大野尚の沸騰コラム

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個性は未来を創る

 

『 個性は未来を創る 』  2020年7月号

 

毎年、地元F大学のイベントで年に2回お会いする方がいます。

 

幾つもの会社を経営されている事業家のKさん

 

冬はサンクロースの衣装で、夏はド派手な洋服で、

 

普段から過ごされているとても個性的な方です。

 

 

その方が()Facebookで息子さんの事を記事にされていました。

 

全文を記載させていただきます。

 

 

「小4の息子の連絡帳に、先生からメッセージが!」

 

え!!なんかやらかしたのか?!と思いきや、、道徳の授業で、

 

「友達の良さ」を書く課題があり、多くの友達が、

 

「K君は個性的」

 

「K君を見ていると、どんな自分でもいいんだと感じる」

 

と書いてくれたそうです。

 

そこで担任の先生が感じたことを連絡帳に記してくれました。

 

「まさに今からの時代に必要なことをK君が身をもって教えてくれている」

 

「道徳をやっててよかったと感じました。」

 

有難いお言葉でございます。

 

どうやら息子は、良い先生と良い友達に恵まれたようです。

 

 

・・・

 

良いお父様で良い家庭ですね・・・

 

 

もう一つ、今話題と言えばヒューリック杯棋聖戦五番勝負が幕を開けました。

 

タイトルをかけ、渡辺明棋聖(棋王、王将とあわせ三冠)に挑むのは、

 

高校生棋士の藤井聡太七段です。

 

 

今回取り上げるのは、史上最年少でのタイトル挑戦という記録を達成した

 

天才棋士の藤井聡太七段ではなく、対戦相手の渡辺昭棋聖です。

 

彼の奥様は漫画家の伊那めぐみさんで、彼女が描く「将棋の渡辺くん」に

 

登場する渡辺明棋聖の日常が堪らなく個性的で面白いのです。

 

・・・その破天荒な日常を紹介させて頂きます。

 

 

犬のぬいぐるみが大好きで一緒に寝るほどですが、

 

でもアレルギーがあるので本物の犬は駄目、死ぬほど虫が嫌いなのに、

 

死んだネズミを掴むのは平気。

 

子供のサッカーの試合の審判を頼まれたので、サッカーの

 

試合を見に行き、対戦よりも審判の動きだけを観察する。

 

プロ棋士の想像力と記憶力は驚異的です。

 

将棋盤がなくても頭の中で将棋が行えます。

 

ほぼ全ての将棋の駒が、どこに配置されているか把握し、

また、過去の対局も記憶しています。

 

なのに、干支が12あることは知っているものの、

 

絵を描かせると5つしかなく、「たつ」が「孔雀」、

 

「み」が「にわとり」という衝撃的発言をするそうです。

 

未だに干支は覚えてないそうです。

 

 

ユニークですね。

 

のめり込めば審判の資格まで取ってしまう。

 

沢山の驚きのエピソードがありますが、タイトル通算獲得数は

 

歴代5位で、永世竜王・永世棋王の資格を保持する凄い棋士なのです。

 

 

今、必要なのは新たな時代に対応するイノベーションを創造することです。

 

 

そのイノベーションの源はダイバーシティだと僕は考えています。

 

多様性です。

 

多様性とは、年齢・性別・国籍・学歴・職歴・人種・民族・宗教・思考・ハンディキャップ等も

 

含めて個人の違いを、それら一人一人の個性を際立たせる全ての違いです。

 

 

その極めた個性の集団の集まりが大きなエネルギーを生み出し、

 

そこで起きる化学反応は個の個性から生まれる斬新な発想となり、

 

外部の状況の気づきから生まれる着想となり融合する事で

 

新たなイノベーションを創造します。

 

 

個性を消すな!!個性を活かせ!!

 

 

K君を育てるKさんも、先生も、渡辺明棋聖も個性ゆたかな人です。

 

個性を極めれば未来を豊かに想像出来ます。

 

人と同じ事が出来なくてもその人だけが生み出すものがあります。

 

直ぐには出来なくても長い時間、諦めずにコツコツ日々繰り返し行う事が出来る人もいます。

 

勝ち負けではなく、「光るモノ」を創り出す。個性のエネルギーは尊重しなければなりません。

 

 

「個性」と「個性」はぶつかり「違い」は誤解を生むことがあります。

 

ダイバーシティの世界を共生・調和するものは文化(カルチャー)です。

 

これからの未来は様々な生き方や働き方となり全てが同じにはならないと思います。

 

 

違いを認め、誤解を理解する為にもカルチャー(文化)が必要です。

 

その文化を形成する個性を育む教育こそ、僕たちが望む豊かな未来だと信じています。