只松崇の人財イキイキコラム

【期待を示すことの重要性とその効果】

 

“人は期待されると期待にこたえようとして能力を発揮する”

アメリカの教育心理学者ロバート・ローゼンタールが提唱した言葉です。

 

この期待による効果は【ピグマリオン効果】と名付けられ

ローゼンタールが提唱した1964年以降

企業の人材育成の場や教育現場で広く活用されています。

 

元々ピグマリオンとは、ギリシャ神話の登場する王の名前です。

現実の女性に失望したピグマリオンは自ら彫った女性像に恋をし

像が人間になることを願い、その願いが叶うという神話です。

この神話から命名されたのが【ピグマリオン効果】です。

 

【ピグマリオン効果】

学校の先生が生徒に「あなたは出来る」と心の底から信じ期待を伝えれば

生徒は自らの潜在的な能力を信じ開花させ

成長することが出来るようになることから別名【教師期待効果】とも呼ばれています。

期待効果を引き出すためのポイントは先生が生徒の可能性を心底信じることだそうです。

うわべだけの言葉だけでは

生徒は先生の気持ちの無さを敏感に察知し不信感を抱くという逆効果となってしまいます。

つまり

先生の生徒に対する揺るぐことのない期待が生徒を成長させる確かな基盤となると言うことです。

 

家庭の中でも同様のことが言えるのではないかと考えられます。

親から常に「お前は出来ない」と言われ続けられたこどもと

親から常に「お前は出来る」「できる可能性をもっている」と期待を示され続けたこどもとでは

どちらが健全な成長を遂げることができるでしょうか?

また、あなたがこどもの立場ならば、どちらの親のいる家庭で生活したいでしょうか?

 

企業の人材育成の場面でも

部下のやる気を引き出し能力向上をサポートしている上司は

部下に期待を示すことを強く意識してヒューマンマネージメントを行っています。

上司から期待されていると感じると

部下はモチベーションが上がり

その結果、努力を惜しまず、自然とより高い能力を身に付けるようになります。

逆に

期待されないことで部下の意欲や成績が低下するマイナス効果を【ゴーレム効果】といいます。

部下が自分の上司は自分に期待していないと実感した場合

モチベーションは低下し

知識やスキルを伸ばそうという意欲も失われることに繋がってしまいます。

同じ人材でも期待のかけ方で大きく成果が変わるわけです。

 

「あなたはやればできる」

と気休めのような期待だけをかけていると

実力の伴わない甘えたナルシストをつくるのではないか?

と危惧する声もあります。

部下に期待の言葉をかけることを躊躇する上司の方が

懸念するポイントがここにあるのだと思います。

当然のことですが

上司は部下にあるべき姿を示し指導し

出来ていない点があれば指摘し改善を促すことが役割です。

必要がある場合、愛情をもって叱るという厳しさも必要でしょう。

しかし

その指導や叱りが活きるのは

「上司は自分に期待してくれているからこそ厳く接してくれているのだ」

と部下が思える時ではないでしょうか。

 

部下の方々も人間ですから

様々な状況や自身の弱さからひねくれてしまったり

意欲を失ったりすることもあると思います。

そんな時でも

上司が

「今は力を発揮出来ていないかもしれないが、あなたには沢山の能力がある」

「その能力を発揮することが出来ると期待している」

「直ぐに発揮することが難しいのなら手を貸すので一緒に頑張ろう」

と声をかけてくれれば多くの人がまた立ち上がって前向きに進んでいけるのではないでしょうか?

 

人を信じ期待し続けることには大変な努力が必要ですし一時的には期待を裏切られるようなことも起こるでしょう

しかし

部下の可能性を信じ期待を伝えることから部下の大きな成長への支援が始まるのではないかと考えます。

 

 

 

【対人関係の悩みを減らす思考法】

 

多様な考え方を持つ人たちがいる世の中で

人と人とが関係し

違いを活かし合うことは素晴らしいことですが

考えが違っていることが原因となり

対人関係の悩みに繋がることも多いと言えます。

 

会社の人間関係が上手くいかない

大切な家族との関係がギクシャクする

友人やパートナーとの関係に悩んでいる

 

このような状態が長期化すると

他者との関係が上手くいかず

心身に悪影響を及ぼし

健康に仕事や生活を送ることが難しくなってきます。

 

心理学者アルフレッド・アドラーは

人間関係の悩みは全て対人関係の悩みであると言っています。

今回は、アドラーの言葉を借りながら

対人関係の悩みを減らす方法をご紹介しましょう。

 

アドラーは対人関係の悩みの原因は次の3つであると定義しています。

 

1.承認欲求をベースに対人関係を構築してしまう

2.競争意識をベースに勝ち負けに過度に拘ってしまう

3.他者と自分の課題を混合してしまう

 

これらについて一つ一つ何が悩みの原因になっているのか整理していきましょう。

 

【対人関係の悩みの原因1】承認欲求をベースに対人関係を構築してしまう

親から認められたい

先生から認められたい

会社の上司や仲間から認められたい

取引先のお客様から認められたい

家族や友人から認められたい

確かに健全な承認欲求は

人のエネルギーを増加させ

様々な課題を乗り越えるパワーにもなってきます。

 

しかし

この承認欲求のみをベースに対人関係を構築してしまうとどうなるのでしょうか?

他者から認められないと

頑張れなかったり       

他者に認めてもらえないと自分はダメな人間だと考えて落ち込んでしまったり

他者から認められることであれば

自分が本来求めていなかった方向にすら進んでしまって後悔したり

頑張っている自分を認めてくれない他者を責めたり

そのような状態に陥ってしまう恐れがあります。

 

 

【対人関係の悩みの原因2】競争意識をベースに勝ち負けに過度に拘ってしまう

他者に負けたくないという健全な競争心は人を成長させるために

活用出来る要素だと言えます。

ライバルと切磋琢磨し

成長した経験をもっていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

しかし

過度な競争心に囚われてしまうと

他者と自分を比較し

自分が勝てば優越感を得て驕ってしまい

自分が負ければ劣等感に苛まれる

この考え方だと

勝っても負けてもきっと悩みはつきないでしょう。

また、他者だけでなく

過去の自分との比較に悩む人もいます。

昔の自分は良かった

それに引き換え今の自分はダメだ

と言うような思考パターンの虜となり

今この時に幸福感を得られないケースです。

このように過度な競争心は悩みを増やす要因となってしまいます。

 

【対人関係の悩みの原因3】他者と自分の課題を混合してしまう

その課題は

他者の課題なのか?

自分の課題なのか?

このことが整理されていないと

他者の課題に土足で踏み込むようなことを行い人間関係を壊してしまったり

本来、自分自身の課題であるにも拘らず

課題解決できなかったことを他者の責任にしてしまったり

と人間関係が上手くいかず悩みを増やしてしまいます。

 

 

では

これらの悩みを減らすにはどのように思考を整理すればよいのか?

対人関係の悩みを減らす思考法について触れていきましょう。

 

対人関係の悩みを減らす思考法1

【承認欲求を捨てて他者に対する貢献心を養う】

人に認められたいという欲求は自然なものであり

けして悪いものではありません。

しかし

認められることだけを目的に行動することは

マイナスな結果をもたらしてしまいます。

不健全な承認欲求は

自分はダメだという自己否定や

認めてくれない相手を恨んだり反発心を招く恐れもあり

良いことはありません。

相手があなたを認めるかどうかは

相手の判断でありこちらがコントロールできる領域ではありません。

 

自分がコントロールできる領域を明確にし

その領域にエネルギーを注ぐことが精神的に健全だと言えます。

他者に貢献しようという思いは自発的なものであり

貢献心を育み

他者に貢献していくことは自分で決めて行動出来る領域です。

誰からも認められない場合でも

自分は他者に対する貢献心をもって行動できたと思えれば

誰も見ていない場合でも他者貢献の行動を起こすことが出来ます。

そのことが自己肯定感を高めることにも繋がり

プラス行動を起こす内的なエネルギーとなります。

結果として貢献することで他者からの感謝も返ってくることが多くなり

他者との関係に好循環が生まれ悩みが減っていきます。

 

不要な承認欲求を捨て貢献心を育む意識が悩みを軽減し

未来に向けたプラス行動の原点となります。

 

対人関係の悩みを減らす思考法2

【競走意識を捨て理想の自分との対話に集中する】

他者や過去の自分との比較ではなく

自分の理想の姿をイメージし

その姿へ少しずつでも良いので近づくことに集中するとストレスも減るでしょう。

理想の自分とはどういうものなのか

自問自答し行動を起こすことがより良い未来に繋がっていきます。

 

 

対人関係の悩みを減らす思考法3

【健全な劣等感を活用し成長へ繋げる】

マイナス面を見つめ改善することは成長への第一歩です。

しかし

過度な反省や自己批判は行動を起こすことにブレーキをかけます。

出来ていないことがあるということは

自分は成長できる余地が多く残されていると言うことだと考え

健全な劣等感を活用し成長へつなげましょう。

 

対人関係の悩みを減らす思考法4

【課題を分離し整理する】

そもそもその課題は

自分の課題なのか?

他者の課題なのか?

課題を分離し整理することが重要です。

親や上司が子供や部下に対して成長してほしいという思いから

過度に相手に干渉し自分で課題を解決できない状態にしてしまうことは少なくありません。

 

“その選択によってもたらされる結果を最終的に引き受けるのは誰か?”

“その課題に対して結論を出すのは最終的に誰なのか?”

この問いに答えることで誰の課題であるのかが明確になるでしょう。

 

では

親や上司は

子どもや部下を放任し無関心で良いかというと

そうではないですよね。

子どもや部下が

自分自身の課題を明確に出来るようにサポートしたり

自分自身の課題を解決するために

不足している情報を与えたり

相談にのったりすることによって

子どもや部下が自分の足で歩いていくことを支援することが出来るはずです。

 

課題の分離を行うと

他者への関心が薄く利己的な人ばかり増えてしまうのではないか

と懸念する人もいますが

本来利己的な人は

自分の利益のために他者の課題に口を挟み

上手くいかない場合は他者のせいにするという傾向があります。

本質的な課題の分離とは

お互いが関わらないようにすることではありません。

他者に操作されたり、他者を操作したりせず

他者のせいにしたり、依存したりせずに

相互尊厳のある人間関係を構築することだと言えます。

 

様々な人々のいる世界で生きるかぎり

葛藤が生まれ

人間関係の悩みをもつことは必然的なことだと言えます。

しかし

悩みの原因を整理し解決のための思考法を活用すれば

不要な悩みを減らすことは出来るのではないでしょうか。

 

対人関係で悩んだら今回ご紹介した方法を試してみてください。

 

 

 

 

 

【アクティブリスニング】のためのマインドセットとその効果

 

人のやる気・自発性を引き出すコーチング

 

ビジネスの世界では

部下の自主性や行動を引き出すことに活用されていますし

スポーツ界でも

選手の目標達成をサポートする対話法として大きく注目を集めています。

 

そのコーチングの重用なスキルが

【アクティブリスニング】です。

 

【アクティブリスニング】とは

単に耳に相手の話す情報を入れるのではなく

耳だけではなく、体も心も使い

積極的に相手の思いや考えを傾聴することだと定義されています。

 

【アクティブリスニング】はコーチングに留まらず

組織のメンバー、お客様、関係者、家族、友人との

信頼関係構築にも大きく役立つスキルでもあります。

 

今回は

この【アクティブリスニング】を行う際に

留意すべき考え方であるマインドセットと

そのことが相手の心理に及ぼす効果をお伝えしましょう。

 

【マインドセット3つの重用ポイント】

相手の話を聴く時に以下の3つのポイントを意識することで

相手との関係がより近くなり信頼が構築出来てきます。

 

1.無条件の肯定的配慮

■ 話し手の人権を尊重し大切な存在として受け入れること

■ 話の内容を評価せず、無条件に話を聴くこと

■ 肯定的な態度・姿勢・表情で傾聴に集中すること

 

2.共感的理解

 話し手の立場に立つこと

 話し手の考え・思い・心情を一心に聴くこと

 あたかも自分が感じているかのように感じ取ること

 

3.自己一致

 聴き手の言動が一致していて信頼できること

 聴き手が自己開示し自分に正直であること

 ありのままの飾らない姿で接すること

 

この3つのポイントを意識して一心に話を聴くと

相手の心の中に次のような心理が生まれてきます。

【マインドセットが相手の心理に及ぼす効果】

・自分を大切にしてくれる

・自分を受け入れてくれる

・信頼できる人だ

・安心して話せる人だ

・この人との対話は心地よい

・不満や不安、愚痴何でも話せる

・自分を馬鹿にせず認めてくれる

・夢、希望、目標など臆することなく素直に話せる

・話をする中で自分の思いにきづけ、考えを整理したり広げたり出来る

・また話を聴いてほしい

・この人の話も聴きたい

 

いかがでしょうか?

このような心理が相手の中に生まれてくれば

良好な関係が築けることは勿論

こちらの思いや考えも

相手が積極的に傾聴したいという

関係性が生まれてくるのではないでしょうか。

 

私たちは、コミュニケーションにおいて

話すことに重点を置き過ぎ

聴くことに対する意識が不足しがちな傾向があります。

自分の考えや思いばかりを話し

相手の話を聴くことを軽視してしまうと

相手からの信頼を損ね

良好な関係が築けなくなる恐れがあります。

 

勿論、自分の思いや考えを話すことも大切ですが

先ずは相手の話を積極的に傾聴し

信頼を育み

相手がこちらの思いを積極的に聴きたいと思うような

関係を築くことが

双方にとって有効ではないでしょうか。

 

【アクティブリスニング】のためのマインドセット

様々な方々との関係構築のためにご活用頂くと嬉しいです。

 

関連動画を投稿しておりますので

どうぞご覧ください。

   ↓

https://www.youtube.com/watch?v=3RI1SXEDTAY&t=103s

 

 

やる気・自発性を引き出す【承認の力】(アクノレッジメント・スキル)

 

 

研修の際、ご参加者へ

「あなたがやる気が出る時はどんな時ですか?」

と質問することがあるのですが

返ってくる答えの中で多いが

「認めて貰えた時」というものです。

 

取引先に自分の仕事を認めて貰えた時

上司から努力を認めて貰えた時

チームの一員として仲間から認めて貰えた時

などなど

多くの答えが返ってきます。

 

人は、誰かに認めて貰えた時に

やる気が高まるということなのでしょう。

 

今回は、他者のやる気や自発性を引き出す

【承認の力】についてご紹介しましょう。

 

コーチングの世界では

アクノレッジメント・スキルとして

この【承認の力】を活用し

他者が自発的に行動することをサポートしています。

 

【承認】とは

相手を認め存在を受け入れること

であり

次の5つの承認の方法があります。

■【承認の力】アクノレッジメント・スキル1

【結果承認】

良い結果や成果を出せたことを認めることです。

 

例えば

「前年に比べて115%売り上げを伸ばしてくれたね。」などと

上司が部下に達成した到達点を具体的に伝えることで

部下は上司が自分の成果を明確に理解し

認めてくれているという気持ちになれます。

そして

更にやる気を高め自発的に次の目標達成に向け          

行動することが出来るようになっていきます。

 

■【承認の力】アクノレッジメント・スキル2

【プロセス承認】

良い結果や成果を出せた過程を認めることです。

 

例えば

「売上115%アップ達成できたのは、お客様の要望を丹念にヒアリングしたからだね。」

などと

成果に繋がったプロセスを認めることです。

過程を認めることで

部下は、自分の上司は結果だけでなく

その過程も見てくれているという気持ちになり

成果を生むための良いプロセスを思考し実践できるようになります。

 

■【承認の力】アクノレッジメント・スキル3

【行動承認】

成果は出せていなくても行動を認めること

 

例えば

「先月よりも顧客先への訪問回数が15回増えてるね。」

と言うように

未だ成果に繋がっていなくとも

行動を認めることにより部下の成果を生むための行動を促進させることが出来ます。

部下は、上司が自分の行動を認めてくれているという気持ちになり行動促進のエネルギーが高まります。

 

■【承認の力】アクノレッジメント・スキル4

【意識承認】

行動が起こせていなくても意識を認めること。

 

例えば

「お客様の満足度をたかめるために訪問回数を増やすって言ってたね。素晴らしい意識だね。」

などと

良い発言や前向きな意識を認めること。

良い意識を認めることで良い行動が促進されてきます。

 

■【承認の力】アクノレッジメント・スキル5

【存在承認】

存在自体を尊いものとして認めること。

 

相手を一人の人間として大切な存在として認めることです。

全承認とも言われる組織の一体感を醸成し

前向きなチームをつくるために最も必要なアクノレッジメント・スキルです。

人間には、上手くいかない時もあります。

そんな時に自分の存在を受けいれてくれる人がいれば

壁を乗り越え、先に進んでいく力が湧いてくるのではないでしょうか。

 

部下育成だけに留まらず

大切な家族や友人の役にもたてる【承認の力】を是非意識的に活用してみてください。

 

関連動画を投稿しておりますのでどうぞご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=Vx9LkFu1kuU

 

 

 

企業に求められるインティグリティ

 

 

これまで

耳馴染みがなかった【インティグリティ】という言葉ですが

最近になり

スポーツの世界から始まり

経済界に於いてもこの【インティグリティ】という言葉が

語られる機会が多くなってきたように感じます。

 

【インティグリティ】とは

【誠実性】【健全性】【高潔性】を意味する言葉だそうです。

 

日本のスポーツ界においても

文部科学省が策定した「スポーツ基本計画」により

インティグリティの保護・強化が政策目標として掲げられています。

 

具体的には次の事柄を標榜し推進しています。

スポーツ選手として子供たちや社会に【誠実性】【健全性】【高潔性】を身をもって示すこと

インティグリティとは「言うことと行うことが一致していること」【言動一致】

法律違反、違法薬物、八百長、人種差別、ハラスメント等の脅威に対抗する意志と実行

他人が見ていようが、見ていまいが、その姿勢が貫かれていること

 

スポーツ界のみならず

企業や企業で働く社員にも求めらる大切な概念として

【インティグリティ】を重視する動きが加速化してきています。

 

その背景として

不誠実で健全性を欠く行為は

顧客や社会の要請に応えることが出来ず

市場から排除されてしまう恐れがあり

企業にとっても

そこで働く社員にとっても

大きなリスクとなる可能性があり

解決すべき重要な経営課題であるという考えが

世界的に拡がっていることにあります。

 

企業経営者が

この精神を掲げ実行に努め

組織運営をすることにより

豊かな未来を築いていくことは勿論ですが

社員の【誠実性】【健全性】【高潔性】を育む教育を

行うことも併せて重要視すべき事柄として注目されてきています。

 

コンプライアンス重視の傾向が益々高まる中で

一人の社員のコンプライアンス違反が

企業に取り返しがつかないような大きなダメージを与える例は

枚挙にいとまがありません

 

利益を生むために

社員の技能や知識を高めることは勿論ですが

顧客や組織の仲間、社会に貢献する【インティグリティ】を育むことも

企業の発展には必要不可欠な要素だといえるでしょう。

 

「人が見ていないから」

「誰にもわからないから」

と考え不正に手を染めるような行為が横行すれば

どんなに素晴らしい企業も破滅の道を進むことになってしまいます

 

人間とは

他者に思いやりがある倫理的な存在でもありますが

一方で不正や悪事の誘惑に負けそうになる弱い存在であることも事実です。

 

大切な社員が

その弱さに負けないようにするためには

教育的な導きが必要となります。

 

米アイビーリーグの一つである

プリンストン大学は

68人ものノーベル賞受賞者を輩出した名門大学ですが

【知力】だけでは不十分であり

【インティグリティ】が重要であり

人間としての基盤であると位置づけています。

 

同大学内の試験では

試験官をおくことはないそうです。

学生が

「人が見ていないからと言って不正を行うことは

人格を損ねる行為であり

自身にとっても良くないことである」

という考え方を心に刻む教育ができているから

そのような方法でも試験が実施できるのでしょう。

 

誰も観ていないところでも

お客様や会社の仲間

社会に誠実かつ健全に高潔な精神をもって

仕事にのぞむ社員がいれば

どんな困難な状況下においても

企業は成長発展出来る底力を持つのではないでしょうか。

 

企業内での【インティグリティ】の大切さを伝え

社員を導いていくことが企業の健全な発展につながっていきます

 

人こそが企業の宝

その宝を磨く【インティグリティ】教育が企業に

強く求められています。

 

 

アンガーマネージメント 【怒り】に振り回されない体質をつくる 

 

 

【喜怒哀楽】は人間の豊かな感情であり大切なものですね。

 

人間誰もがもっている自然な感情であると言えます。

 

 

 

この4つの感情の中で

 

最もエネルギーが強く

 

取り扱いを間違うと人間関係を壊してしまう恐れがあるものが

 

【怒り】です。

 

 

 

【怒り】をコントロールできず爆発させてしまうと

 

職場の人間関係を壊したり

 

家族関係を壊したり

 

友人関係を壊したり

 

自分自身の人生をも壊す恐れがあります。

 

 

 

【怒り】は身近な人へ強く出る傾向にあります。

 

職場の人たち

 

夫婦や親子など

 

近い存在であるためリカバーできるという【甘え】から

 

深刻な問題へ発展するケースも少なくありません。

 

 

 

【怒り】の多い人の傾向として

 

自信がなかったり

 

余裕がなかったりすることがあげられます。

 

この自信と余裕の無さから

 

【怒り】が他者に向かうだけではなく

 

過剰な飲食(過食・アルコールの過剰摂取)につながったり

 

不眠やストレスの増大を招き

 

負のスパイラルに自身を追い込むことになり

 

心身のバランスを崩す恐れもあります。

 

心筋梗塞や脳梗塞のリスクも増大するとも言われています。

 

 

 

アンガーマネージメント

 

【怒り】を抑えるのではなく

 

怒るべき時には上手に怒り

 

怒る必要がない時には怒らずにすむようにする

 

他者や自身の【怒り】に振り回されないための

 

心理トレーニングです。

 

 

 

つまり

 

誰でもトレーニングをすることで

 

【怒り】による破壊的な言動を避けることが可能となるということです。

 

 今回は、【怒り】に振り回されない体質のつくり方をご紹介しましょう。

 

 【怒り】は交感神経の過緊張状態です。

 

交感神経を鎮めるために【副交感神経】を優位にすると【怒り】が緩和されます。

 

 具体的にどのようにすれば良いのか5つの効果的な行動をご紹介しましょう。

 

 

 

【怒りに振り回されない体質をつくる5つの行動】

 

 

●行動1.ゆったりとした深い呼吸

【怒り】が生じそうになった時には

ゆっくりと深呼吸し落ち着くと良いでしょう。

【怒り】のピークは6秒間です。

取り返しのつかない破壊的な言動をとる恐れがあるのが

この【魔の6秒間】だと言われています。

【怒り】が生じそうになった場合

ゆっくりと呼吸することで

この【魔の6秒間】をやり過ごすことが出来ます。

また

日常的に深く呼吸をすることを意識すれば

心も落ち着き余裕の無い心理状態から抜け出すことが出来るようになっていきます。

 

 

 

●行動2.有酸素運動・リズム運動

 散歩など体を動かすことで

【幸せホルモン】と呼ばれる神経伝達物質セロトニンが分泌され

不要な【怒り】が生まれにくくなります。

【怒りのホルモン】と言われるノルアドレナリンを

セロトニンが良好にコントロールしてくれるため怒りに振り回されずに済むようになります。

 

 

 

●行動3.バランスの良い食事・睡眠

 乳製品、大豆食品、肉・レバー・赤身の魚、ナッツ類を

バランスよくとることでセロトニンを増やす効果があります。

また、質の高い睡眠をとることもセロトニンを増すことに繋がります。

 

 

 

●行動4.笑う・泣く・感動する

 友人や家族と笑い合ったり

好きな映画や本、ドラマを見て感動したり泣いたりすることも

副交感神経が活性化し【怒り】が緩和される効果があります。

 

 

 

●行動5.心理的安全性が高いコミュニティーに属する

「ここにいると安心する」

「自分らしい自分でいられる」

「心がやすまる」

などと感じる家族や仲間、地域社会に属することで

心理的な安全性が高まり

自尊感情(自分自身を大切にする意識)が生まれ

余裕の無さや自信のなさから生じる【怒り】が減少します。

また

他者に対する思いやりや感謝を示すことで

【思いやりホルモン】と呼ばれるオキシトシンが分泌され

免疫力も向上し心身ともに健康となることができます。

 

  

これらの行動を意識して頂き

 

不要な【怒り】に振り回されない体質をつくり

 

心身ともに健康でより良いお仕事、より良い生活をなさってみてください。

 

 

 

 

 

 

新入社員に先ず教えたい 仕事の基本5ポイント

新しい年度が始まり
新入社員を迎えられた職場も多いのではないでしょうか?

 

夢と希望をもって
社会人生活をスタートさせる新入社員は
先輩社員の皆さんと同様に会社の宝物です。

その宝物である新入社員を
輝かせ活躍出来るようにすることは
先輩社員たちの重要な役割の一つだと言えます。

 

今回は
新入社員が配属されたら
先ず初めに教えたい
仕事の基本5ポイントについて触れてみましょう。

 

 

ポイント1 気持ちが良い挨拶の励行

 

お客様や働く仲間に対して
感謝の意思を表明する挨拶は
社会人の基本です。

 

以下のように具体的なポイントを示し
質の高い挨拶が励行できるよう導いていきましょう。

 

 

 

・・・明るく アイコンタクト

 

・・・意識をもって【感謝の意識】

 

・・・先に爽やかに

 

つ・・・常に、続けて

 

 

 

新入社員に良い挨拶を実施させるためには
上司や先輩社員の皆さんが
率先垂範して良い挨拶の見本を示して頂くことが重要です。

 

また
新入社員が良い挨拶をしたら
「気持ちが良い挨拶だね。」
「元気な挨拶をされると嬉しいね。」
など
良い挨拶を実行していることを承認し
更なる行動を促進させるようサポートしていきましょう。

 

 

 

ポイント2 積極的行動

 

積極的な行動の第一歩は

「はい」という元気で気持ちが良い肯定的な返事です。
明るい表情で「はい」と積極的に返事をすることの重要性を説き
積極的な行動を促進させていきましょう。

 

具体的に
・名前を呼ばれたら『はい』と元気な返事をして速やかに呼んだ人のところへ行くこと。
・そうすることであなたの積極性を相手へ伝えることが出来ること。
・積極的な返事が信頼関係の構築にもつながること。
を教えましょう。

 

 

 

ポイント3 報告連絡相談

 

新入社員は
何をいつ報告連絡相談したら良いのか
わからないことが多いものです。

報告連絡相談の方法や頻度を具体的に伝えましょう。

 

例えば
「毎日終業時間5分前に私へ一日の業務報告を行ってください。」
「その際に明日以降の予定業務についても連絡してください。」
「相談すべきことがある場合、迷わずに相談してください。」
「相談する場合は、自分がどうしようかと考えているかも併せて相談するようにしましょう。」
「また、緊急だと考える場合は、いつでも報告連絡相談してもらって構いません。」
など具体的な方法や頻度について明確に指導すると良いでしょう。

 

 

 

ポイント4 時間・約束を守る

 

時間を守ることは
他者の時間を大切にすることです。

また
期限を守り仕事をすることも
他者との信頼関係の構築に欠かせないことです。

新入社員のうちに徹底して
時間や約束を守る行動が出来るよう指導していきましょう。

 

 

 

ポイント5 記録をとる                                        

 

人間の記憶は曖昧であり
失われていくものです。
記録をとることを習慣化させてあげてください。

指示命令を出す際や
指導をしている際に新入社員がメモをとっていなければ
「メモを取ってください。」
と明確に指導してください。

また
メモをとった後に
「復唱確認してもらっていいですか?」
と伝え
新入社員が誤解なく指示命令を捉えているかを確かめてあげると良いでしょう。
復唱確認することで上司の方は
支持命令や指導したことが正しく伝わっているかを確認できますし
新入社員にとっては
記録したことに漏れや抜けがないか?
誤解していることが無いか?
を確認でき
正しい情報を元に効率的効果的に
次の行動をスタートさせることが出来るようになります。

 

 

 

会社の将来を担う大切な新入社員を育成することは
重要な経営課題の一つだと言えます。
入社から初めの1年で
これらの仕事の基本が高いレベルで
習慣化出来るよう導いていくことで
仕事を行うための確固とした基盤が構築できます。

同様の解説をYOUTUBE【ビジネス力アップ3分間セミナー】でも動画配信していますので

 

是非ご覧ください。https://www.youtube.com/watch?v=gxCOGUWSSaM&t=31s

 

 

自己決定の重要性

 

どんな状況でも

どんなに能力が劣っていたとしても

それだけで人生は決まらない

その後の人生をどうするかは

“自分で決められる”

 

フロイト、ユングと並ぶ

心理学の3大巨頭の一人

アルフレッド・アドラーの言葉です。

 

心理学とは

人間の心についての学問であり

私たちが迷った時に先人の知恵を借りて

先に進んでいくための道標ともなります。

 

冒頭の言葉は

アドラー心理学の一つの柱である

【自己決定性】をシンプルに伝えてくれています。

 

人間は

自分の人生を自分で切り開く力があります。

 

自己決定を行って進んでいる時

充実度も高まり

力を発揮することが出来るということは

心理学の言葉を借りるまでもなく

誰もが納得できるのではないでしょうか。

一方で

「(他者から)やらされる」

「(やりたくないのに)やらなければならない」

などと他者から決定されているように感じたり

不本意であることを無理やりやらされていると感じた時は

やる気も下がりパフォーマンスも落ちてしまいます。

 

自己対話により自分自身を導く

セルフコーチングという手法があります。

このセルフコーチングの枠組みの中で

重要な要素の一つが【自己決定】です。

 

「全てのことは自分が決めている」と認識し

自分の人生をより良くするための行動決定をすることに

意識を向けていけば

自己との対話の質が変化してきます。

 

私たちが心の中でつぶやく言葉は

自分の意志であると言えます。

この意志を使って自己決定しているのです。

 

例えば

立ち上がることも出来ないような大きな失敗をした人が

「自分はダメな人間だ。だから何をやってもきっと上手くいかない。」

と考えるのであれば

自分自身で「自分がダメな人間だ。」「何をやっても上手くいかない。」

と決めつけ、自身のエネルギーも奪う自己決定をしているのです。

 

勿論健全な反省は必要ですが

何のために反省するのか?

そのことがわからなければ

自分自身をダメな人間だと決めつけ

自分のエネルギーを奪い

未来に向けた行動を抑制するためだけの

自己決定になってしまう恐れがあります。

反省の目的は未来に向けた建設的な行動を引き出すこと

そのことを認識し自己との対話を行うことが必要だということです。

 

自分の未来をより良いものにするためには

自己との対話を

未来に向けて行動するための

自己決定が必要となります。

 

上述の例のような場合でも

「大きな失敗をしたから自分は多くを学べた。」

「過去の失敗は変えられないが、この失敗を糧に未来に活かすことは出来る。」

未来に向けて自分が「これから何が出来るのか」を考えて

自己決定すれば

苦しい状況であったとしても事態を好転させていくことが可能となっていきます。

 

私たちは自分が使う言葉に注意していく必要があります。

「仕事に行かなければならない。」

「上司から嫌な仕事をやらされる。」

などの言葉を使うことが習慣化している方が時折いらっしゃいますが

とっても勿体ないことをなさっているなぁと感じます。

 

私自身も気をつけておかなければ

「〇〇しなければならない」

「●●をやらされる」

などの呟きが頭に浮かぶことがあるので

慌てて

「〇〇すると自分が決めている。」

と言葉を変化させています。

不思議なことに自分で決定していると思うだけで

ストレスが軽減され心が軽くなるように感じます。

 

確かに

困難に直面し仕事に行きたくないこともあるでしょう

上司の方から気乗りのしない業務命令が下されることもあるでしょう。

しかし

そのような場面でも自己決定の重用性を理解して

自己との対話をすれば

「とても困難な状況であるが、自分は逃げずに会社へ行くと決めた。」

「気乗りのしない仕事だが、自分の幅を広げるチャンスだ。同じやるなら楽しんでやろう。」

というように

内的な言葉も変わっていきます。

 

新型コロナウィルスによる

環境の激変

将来への不安から

ついつい心の中で呟く言葉も否定的なニュアンスになりがちですが

こんな時だからこそ

【自己決定】の重用性を意識し

「この混乱を経験したことを未来にどう生かしていくのか?」

「今自分が出来ることは何なのか?」

を自問し自己決定して行動することが必要なのではないでしょうか。

 

*【自己決定の重用性】についてYoutubeチャンネル【ビジネス力アップ3分間セミナー】でも短くお伝えしています。

 どうぞご覧ください。https://www.youtube.com/watch?v=8OYJDEiWcYo&t=30s

 

 

未来を創るタイムマネージメント

 

1日は「24時間」。

 

分にすると24時間×60分で「1,440分」。

 

これは私たちに等しく与えられた大切な宝物です。

 

この時間というリソース(宝物)を、どのように使っていくのかは

私たちに共通する重要な課題ではないでしょうか?

 

今回は、【未来を創る】ために、どのようにタイムマネージメントを

していけば良いのか、以下の3ポイントで整理していきましょう。

 

 

ポイント1 【自分にあった質の高い睡眠の確保】

 

1日の中で、確保すべきものとして睡眠時間があります。

 

睡眠は、脳や体の疲れを回復させたり、傷ついた全身の細胞を

修復するなど、心と体のメンテナンスを行う大切な時間です。

 

能力を発揮するためには、自分にあった睡眠時間を確保することが重要です。 

 

適切な睡眠時間には個人差があるようです。

 

 

ショートスリーパーと言われる人たちは、起きているときにエネルギッシュに動き

ストレスを溜め込まず発散することで、短くても質の高い睡眠を確保し健康に

過ごせる人たちです。

 

逆に、8時間以上の睡眠をとることで脳や体のコンディションを整え

高いパフォーマンスを生む人たちもいます。

 

質の低い睡眠が続くと心身に悪影響を及ぼし

ミスや事故が発生する可能性が高まってしまいます。

 

自分にあった睡眠時間を確保し、睡眠の質を高める方法を知り実行することが

健康で元気に活躍する未来を創るタイムマネージメントの重要な第一歩です。

 

 

ポイント2【未来を創る10%の時間投資】

 

自分にあった睡眠時間が、仮に7時間だとすると、1日1,440分の中から

7時間×60分=420分を引いて、おおよそ1,000分が自分が活動できる時間となります。

 

その1000分の中身を充実させていくことが、未来に繋がっていきます。

 

あなたが求める豊かな未来を創る時間とはどんな時間でしょうか?

 

 

例えば

●自分が他者に貢献していると実感できる時間

仕事においては、お客様や会社の仲間に喜ばれ

「〇〇さんがいてくれて本当に良かった!」

「ありがとう!」

と言ってもらえる時間は素晴らしいものでしょう。

 

他者に更に貢献するためにより質の高い仕事する

技能や知識のアップを行う時間も

未来を創る時間と言えます。

 

●自分の【強み】【特性】を磨く時間

自分の【強み】や【特性】を発揮できることは

人生を豊かにし、自分らしく生きるための

大切な要素でしょう。

 

自分の【強み】や【特性】を磨くことで他者に貢献できる

可能性も高まり自己効力感(自分が自分の可能性を認知できること)

が向上し更なるエネルギーが沸いてきます。

 

自分自身の可能性を高めるために自分を

磨く時間の確保が需要です。

 

その時間をとらなければ残念ながら現状に留まってしまい

未来を創ることエネルギーや知恵が枯渇してしまいます。

 

●家族や友人、大切な人と過ごす時間

大切な人たちとの【絆】を深めることは

言うまでもなく豊かな時間となるでしょう。

 

信頼関係を構築し豊かな人とのつながりを

つくることも未来を創る時間ではないでしょうか?

 

●真のリラックス 自分らしい時間

【運動】や【趣味】など自分の好きなことに没頭する時間は

体や脳をリラックスさせ仕事や生活全般に対しても

パフォーマンスを向上させる効果があります。

 

このような、未来を創るための時間を確保するためには

時間確保の数字的な目標を定め実行していくことが有効です。

 

様々なことを行う必要がある中で明確に意識しなければ

日常に終われてしまいこれらの時間確保は困難になってしまうからです。

 

1日1,000分の中の10%。

 

100分程度を未来を創る時間に投資することが出来れば

未来を開く可能性が高まってきます

 

一日の中での確保が難しい場合は

1週間の中で10%

1か月の中で10%

など

特定の期間の中で時間確保をしていくことも良いでしょう。

 

ポイント3【無駄の削減/作業時間の効率化】

準備不足や確認不足によるミスの発生

そのミスを挽回するための時間。

 

整理整頓が出来ていないため

物や書類、データなどを探し回る時間。

 

ITやコンピューターの知識並びに活用能力が低いため

作業の時間が長くかかることなど、

 

これらの時間は、他者へ貢献出来ない時間であると同時に

自分自身にとってもマイナスな時間となります。

 

このようなマイナスな時間をとられると、未来を創る10%の投資時間が

確保できず仕事や雑事に追い回される結果に陥ってしまいます。

 

業務の効率化をするために、ミスを未然に防ぐ確認や、作業性を高める

ITリテラシー(ITの知識と操作能力)の向上など、効率的な業務による

時間短縮を行うことも重要です。

 

大切な時間という宝物を活かし、充実した仕事や、豊かな人生を歩むために

【未来を創るタイムマネージメント】を行っていきましょう。

 

 

 

不要なストレスを生まない組織づくり②

 

不要なストレスを生まない組織づくりについて

前回に引き続き一緒に考えてみましょう

 

ストレスに負けずに社員がイキイキと仕事をし

「この会社で働いてきて良かった」

と思えるようにしていくことで

会社の健全な発展成長に繋がっていきます

 

また

課題を克服し目標を達成するためには

社員が壁を乗り越えていく力をつけることが

必要不可欠であると言えます

 

今回は

社員が壁を乗り越え達成感をもって

次の課題に挑戦できるような

メンタリティー(精神性)を育む方法をご紹介します

 

カナダの心理学者アルバート・バンデューラ

人が困難を乗り越える方法を【自己効力感】(Self Efficacy)として提唱しています

 

【自己効力感】とは

自分が行為の主体であると確信していること

自分の行為について自分がきちんと統制しているという信念

自分が外部からの要請にきちんと対応しているという確信

 

この自己効力感を持つことで

モチベーションが上がり

行動を起こせ

成果につながる可能性が増大し

更に自己効力感が高まる

という好循環が生まれてきます

 

自己効力感が低いと

「自分はダメだ」

「自分は能力がない」

「自分はこの仕事に向いていない」

「自分は失敗する」

などの心の声に支配されてしまい

結果

ストレス耐性が弱くなり

メンタル不調となるリスクが高まってしまいます

 

 

逆に自己効力感が高いと

「自分ならやれる」

「自分は失敗から学ぶことが出来る」

「出来る方法は必ずある」

などの自己との対話が生まれ

結果として

ストレス耐性が高まり

困難な状況にも負けない

しなやかな精神状態をつくることが可能となります

 

自己効力感の違いは

日常の小さな行為から

人生をかけた大きなチャレンジにまで

影響を与え

物事に対する

その人の取り組む姿勢を決定します

 

では

【自己効力感】を高めるための

6ポイントをご紹介しましょう

 

ポイント1 達成経験

最も重要な要因で

自分自身が何かを達成したり成功したりした経験のことです

人は生きていく中で経験の大小はありますが

必ず何かを乗り越えた経験があります

その結果として今生きているということです

しかし

自己効力感が低い人は

この経験を忘れ

「自分は何も達成できない人間だ」

などと

非現実的な思いに振り回されて

自己効力感を低くしてしまいます

 

小さな経験でもよいので

達成したことを思い出すことで

課題に直面した時に

再現性が高まってきます

 

ポイント2 代理経験

自分以外の他人が

何かを達成したり

成功したりすることを観察することです

 

自分の周りの人や

尊敬する人が

目標を達成するための方法を

観察し

整理して理解することで

自分の中に取り入れていくことが可能となります

 

コツとして

偉大な功績を生むための

チャレンジングな行動に

いきなり挑戦することよりも

自分が出来るレベルの行動に焦点をあてて

段階的にレベルアップをはかることで

自信をもつことが出来ます

 

ポイント3 言語的説得

自分に能力があることを

言語的に説明されること

言葉による説得を意味します

 

「あなたは出来る」

「あなたは壁を乗り越える力がある」

「あなたは、逆境や失敗から学ぶことが出来る」

「あなたは自分の人生を自分でつくることが出来る」

などの言葉が人にエネルギーを与えます

 

ポイント4 生理的情緒的高揚

心地よかったり

気分が高揚したりすることです

 

体調や気持ちなどが自己効力感に

影響を与えます

落ち着いていたり

爽やかな気持ちとなるように

環境を整えることが必要です

 

寝不足や過度な緊張

不安感などが

長く続くと

負のループに陥りやくなってしまいます

 

ワークライフバランスを保ち

体と心をリラックスさせることを

意識していくことが大事です

意識をしないと

仕事だけに没頭してしまい

燃え尽きてしまう恐れがあるため

注意が必要です

 

ポイント5 想像的体験

成功体験を想像することです

 

映画や小説、漫画の主人公が

困難を乗り越えていくストーリーが

私たちへ大きなプラスの影響を与えてくれます

 

立ち上がれない程

打ちひしがれしまった人が

このような経験を通して

また頑張ってみようと考えることも

少なくありません

 

ポイント6 繋がり(絆)

自分の応援団を持つことです

 

家族、友人、会社の仲間など

なんでも話せるような環境をつくることで

一人だけで解決できない時も

他者と対話することで

新たなアイデアを得たり

行動するためのエネルギーを得たり

することが出来ます

 

不幸にしてそのような人がいない場合でも

「亡くなった家族や友人が天国から応援してくれている」

「自分の祖先が見守ってくれている」

と思うことで

チャレンジするための力が湧いてきます

 

脳は素晴らしい器官であり

一生の間には使いきれないほどの可能性を秘めています

その脳をどのように使うかによって

ストレス耐性を高め

パフォーマンスを上げ

他者に貢献し

自身の人生の幸福度も高めていくことが

出来るのか

そうでないのか

の違いが生まれてきます

 

社員の皆さんが

自己効力感を高めることを

サポートすることで

不要なストレスを生まない組織を構築することが可能となってきます