大野尚の沸騰コラム

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「本気度」

「本気度」   2019年2月号

 

どんな仕事も最小は作業から始まる。

 

その作業を仕事へと昇華させる事が出来る人は、「本気度」が高い!

 

 

働くと言う事が問われる時代である

これからの時代は自ら必要とされるスキルを持ち、そのスキルの結果が

評価され、対価に見合う貢献度がなければその仕事を継続していく事は

難しい時代となる。

 

 

戦後の右肩上がりの景気の良い時代は、55歳の定年を迎えると同時に

家のローンも完済し、残りの人生を退職金と年金で悠々自適で暮らせた

時代があった。

 

それは、今よりも平均寿命は短く、年金も団塊世代と言われる第一次

ベビーブームの子供たちが成人して、彼らが頑張って働いて払ってくれた。

 

・・・世の中、総中流と言われた時代だ。

 

・・・今は幻想に過ぎない。

 

 

自らの力を高めるためのインプットと蓄積した力の効果的なアウトプットが必要

25歳の時に、誰も知らない小さな旅行ベンチャーにアルバイトで入社して、

最初の2年間はビラ配りと言う「作業」から始まった。

 

僕の働く環境を仕事に変えたのは、ビラ配り、ポスター張りを、如何に速やかに

効率的に、尚且つ効果的にする為に、どうしたら良いかを考えて、実践を続けて

来たからだと思っている。

 

ビラ配りは兎に角、速やかに動く。

更に声を掛けてコミュニケーションを取る。

ポスターに関しては、こんなところに貼るの?と言う場所に貼った。

じっくり見てくれる場所。そう、大学の教授棟のトイレの個室にね。

 

・・・「ごめんなさい!時効だと許して下さい。」

 

・・・当時はイリーガルな事でした。

 

 

更に、大事な事は、嫌がらずにやる事です。

 

嫌だ!寒いし、重いし、恥ずかしい!と言う気持ちがあると、

生産性は落ちるし、気持ちも下がるものです。

 

ビラ配りの時代を終えると、仕事に対して、具体的な目標を持ち

自らの気持ちを高めた。

 

 

「誰よりも知識では負けたくない!」

「負けない!」

 

その気持ちを実践するために、読む本は世界の地理や旅の本や世界史等、

見るテレビや映画は世界のドキュメンタリーやニュースに紀行など、

出勤途中は、旅行パンフレットをお客様の視点で見て、分からない事は

主催する旅行会社や政府観光局に訊ねた。

 

 

出来るだけ多くの航空会社の方々と仲良くなって世界の情報を収集した。

更にスタッフとロールプレイングを重ねてお客様へのアウトプットも

速やかに知識と共にサービスソフトも高めた。

 

 

・・・もちろん、遣るべき仕事の範疇が広がれば多くの事を学ばなければ

通用しない。苦手な事も独学で勉強した。

 

なぜなら、仕事に関して何も担保も持たず保証もされてない自分は

自らの力を付けるしかなかった。

 

 

その過程では、「売上」「利益」と言うターゲット達成を言い訳に謙虚さを忘れ

時に傲慢になり勘違い野郎としてお山の大将だった時もあったと思う。

 

失ったモノ、培ったモノ、裏切られたコト、信頼されたコト、多くのコトとモノが

重なり合い、絡み合って幾年月を経て今が在る。

 

多くの人に支えられたからこそ今が在る。その裏付けは、「本気」だった。

 

 

「本気」は強い心を生む

どんな仕事でも、中途半端な気持ちではなく、徹底的に入り込んでみる。

不思議と「隙間」が見えてくる。

隙間はチャンスで大きな可能性を広げてくれる。

 

 

AI技術が進歩して応用されるIoT・ロボットが我々の仕事の場や生活の場に

入り込んで来ても、人間の知恵は無限だと思っている。

 

我々の仕事は失われない。我々が彼らを利用する。

 

なぜなら・・・

本気になった人間の力は、彼らの?一歩先を行く事が出来る筈だと思っている。