大野尚の沸騰コラム

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「突破力こそビジネスチャンスを生み出す」

「突破力こそビジネスチャンスを生み出す」 11月号

 

京都に面白いパン屋さんがある事を、僕が講義を受け持つ

事業構想大学院の院生から聴いて非常に関心を持ったので、

今月のメルマガでご紹介をします。

 

 

今年の9月15日にTBS系列「がっちりマンデー」の番組に

おいて「最新!京都ビジネス」の中で紹介されたものです。

 

 

京都にある激うまパンが集まる

パンのセレクトショップ「京都プルミエベーカリー」は、

 

パン屋なのに、

 

オーブンがない!

 

パン職人がいない!

 

それなのに美味しいパンが並んでいる。

 

 

自らパン屋さんを行う場合は、

当然、パン作りの為の職人が必要です。

大きなオーブンも冷蔵庫も必要です。

 

販売するスペースよりもキッチンという作業場の

スペースが大きな面積を必要とします。

 

どこにも負けない美味しいパンを作るためには、

自らの才能と感性だけではなく厳しい修行にも

耐えなければなりません。

 

更に長い間、お客様に支持をされるためにはライバルに

負けない為に独自性や個性も必要です。

 

その為には日々、切磋琢磨の努力を重ねていかなければなりません。

 

 

しかし、この「京都プルミエベーカリー」はパンを作らないパン屋さんです。

 

場所は京都の中心部の河原町の流通店舗「マルイ」の7Fにあります。

 

連日多くのお客様が来店されます。

 

 

その理由は?

 

毎日2回、集配担当業者が京都の人気店10店から

焼きたてのパンを仕入れて、同額で販売されています。

 

『なぜ、人気店のパン屋さんが卸してくれるのか』

 

とても不思議でした。

 

彼らは長い期間修行して、多額の初期投資を掛けて

オーブンや設備を整えて、日々努力を重ねて創り出した

パンを卸すのか?

 

・・・その疑問が頭から離れませんでした。

 

 

テレビの中では、お客様も卸す人気店も販売する

プルミエベーカリーもWIN-WINの関係だから可能になったと。

 

地元のパン屋さんには周辺にお住いの地元客がメインターゲットです。

お客様の年齢も高くなります。

 

また、お店のキャパシティも限られているので多く作る事も出来ません。

 

人気店にとっては、プラスで販売出来る。(売上が上がる)

 

また、街の中心地にあるマルイには多くの若いお客様が来るので、

新たなマーケットを開拓できる。

 

更に店の知名度が上がる。

 

お客様にとっては点在する人気店に交通費を使ってわざわざ

出向かなくても、纏めて好きなパンを買う事が出来る。

 

販売するお店にとっても初期投資が掛からず、腕の良い職人を

集める必要もなく売る事が出来る。

 

そう、まさに「三方良し」のビジネスモデルです。

 

このビジネスの凄さは、「人気店が卸すはずはない!」と言う

固定観念からの脱却と、当たって砕けろ!という突破力。

その行動力の賜物です。

 

どうです、皆さん、同じビジネスモデルも可能です。

 

僕も人気の手作り豆腐の店の豆腐を販売する

セレクトショップ「豆腐マーケット/白白()(しろしろ)」でも

名付けてやってみようかかなぁ。