「法に基づき是正を」

 

僕も前職では、長時間労働が当り前、むしろ頑張っている感満載の組織に
在籍していました。

正直、部下に対しては、「君、遅くまで頑張るね!」などとブラック上司の
端くれだったと反省しています。

 

評価の考課査定は、遅くまで頑張っているからではありません。

やはり成果・貢献度です。

組織として出来るまで遣らせるではなく、時間内で出来るようにする事が必要です。

 

職人でも、サラリーマンでも、事業組織の元では労基を順守する。

残業したら残業代を払う。

有給を取得させる。

等、当たり前の事です。

 

競争が激しい飲食や理美容業界でも、どの様な業態でも当たり前にしなければ
ならない世の中です。

 

・・・だからこそ事業を行う経営者は法規を順守した上で
経営が成り立つ事業モデルの計画と実行が必要です。

 

雇用の責任とはそういうものです。

・・・一日8時間では、週休二日では教えられない。

・・・自分たちの若いころは朝から夜中まで

・・・そのような時代ではありません。専門性が高い業種・業態であってもです。

 

どうするか?

 

事業を拡大して拡げる前に、人を育成する仕組みや環境・制度を整える事が必要です。

 

長い時間をかけて身に付けたコツ・勘・ナレッジやノウハウと言う「暗黙知」の
「形式知」化が必要です。分かりやすく簡略化してビジュアル化(映像やイラスト等)で
マニュアル化を行い、また、指導方法も含めてアカデミック(学術的)に組織が取組み
教育・研修もシステム化する事が必要です。

 

或いは、入社一年から2年間は企業内大学を作り、入学させ、週の内、授業、半分、
残り半分は徒弟制度の様に先輩がOJTで指導しながら業務を行うドイツやベルギーなどの
「デュアルシステム」を取り入れる方法もあります。

 

また、ヨーロッパの様に、中学生の内に進路を決める、大学に行くのであれば「バカロレア」
を取得する進路。そうでなければ、職人になる為に職業訓練校に進み、マイスター制度の元、
親方に付いてプロの技術を取得する。

 

許されないのは、「やる気の搾取」です。

 

一流になりたい!プロになりたい!と言う、若者のやる気を逆手にとって、修行の一環として、
不必要な労働を押し付けたり、不用意に残業させたりです。また、意味も意義もなく、何もさせない!
と言う、意味のない労働時間の無駄使いも含めて止める事です。

教え・育て戦力に変える事こそ、組織の繁栄に繋がります。

 

社員の成長の結集が企業の成長の基盤となります。

 

様々な意見がおありだと思います。

 

僕の頭の片隅にも割り切れない思いはあります。

 

洋菓子店のオーナーの気持ちも分からないではないです。・・・

 

でも、でも、変わらなければならないのです。

それが出来なければ個人事業で誰も雇わない事です。

 

 

 

「未来に繋ぐ農業改革」  

「未来に繋ぐ農業改革」  2018年8月号

 

農地バンク」と言う言葉を皆様はご存知ですか?

 

先日の新聞(西日本新聞7月24日朝刊)に掲載されていた記事から
引用すると、廃業や引退する農家などの農地を借り受け、担い手にまとめて
貸し出す「農地中間管理機構」の制度の事を言います。

国策として農業用地の集積を図り農業活性化への道を切り開くものです。

 

・・・しかし、制度は作ったが運用が進まない。
よくある話です。

 

そこで、国は本年度から、更なる優遇施策を打ち出します。
通常、区画整理を行うと事業費の一部は農業者が負担しなければならないが、
国負担となることで金銭負担はなくなります。

 

また、貸し手にも固定資産税の軽減や協力金交付といった“アメ”も用意しています。

 

“アメ”を増やせば上手くいくのか? 

 

日本の農業の問題として農業人口の減少です。

 

1965年の1150万人から2015年には200万人へと5分の一になっています。

その影響で食料自給率も7割から4割となっています。

 

このことは、国としても国民の生活としても海外輸入の依存率が高くなればなるほど世界的な
規模での飢饉・干ばつ・戦争や経済恐慌・後進国の台頭(食料事情の変化)などの国際情勢に
よって大きなリスクとなりえます。

 

農業人口の減少理由として

・農業従事者の高齢化
・後継者不足
・3K(きつい、汚い、カッコ悪い)というイメージ
・収益面の不安
・休めない
・農機具購入の借金
・天候に左右されてしまう

等です。

 

また新規に農業を始めるとしても、

・土地がない
・知識、経験がない
・農機具、農業資材などの必要装備にお金がかかる

事です。

 

そこで「農地バンク」が活かされる「しくみ」と運用を大きな視点で
考えていく必要があります。

 

農業と言う「3K」のイメージの払拭が必要です。

そこで労働環境の改善が求められます。

 

農地バンクは農地の集積です。

 

一つ一つの農地は狭くても集積させ、区画整理を行い大規模にすることで農道も
拡幅されることで計画的な耕作面積の区画割りや、今まで利用できなかった大型の
農機具の投入により生産効率を上げる事が出来ます。

 

その利点を生かし、新たなる農業法人として、家族経営から法人経営として働く
時間や休みなどの労働環境を整える。また、その土地の気候や土壌に適した農法を
取り入れ、ITやAI,ロボットの導入でより高レベルな生産体制を構築して、
更には廃棄野菜をなくすためにも2次加工・3次加工のオリジナル商品の生産を行う。

 

農業法人として重要な事は食べていける事です。

 

その為には、収益が上がるビジネスに変える方法として、適正に売れるモノを生産性を
高めて作る事が必要です。

但し、国民に必要で儲からないけど生産しなければならないものは、税制面の削減等で
ある程度は控除して世の中に供給しなければなりません。

または、他のモノで利益を出して補う必要があります。

 

1.販売チャネルの選定と確保

2.市場リサーチ(マーケティング)

3.安心・安全を担保した作物

4.天候に左右されない耕作・収穫のしくみ

5.廃棄物をなくし全てを商品化するしくみ

 

しかし、難問があります。

 

ただでさえ人手不足の状況で、農業法人を作っても担い手になる労働者がいなければ
前に進みません。まずは、消費者である僕たちが農業に対するイメージを変える事が
必要です。

僕たちは農業という産業があるからこそ生きていく事が出来きます。

 

ライフラインの水・ガス・電気は欠かせませんが農業がなければ、僕たちは原始時代の
様に自ら狩猟・採取に出かけなければなりません。

「人」が生きていく為の大事なエネルギー産業と言っても過言ではありません。

 

そのことを理解すること、また、未来を託す子供たちの為にも「安心・安全」が担保
された食料を供給されているかに注意しなければなりません。

 

農業の素晴らしさ・カッコよさ・やりがいのある仕事だと言う事を伝えていく事と、
全面的にサポートすることが必要です。

 

暗黙知を「経験によるナレッジ・ノウハウ」を形式知に変えて誰でも理解できる
マニュアルに変え指導する体制やIT・AI導入による最先端による仕組みと地域ごとに
特性をもった農作物の生産。

 

安心・安全・美味しいと言うジャパンブランドに創り上げて世界に販売していく仕組みも必要です。

 

また、世の中には働きたくても働けない人たちがいます。働きたくなる職場作りや
生活して楽しめる収入を作り上げる事を僕たちも応援していく事が必要です。

 

農業の素晴らしさを知る為にも、是非、読んで欲しい本があります。

それは、原田マハの「生きる僕ら」です。

 

「マーケット」  

「マーケット」    2018年7月号 大野 尚

 

ビジネスの成功に必要なのはお客です。

お客(買ってくれる人)がいなければビジネス、敢えて言うなら商売
成り立ちません。

そのお客を見つけるために皆苦労します。

 

良いプロダクト(商品・サービス・技術等)なのに売れないと嘆きがちです。

そもそもお客とは何だろう? 

買ってくれる人。一人じゃ困ります。

 

お客が集まる場所は・・・

人の集まる「市場」 そう、英語で「マーケット」です。

ラテン語で「MARCATUS」=「商う」が語源だと言われています。

 

市場を表す言葉は、

伊語で「メルカート」

仏語で「マルシェ」

西語で「メルカド」

独語で「マルクト」

といずれもラテン語が由来です。 

また、アラビア語圏では「スーク」で、中東やインドでは「バザール」と言います。

因みに沖縄では「マチグァー」と言います。

これは(あいだ)(ミチ)と書いて「()()」と言うところから来ているのではないかと
勝手に僕は想像しています。

考えてみると日本の商店街は殆どが道の両並びに構える商店の集合体です。

 

話は変わりますが、15年ほど前にウズベキスタンを旅行しました。

「青の都」と呼ばれる千夜一夜物語の舞台となったサマルカンドは
紀元前10世紀頃から砂漠のオアシス都市として栄えたところです。

 

その世界遺産に登録された町の見どころはティムール王国を一代で
築き上げた王ティムールが創り上げた建築物(モスク・霊廟)も
美しく見応え十分ですが、それよりも私は無類の市場好きです。

旅に出れば必ずその場所の市場に訪れています。 

 

当然の様にサマルカンドでも街の中心にある
シヤブ・バザールにも立ち寄りました。

円形のドーム型をした市場の中には様々なモノが売っています。

多くの人々が集まってとても賑やかです。

 

ふと、意識が消え、思わず夢心地で想像の世界に入り込んでしまいました・・・

 

日中は太陽の強烈な陽炎(かげろう)に夜は月明かりと香しき香木を焚く煙に揺らめく
妖しいアラビアンナイトの世界に遥々と山を越え、砂漠を超え、大河を渡り
様々な国から訪れた人々。
 

東方の中国から南方のインドから西方のヨーロッパから、また、厳しい
山間部・広大な草原を行き交う遊牧民族も隊商(キャラバン)の一団も
東西南北からオアシスの市に集まってくる。

 

待っているのはオアシス近辺に定住する農耕民族です。
彼らは米や野菜・小麦粉に自分たちが紡いで編んだ敷物や衣服・香料や
香辛料・彩色豊かなドライフルーツ・肉に野菜に寒暖差のお陰でジュー
シーな甘みを湛えたスイカにメロン、土窯で焼き上げたサマルカンドナン
と言われるパン。

 

・・・最初は水辺の土地に行き交う人々が水を求め休息の場となり、食を
求めれば食を提供するものが現れ、病で倒れれば治療を施すものが現れ、
金が足りなければ貸すものが現れ、必要に応じて提供するものが次から次へ
と現れていったのです。

 

物々交換から始まった小さな取引の「場」が
多くの人々が集う事で市場となったのです。

 

小さな個人対個人のモノの交換という取引が様々なモノと多くの人々と
行われることにより、「市」の拡大が続き、個人から専業として商店と
なり、儲かるものには競合が生まれ、もっと良い商品を、もっと良い価格で、
もっと喜んで貰えるサービスを、手を変え品を変え、より目立つように、
より便利な場所へと、事業意欲は高まっていったのでしょう。 

 

・・・それから数千年後、

現在のビジネスは大きな変革を遂げたのでしょうか?

 

先日、上場したシェアリングエコノミーアプリを提供する「メルカリ」、
時価総額6000億円を超える大商いとなりましたが、このメルカリは
新たな市場をネット上に創り上げたのです。

まさに、個人と個人が所有するものを売り買いする仲介アプリです。

 

聞くところによると社名の「メルカリ」はラテン語由来の「商いをする」に由来して

おり、「マーケット」も同じ起源です。

 

オアシスの土地に生まれた小さなバザールがネット上に生まれ変わったのです。

 

もう一度、原点に戻って買う客がいなくなったにではなく客が購入したくなるプロ

ダクトの創造を真剣に考えてみませんか?

 

 

 

「ジョージア見聞録」  

「ジョージア見聞録」    2018年6月号

 

レイ・チャールズのカバー曲として世界的にヒットした

「我が心のジョージア」

ステート・オブ・ジョージア(ジョージア州)の事ではない。

 

余分な説明が長くなったが、この度、大関昇進を果たした

「栃ノ心」の故郷、旧グルジア共和国の事である。

 

ジョージアを含む古代イベリア王国は、大変スポーツに熱心な国で

今でもラグビー・レスリング・重量挙げに柔道が国民に人気が高く

男たちはプーチン顔(個人的感想です。)の屈強な体格が多い。

 

基本情報として、国土は北海道より一回り大きく、

そこに400万人弱の人々が暮らしています。

通貨はGEL(グルジアラリで1ラリは約44円です。)、

因みに平均年収は日本円で35万円から50万円です。

 

この所得の差が大きなビジネスのチャンスを創造します。

 

カントリー・オブ・ジョージアを3・5泊6日間と言う

誠に歯切れの悪い宿泊数で旅をした。

 

行程は、

福岡 ~ 羽田 ~ ドーハ ~ バクー ~ トビリシ。

 

おもてなしの心溢れるカタール航空の利用です。

 

帰りは、

トビリシ ~ ドーハ ~ 羽田。

 

深夜着なので一泊してから福岡である。

 

往路で「バクー」と言う、ヒトを喰ったような、

いや夢を喰ったような「アゼルバイジャン」を経由する。

 

もともと、この辺りはカスピ海と黒海周辺の

旧ソ連連邦の南コーカサスである。

  

その南コーカサスにある昔の名前を変えた

「ジョージア」に次の3つの事で興味をもった。

 

1.世界一美女の多い国である。と言われている。

「うーぅん、どうかなぁ?」

まぁ、我が故郷「福岡」の方が・・・

これは、場所によって美女達の出没率の違いに気づいた。

 

メインストリートのルスタヴェリ大通り(東京で言う銀座通り)は

美女だらけだった。

 

僕が最初に歩いた場所がかなりの下町だったみたい。

 

2.なぜ?国名は変わったのか?

ロシア語由来のグルド人の土地「グルジスタン」から転訛した

「グルジア」が、ソ連邦解体により再度の独立を果たし、

元々多数民族であった「カルトヴェリ」語族の自国名「サカルトヴェロ」の

英語表記名のジョージアになったということですが、

我が旅の運転手カルトヴェリ人「ニカ」さんによると

「我々はロシア嫌い、だから英語表記のジョージアにした。」

・・・簡単明瞭である。

 

 

3.かの独裁者スターリンが生まれた場所とは?

ソ連時代の独裁者を生んだ国、さぞかし・・・

出会った人々はホスピタリティ溢れ

フレンドリィで優しく特に親日的な印象を受けた。

 

首都のトビリシ市内も郊外のムツヘタもシグナギや

カズベキ町も治安の悪さは感じなかった。

 

到着日は、ホテルでゆっくり過ごし、翌日から、

依頼した運転手「ニカ」さん(英語堪能)が かっ飛ばす三菱車で

500以上のワイナリーが点在するカヘティ地方の観光へ。

 

ワイン発祥の地とも言われるジョージアワインは地中に掘った穴に

埋めた壺で発酵・壺に蓋をして熟成させる古代製法を続けている。

 

8000年前から変わらぬ世界無形文化遺産に登録された

製法のワインの味は・・・正直なところ不味くはないが、

美味くはないが飲み続ければ間違いなく病みつきになりそう。

 

近代製法のヨーロッパ式製法で造られたワインは口当たりは良く、

コスパはチリワイン以上に優れものですね。

(あくまでも個人の感想です。)

 

二日目は、ジュワリ教会の見学をして軍用道路(ロシアまで伸びてます。)

を通ってジンワリダム湖で休憩、この辺は道路沿いにハニー(蜂蜜)の売店が

点在しています。

 

高地の美しい空気の無農薬の花の蜜を吸った蜂のハニーは甘く、

これをヨーグルトに加えて食べるのが健康と長生きの秘訣だと

現地のコーカサス人のおばちゃん達が一生懸命語ってくれました。

 

次に、アナヌリ要塞からグダウリスキ~カズベキ町。

ここで4WD車に乗り換えて山道の悪路を進むと世界遺産の

ツミンダサメバ修道院に。

 

「ウワッア!!最高!!」

 

標高2170mのクヴェミムタ山の頂上に立つ教会は雲の中の

天空に浮かぶ様に見る事が出来ます。

 

もちろん、そこからの眺めも最高です。

 

帰りに小さなローカルレストランで食べた・・

ジョージア風小籠包“ヒンカリ”肉汁たっぷりの熱々の

それは頬が落ちるほど美味かった!!

 

それから、レストランでは“ヒンカリ”ばかり食すほど病みつきになりました。

 

語れば語るほど面白い!!

 

国ジョージア、皆さまも行ってみませんか?

 

 

 

「促す!」  

「促す!」    2018年5月号 大野 尚

 

 本年4月より事業構想大学院大学で客員教授として

社会人向けに「イノベーションの発想」という科目を

受け持っている。

 

また、12年前から福岡大学経済学部において非常勤講師として

「産業戦略論」と言う講義を毎週月曜日に二コマ続けている。

 

講義の一コマ目は僕からのアウトプット(各事例)を含めて

出来るだけ分かりやすく、皆が当事者として物事を考えられる

ように意識出来るように教えるのではなく促しています。

 

 

僕は専門的に学問として「経済学」を勉強したことがありません。

 

25歳から47歳までは小さなベンチャーにアルバイトとして入社し、

ビラ配りの一兵卒から一部上場企業の役員を担うまで叩き上げてきました。

 

知らない!分からない!

 

厚い壁・高い壁・困難な壁を多くの難題を数多くの失敗を繰り返しながら

トップの理念と後姿を追いながら実体験として過ごしてきました。

 

また、独立してからは様々な業態の企業様にコンサルタントとして

携わってきました。

 

同時に年に5回から6回は世界を歩きリアルな現実と

状況を嗅ぎまわってきました。

 

更に12年続くラジオ番組のパーソナリティーとして各界の著名人や

専門家にインタビューを行い、より専門的見地での見解や物事の本質を

より深く広く問うて多くの事を学ばせて頂きました。

 

もちろん、読書も積読ではなく積極的にあらゆるジャンルを

読みまくっています。

 

映画は飛行機の中で年間50本以上視ています。

 

その経験と自ら学んだものをベースにイメージして変化するモノを

見極めています。学んだ事をアウトプットするのではありません。

 

あくまでも受講生自らが考え、未来を予測出来る力と、どんな困難に

遭遇しても突破出来る実行力を身に付けて貰う事が僕の講義です。

 

だから、楽しくて・楽しくて皆に促しています。

 

僕は彼らの成績を付ける事が目的ではなく、

未来を創造する実行力のある人づくりをしているのです。

 

 

「スタート」

「スタート」    2018年4月号

 

4月に入りました。新年度のスタートです。

スーツに着られている新入社員の多くが

右往左往・ワクワクドキドキ気持ちを高ぶらせて

走りまわっているのかなぁ?

 

・・・それとも花見の場所取りか?

 

研修中なのかもしれない。・・・

 

 

僕は新入社員の経験がありません。

卒業イコール就職の道を選択しませんでした。

学生時代からアルバイト先で知り合った音楽事務所で

働くことになっていました。

 

学生でありツアーマネージャーであり何でもやる下働きでした。

 

卒業後、1年近く働きましたが敢無く挫折。

肉体労働のバイトで金を稼ぎ、

アメリカの大学を目指しましたが挫折。

 

目に飛び込んできた電柱に張られた薄汚れたポスターの

「世界一周19万円8千円」・・・

「これだ!」とヨーロッパへ旅立ちました。

・・・紆余曲折・波乱万丈・有為転変と渡り歩いて40年・・・

 

多くの失敗が数多くのチャンスを掴むヒントになりました。

挫折が新たな転機となり道を創ってくれました。

 

「素直であれ!」→「スピード!」→「知らない事はポテンシャル。」

 

→「学べ‼」→「インプット&アウトプット」

 

→「上手い人の真似をする。」→「量稽古(繰り返し)」

 

→「ロジカル思考」→「溜めるな!」→「吐き出せ!」

 

→人は強くない・でも弱くない!だから大丈夫。

 

私事ですが、今まで毎週金曜日に務めておりました

rkbテレビ「今日感テレビ」のコメンテーターが

4月より水曜日に変わります。

(4月・5月は時に火曜日・金曜日と変則的です。)

 

パーソナリティを務めておりましたrkbラジオ毎週日曜日の

「こだわりハーフタイム」が野球シーズ中はお休みとなります。

10月からの再スタートとなります。

 

新たにrkbラジオ「櫻井浩二インサイト」に

木曜日の朝8時37分前後にコメンテーターとして登場します。

更に、事業構想大学院大学で客員教授として講義を受け持ちます。

 

本年還暦を迎えます。

40年前の思いを新たに次のステップ65歳まで、

楽しんで自らのペース配分で完走します。