大野尚の沸騰コラム

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やるべき事!!

 

「やるべき事!!」  2020年4月号

 

新型コロナウィルスの世界的感染拡大により

人々は「感染するかもしれない」と言う恐怖と

自分に降りかかるかもしれぬ経済的なダメージへの恐怖と

いつ終息するか分からないと言う暗澹たる不安が

頭の上や目の前を雑草の如く蔓延り

閉塞感と共に心を固く閉ざしています。

 

私たちは、今、視えない敵と戦っているのです。

 

その中で出来る事、素早く対応しなければならない事は、感染を拡大させないことです。

 

 

医療の技術や制度自身が整っていない国ほど、

危機感を募らせ、”早め・早め”に対処・対応しています。

 

先ず、空・海・陸の国境閉鎖や都市部を含めて地域封鎖を行い、外出は禁止。

 

生活に必要な外出(食料の買出しや病院への受診等)も

日時制限を設けています。

 

ライフラインや病院・薬局・スーパー・銀行等を除く企業は

在宅勤務を命じ、それ以外のお店は休業をすることを命じています。

 

違反すれば罰金の他、拘留されてしまいます。

 

街の中は警官だけではなく、軍隊も出動し違反者の取り締まり

だけではなく治安維持も行っています。

 

なぜか?

 

感染を拡大させない為です。

 

 

日本は危機感がないのか?

 

不思議です。

 

政治家は政治的判断として、緊急事態宣言は、今はギリギリで

その時ではないと先延ばしてきました。

 

政治的判断とは何を優先しているのか?

 

国民の命より優先すべきことがあるのか?

 

三週間・いや、一か月、最低限の経済活動が滞ったとしても、

だらだらと先延ばしにすることにより、いつ終息するか分からない

状況を続けていくよりは、視えないものが視えて来るはずです。

 

その事の答えを、南米のペルーのリマで空港閉鎖前に出国できずに

留まっている息子(次男)が現地の状況を『note』でリポートしてくれました。

長くなりますが、拝読して頂ければ、今、遣るべきことが視えて来るはずです。

⇒ https://note.com/samuraicuisinier

 

 

上を向いて歩こう   (大野 尚斗)

https://note.com/samuraicuisinier/n/n33a4b5d319a0(noteのオリジナル記事)

 

日本でもニュースに取り上げられたペルーで足止めをくらっている

日本人250名というのは、卒業旅行やツアーとか観光で訪れた人たち。 

 

僕のような未確認物体は含まれていません 

 

そもそも、僕は3度目の世界一周修行の旅で初めての南米ペルーにある

Worlds 50 best restaurant(世界レストランランキング) 4位

レストラン Central(セントラル)に修業に来ています。 

 

旅を始める少し前から日本のテレビ局の方にドキュメンタリーを

撮っていただき、クルーがペルーに到着し、初日の撮影を終え、

翌日から撮影のメインであるレストラン セントラルで密着取材が

始まろうという時にことは起きた。 

 

3月16日に月末まで突然というくらい

唐突にペルー政府は、国境閉鎖を発表した。

 

日本(世界中)への航空券は即完売になり、見つけても値段は

成田まで片道最低60万円・80万円なんてのもあった、

もちろんエコノミークラス。

 

 

撮影を断念し、クルーは運よく日本へ帰ることができた。 

 

僕は、その後のチャーター便(もちろん自費)も申請せず

ペルーに残ることにした。

それは、空港の混雑に巻き込まれ、そこで感染する恐れを感じ、

日本(成田)へ帰るチャーター便はリマ-メキシコシティorマイアミ-成田と

なるわけだが、メキシコシティやマイアミからの便は各自各々で

手配しなければならない。

 

そこで確保できなければ、空港で待機と最悪な状況に陥ってしまう。 

 

国境閉鎖の日からレストランはコロナ終息まで閉店することにした。

 

この時はあくまで自粛段階だが、ペルー中のレストランは一斉にクローズした。

テイクアウトもできない。

何より感染を止めるのが第一と理解していたからだ。 

 

 

現在、4月3日金曜日、国境閉鎖されてからもうすぐで一ヶ月。

 

当初、3月末までと発表された国境閉鎖も長期化され、

現在は4月12日までと発表されているが伸びるだろう。

 

国境閉鎖された後、まず外出制限がかかった。

要するに話題のロックダウン

 

外出は午前五時から午後8時までで、必要な買い出しや緊急を

要する自体以外は認められない。

 

それ以外の時間帯はマシンガンを持った軍隊が

街を見張っており、外出即逮捕+罰金。

 

初日にフットサルをやっていた人たち数人がまず逮捕され、

今では約2万人が留置所に入れられている(ホームレスなども含まれているだろう)。

 

基本的に営業可能な店舗は、

スーパー・個人商店・ペットショップ・薬局・警察署・消防署・銀行が主だ。

 

営業時間も午前8時から午後3時まで。個人商店は午後4時まで

 

 

外出移動制限もあり、自らが住んでいる区域の近所の売店やスーパー以外には行けない。

 

外出時にもマスクは強制着用。

 

交通機関も稼働しているが、スーパーなどで働く人の為のみである。

 

スーパーへ入店するにはマスクが強制着用とされており、

入店時には係員にアルコールで強制消毒。

 

一度に入店できる人数ももちろん制限されておりスーパーを一周ぐるっと

毎回並ぶこととなるが、店内ではスムーズに動くことができる。 

 

もちろん市外へ出るなど許可されていない、車などでの移動は

ヨーロッパ同様許可証が必要で厳しくチェックされている。

 

ペルー政府は、自国の医療の貧弱さを理解しているのもあり、

早急な対応のおかげで現在4月3日時点で感染者は1414名、

重傷者は51名に抑えられている。 

 

昨日4月2日、さらに外出制限が厳しく制限された。

外出は午前5時から午後6時までと2時間短縮された。

 

必要な買い出しも男性は月・水・金:女性は火・木・土の3日間の入れ替わり制。

日曜日は全住民外出禁止になった。

 

肝心の物資だが、ペルー人は元々質素な生活で、食事も一日に

一回という生活基盤もあり買い溜めはあっても買い占めという

恥ずかしい状況は見られない。

 

スーパーでもたまに野菜が少ない日はあっても、不自由なく食材も購入できる。 

 

街は一日二回、市の職員によって清掃されており常にきれいな状態が続いている。

本当に感謝しかない。

 

・・・途中文、割愛

 

これは戦争である

全世界が共通する見えない敵との戦争だ。 

 

・・・途中文、割愛

 

最低三週間、一ヶ月ロックダウンすることで間違いなく落ち着く。。

 

他人を生かすこと。

 

今まで、何度もの疫病・金融危機・天災も乗り切ってきたんだ

 

厳しい状況にパニックになったり、心を貧しくならないように。 

 

先日、スーパーの閉店時間を知らず、やむなく個人商店(キャッシュオンリー)で

水を買おうとしたところ忘れていてカードしか持っていない僕は、諦めて

帰ろうとしていたところ、後ろに並んでいたペルー人のおばちゃんが

僕の分も一緒に買ってくれた。

 

こういう全員が共通してつらい時期に、他人を思いやる心の余裕と豊かさが何よりもあったかかった。 

 

ペルーは水道の水が飲めない。

 

水が豊かな日本はそれだけでもありがたいと心底感謝する。

 

人間の外出制限がかかってから、外では小鳥たちや小動物たちが楽しそうに道を闊歩している。

皮肉にも自然の摂理を感じた… 

 

おいしいご飯を食べれば自然と笑顔になる。

 

今日もおいしいご飯をつくって、上を向いていこう 

 

ペルー(リマ)在住の息子のnoteより

尚、文章は一部割愛しています。