大野尚の沸騰コラム

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「一番を目指す!」  

「一番を目指す! 2014年4月号

 

シカゴのレストランで働く息子(次男)から、

働く店が「世界のレストランベスト100」の

2014年版で世界一になったと報告がありました。

 

・・・彼は、ニューヨークの料理大学CIAを

昨年12月末に卒業し、本年2月から働き始めました。

毎日、朝3時半に起きて5時までに出勤。

自らの遣るべき仕事を黙々とこなし、休憩は午後3時の賄いの

30分だけ。

 

また、それから夜の9時まで働く。普通で16時間、

忙しい時は20時間弱を店で過ごしています。

 

入社して僅か一ヶ月で4人が辞めていったそうです。

巷で噂のブラック企業の労働時間がやさしく見えます。

「音を立てない」「細かく仕事をする」

「自分のやるべき仕事をやる」

彼に課せられたミッションです。

 

辞めていく人間が多いので、その分の仕事が

振り分けられるそうです。

彼は「新たな仕事を覚える事が出来て、嬉しい。」

と言います。

 

現在、日・月曜日が休みの週休2日ではありますが、

月の残業時間は軽く200時間を超えています。

・・・親としては、当然の事ながら「身体は大丈夫だろうか?」

と心配ですが息子が決めた道です。

信じて応援するしかありません。

 

就職に際して、彼はアメリカで一番の店に入ると

決めていました。

学生時代に6ヶ月間、ニューヨークで一番忙しいと言われる

ミシュラン1つ星の「NOMAD」でエクスターンを

行っていました。

この時も朝4時から夕方4時位まで12時間位働き、

エクスターンでありながら3ヶ月でセクションチーフを任され、

正社員に指導する立場になっていました。

 

大学に戻る時に、「就職するときは来い!」と誘われたようですが、

自ら一番厳しいと言われるミシュラン三ツ星の「アリネア」で

働く事を希望し、念願叶っての入社です。

 

・・・ここまでは息子自慢の親バカです。

しかし、何事も一番目指して努力を続けなければ、

道を極めることは出来ません。

2番にも100番にもなれません。

 

彼は一番になるために、アメリカで料理も厳しさも一番と

言われる店で一番の努力をすることで、一番に近づく事が

可能となるのです。

・・・バカ親にならないためにも、私も自分の仕事で一番を

目指して行きます。

 

世の中は優しさに溢れています。しかし、その優しさは、

甘えになっていないでしょうか?

動物の親達は、子供達が幼い時は命をかけて守り、

巣立ちの時がくれば、厳しく自立を促します。

 

自立できない子供達、社員達が増えれば国の税金を払うヒトも

いなくなります。

会社も寄りかかった人たちばかりになります。

 

本当の優しさとは、子供達・社員たちに自立出来る「力」を

身につけさせることではないでしょうか?

自立出来る大人が増える事で、社会補償費も、本当に必要な

ハンディキャップを持った方々やご病気で仕事が出来ない方々、

高齢の方々を支えるために活用出来る世の中になるのです。

 

・・・先ずは自分が出来ることから始めてみましょう。