大野尚の沸騰コラム

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「付いて良い嘘」

「付いて良い嘘」 (2016年1月号)

 

皆様、明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願いいたします。

 

年末年始の休暇も終わり、皆様は颯爽と元気な気持ちと笑顔で

出社されている事と思います。

 

さて、新年早々の話としては、耳が痛い方もおられると思いますが、

自己反省も含めましてお話しいたします。

 

トップの顔色を伺う様な雰囲気は会社の環境としてはよくありません。

私も、前職の会社で責任者を務めているときに社外の人から

よく言われました。

 

「大野さんがいる時といない時では社内の雰囲気はまるで違うね。」

 

良い意味で取れば、いる時は緊張感がある。悪い意味で取れば、

社員の皆が僕の顔色を伺っている。・・・

 

トップのその日の機嫌で社内の雰囲気が変わるのは良くありません。

人間ですから体調面や精神面で不安定な事はあります。

 

しかし、トップである限り、その不安定な様を社員に見透かされる

ようでは自ら社員のパフォーマンスを低下させることになります。

 

さらに、理由もなく部下を感情的に怒る様な事があれば、まさに

パワハラです。

 

確かに社内の雰囲気はそこで働いている皆で作られるものです。

 

しかし、その影響力が一番大きいのはトップだということを

忘れてはいけません。経営のコントロールも感情のコントロールも

含めて自己マネージメントがトップには求められます。

自己抑制と言うよりは自制です。

 

たまに、大きな問題を抱えて、いらいらして険しい顔をすることも

あります。僕も含めて完璧な人間はいないと思っています。

 

・・・でも、普段、自制されている方は、社員を含めて皆が

協力してくれます。助けてくれます。

 

だからこそ、怒る以上に叱る以上に顰め面する時間以上に出来る限り

笑顔で元気でいることです。

 

30年前に初めて小さな営業所の所長(管理職)になった時に、

当時は社長の澤田会長に言われました。

 

「大野くん、君に一つだけアドバイスする。責任者になるからには

一つだけ付いて良い嘘がある。」

 

「何ですか?」

 

「それは、朝、出社するために家のドアを閉めた瞬間から、君が

奥さんと喧嘩して不機嫌であっても、風邪気味で多少の熱があった

としても、明るく元気にしなければならない。君が暗いと社員も

暗くなる。そんな会社にはお客さんは来ないよ!」

 

・・・時々、この言葉を思い出します。今年は更に、人間としての

成長を高めて行きます。

 

さぁ、気持よく、元気で楽しんで仕事しよう。

2016年が皆様にとって素敵な年になることを祈っています。