BFMの人材育成奮闘日記!

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「好印象」を与える心理メカニズム(只松)#0051

 お客様や働く仲間、関係する人達と良好な関係を構築することは、良い仕事をするための大切な基盤の一つだと言えます。関わる人たちへ好印象をもってもらうための方法について書いてみます。

 そもそも人間の本能に備わったメカニズムとして“好印象でないという認識”は、その人を【敵】とみなしFIGHT or FLIGHT(闘うか逃げるか)という反応を引き出します。つまり敵対心を抱かせるのか、又は早く遠ざかりたいという印象を持たせることになってしまうということです。闘うか逃げるかいずれにしても良好な関係を構築するための障害となりそうですね。逆に“好印象”は、本能的に相手を【味方】と感じ、無意識のうちに近づいていきたいと思わせる心理的効果があります。
 

 人の印象は、私たちが想像するより遥かに短い時間で決まると言われており、ある調査では、0.5~2秒程度で決定するとされている程です。このように印象が一瞬で決定するため、相手に対する思いを伝えるためには【ノンバーバル(非言語)コミュニケーション】が非常に重要なポイントとなってきます。【ノンバーバル・コミュニケーション】の重要性については、心理学者アルバート・メラビアンが他者に与える印象度について55%が視覚情報(見ため)、38%が聴覚情報(声の大きさ、明るさ、スピード)であると唱えていることが有名ですが、その他の研究結果でも交渉の場や会議の場でのノンバーバルなコミュニケーションが大きく成果に影響を与えるとしています。このように人に与える印象が一瞬で決まるのであれば、好印象をもってもらえるノンバーバル・コミュニケーションの力を高めていくことが良い仕事をするために大変重要であると考える必要があるようです。勿論、言葉を交わしていくうちに初めの印象を修正していくことも可能ですが、相手が本能的にもってしまった良くない印象を変えていくことは、大変難しいようです。
 ではどのようにノンバーバルなコミュニケーションの力を高めていけばいいのでしょうか?答えは大変シンプルですが【笑顔】です。相手の目を微笑みながら見つめ素敵な笑顔で爽やかに挨拶すること。ここにかかっているといっても過言ではありません。人の心理には、自分に好意を寄せてくれる人には、無意識のレベルでその人に好意を返さなければならないと思う【好意の返報性】という原理があります。プロのスポーツ選手が高いパフォーマンスをあげるために心を整え筋肉を鍛えるように、私たちもビジネスのプロフェッショナルとして相手に思いやりを伝えることができるよう表情筋を鍛えレベルの高い本物の笑顔で関わる人と接していくべきではないでしょうか。