大野尚の沸騰コラム

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「隙間こそチャンス」  

隙間こそチャンス    2018年2月号

 

沢木耕太郎の深夜特急もテレビ放送「進め!電波少年」の

「猿岩石」や「ドロンズ」の世界を

ヒッチハイクで歩く旅などない時代、

もちろん、旅人ご用達の「地球の歩き方」も出版されてない

1970年代中頃からポツポツと

格安航空券を売る旅行会社?が現れ始めました。

・・・当時は旅行業の登録もない怪しい会社も多く

ありました。

 

40年から50年前は海外旅行と言えばパッケージ旅行か

グループ旅行。

または法人の業務渡航か大学の先生たちの学会でした。

 

50年前の1968年のハワイのツアーは40万円前後、

ヨーロッパツアーは70万円前後もしました。

1968年代当時の大卒の初任給が3万円前後だったので、

今の価格だとハワイ旅行で300万円前後、

ヨーロッパでは700万円となります。

庶民の手には届かない高値の華でした。

 

・・・その隙間が「格安航空券」

・・・安くすれば需要がある。

・・・チャーター機を除き、航空機は定期運送が

条件だった時代。

 

空席は空気を運んでいるだけになる。

 

詳細な仕組みは省きますがが、航空会社は少しでも

多くの乗客を乗せたい。お客は安く乗りたい。

売れない席を埋めるために「格安航空券」は

生まれました。

 

利害の一致がビジネスモデルを創造したことになりました。

 

今では、あらゆる隙間を埋めるビジネスが世間に溢れています。

 

ネットの時代だからこそ”シェアリングエコノミー”の

潮流から生まれた「ライドシェア」。

一般人が自らの自家用車と使って乗客を運ぶ「UberX」、

今のところ日本では白タクで違法となります。

同じ様に民泊の「AirBnb」も空き部屋の提供です。

求めるニーズの高まりと数が多くなれば、

いずれも合法となる日が近い筈です。

 

さて、皆さんの周りにも多くの「隙間」があるはずです。

アイデアが浮かばない!新しいビジネスを構築する以前に、

簡単に見つかる隙間を埋めてみては如何ですか?

 

時間の隙間、24時間は誰もが与えられた共通のモノです。

無駄に使っていませんか?

 

空間の隙間、不必要なモノが置いてある。整理すれば、

新たなスペースが生まれます。

 

予算の隙間、足し算での達成ではなく、

引き算で考えてみては如何ですか?

 

使うから活かす。

 

人員の隙間、適材適所・相性・得手不得手の人員配置こそ

最大のパフォーマンスを生みます。

 

「隙間」ニッチとも言われます。

 

身近なところに多くの隙間が見え隠れします。

 

中古住宅と言う「空き家」対策での隙間利用。休耕地の利用。

定年退職者の活用。多忙・閑暇の差も隙間です。

多くの印刷会社と契約をし、仕事が途切れた時に利用して

安く印刷を行う仕組みのビジネスも生まれています。

 

「隙間」はあなたの身近に存在します。

 

「困った事」「上手く言った事」「捨てる・欲しいもの」

「経験・未経験」「勘やコツと言う暗黙知・マニュアルと

言う形式知」も全てが利用できる「隙間」なります。

 

探してみませんか? 

 

常にイノベーションは異業種や異常識の考えで生まれ実行に

よって育っていきます。