大野尚の沸騰コラム

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「不便な生活のススメ」

「不便な生活のススメ」  2019年1月号

 

 今年の元旦はデパートも含め大型流通店もお休みをするところが多かった。

 

もちろん、金融機関も含め行政も正月三が日はお休みで、

年賀状の配達も1月2日は休み

 

 

・・・これを不便と思うのか?

 

皆様は如何ですか?

 

 

僕は、もっと休めば良いと思います。

 

コンビニも各社交代で休めば良いと思います。

 

日本ほど、町中にコンビニと自販機が溢れてる国はありません。

食料や身近な日用品には即対応出来ます。

正月くらいはコンビニも24時間営業は止めて、各社取決めを決めて交互に営業を行えば良いのです。

 

 

もちろん、病院や警察や消防署等緊急時の対応やライフラインに関わるところの

供給を止められたら困りますが、一般小売店も含めてもっと休めば良いと思います。

 

 

ヨーロッパのEU諸国は完全週休二日でバカンスは年間1か月近く取得できています。

生産性が悪く思われているラテン諸国も日本よりも格段に生産性が高いのは知られていません。

 

2016年度の一人当たりの時間の労働生産性は

フランス9位、イタリア15位、スペイン17位です。

 

日本は20位です。(公益財団法人 日本生産性本部)

 

この数値を見ると残業が多く、有給休暇も満足に取れない状況の国、日本よりもバカンスを楽しみ

人生を謳歌するラテンの国よりも生産性が悪い現実に、驚愕するとともに大きなポテンシャルを覚えます。

 

 

今年の4月より働き方改革の施行となります。

否応なしでこれからは大企業から中小零細企業まで働き方を改革しなければなりません。

 

これは、働く人の労働改革、休みや待遇の改善と言う企業側の負担が増えると言う問題ではなく、

如何に生産性を上げて行くか?と言う事に直面します。

 

その為には働き方の構造自身を変えなければなりません。

企業のトップからボトムまで全員が、今までは如何に働き方に無駄があったのか?

 

反省するだけではなく、現実に向き合う事になるのです。

 

徹底的な無駄な排除、作業導線の見直し、雇用形態の見直し、AI、IOT、ロボットの導入に

業界や業態に関わらず、過去の因習・慣習・しきたりの見直しが必要です。

 

最後に大事な事は我々自身の意識の改革です。

上司が帰らないから居残るような事は止めるべきです。

会社も有給は大いに与えるべきです。

こまごました意味のない忖度は必要ありません。

 

全員が時間密度を高める事が必要です。無駄なものは捨てる。潔さ()が必要です。

 

 

休む、休んでも良い体制を如何に創るかが問われる時代です。

正月三が日、殆どの店が休むのなら、お節の大復活です。

 

年末に正月分の買い物を済ませてお節を創る。

正月はお節とお雑煮だけで過ごす。

或いは家族総出で実家に帰る。

 

故郷の里山や海岸で畑や田んぼで思いっきり子供たちと遊んでみるのは如何ですか?

若しくは旅行は如何ですか?

温泉地でもテーマパークでも海外でも出かけませんか?

 

日頃、頑張っている奥様たちにも正月くらいは、ゆっくり休んで楽しんでもらいましょう。

 

2019年、早々にラスベガスで開催された世界家電見本市、最新のテクノロジーが発表されています。

完全自動化の自動車、空飛ぶ自動車、自分の荷物を持ってくれるロボットや会話できる冷蔵庫など、

AI・ロボットを駆使して家電とIOTで繋がる夢の様な未来の姿を見て驚愕するばかりです。

 

もはや、人間は何も考えずに、自らの体力も使わずに過ごせる時代が到来するのです。

家庭生活は大いに変わります。同じ様に仕事の面でも大変革が起こるでしょう。

 

その流れに乗ってしまうと大変な事が起きてしまいます。

全てをテクノロジーに任せてしまうと職場を奪われるだけではなく、自らの人間としての

本質的なモノさえ失ってしまいかねません。

 

だからこそ、「不便のススメ」です。

 

私たちは、便利さに慣れてしまって、あるのは当たり前になっています。

なければ事前に用意する。なければ他で代用する。なければ我慢する。

命に関わる事がないものは、不便さを楽しむくらいの「ゆとり」が必要です。

 

休みの前に図書館に行って本を借りてきませんか?

音楽を楽しみながらゆっくり読書三昧。

新聞を読み返してみるのも楽しいものです。

たまには映画館の梯子も良いものです。

 

面倒臭い事は人間としての本質を守ってくれます

究極の利便性を追い求めるよりも、ないものはない!と割り切って自分に出来る事を探してみる。

 

お店が閉まった街をてくてく散歩する。

見つかるものは必ずある筈です。

普段気付くことがないものが見えて来るはずです。

 

ヨーロッパ諸国と単純に比較することは出来ないと思いますが勤勉実直で頑張って来た

日本人の再起の年だと思っています。

 

頑張れば良いと言う思い込みから解放されて「やり方」を変えるべき時代に突入したのです。

 

そこで、もう一度最後に言います。「不便」のススメです。

 

大いに「不便」を楽しむ「ゆとり」を創り出す事であらたな新時代を創造出来るはずです。。