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2016.11.01

【期待を示す】重要性

【期待を示す】重要性 (2016年11月号)

 

「親から 『お前はだめだ。』と言われ続けると

 

子供は出来なくなる。親から 『お前なら出来る。』

 

と言われ続けると子供は出来るようになる。」

 

と言われます。

 

 

アメリカの心理学者ロバート・ローゼンタールも、1964年に

提唱したピグマリオン効果の中で【人は期待された通りの

成果を出す傾向がある】と研究結果をまとめています。

 

 

私もHISに勤務している時、当時の上司(現在も上司)から

 

「君が部下に対してこの部下は出来ないと思うと部下は更に

出来なくなってしまう。上司は、部下の可能性を信じて期待を

示すことが重要であり大切な仕事だ。」

 

と何度も言われ続けてきました。

 

考えてみれば、私自身世の中の常識もわからずにビラ配りの

アルバイトでHISへ入れていただいた時、とてつもなく出来

ない部下であったと思います。

 

しかし、常に「お前は出来る」と言うメッセージを伝えて

もらったお陰で遅い歩みではありますが少しづつお客様や

会社の仲間に貢献出来るようになっていくことが出来たの

ではないかと振り返っています。

 

期待をしてもらわなければ、途中で簡単に挫折していたと

思います。

 

出来ない私に対して根気強く期待を示して下さった上司に

感謝しています。

 

部下の中に眠る可能性を引き出すことに成功しているリー

ダーの方々は、部下に期待を示すことで部下自身が自分の

可能性を引き出すことをサポートしています。

 

人間の脳の仕組みとしてインプットしたことをアウトプット

するように出来ているようです。

 

つまり「出来ない」と思うと「出来なくなる」可能性が高まり、

「出来る」と思うと「出来る」可能性が高まるということです。

 

自分に期待してくれていることが分かれば、部下の方々も上司

からの愛情を持った厳しい叱責に対しても応え成長していくこ

とが出来ると考えます。

 

 

大切なのは、上司も部下も「今出来ないこと」を「絶対に出来な

いこと」と勘違いしないことです。

 

人間の可能性に期待することで個々人や組織、社会の豊かな未来

がつくられていくのではないでしょうか。

 

【期待を示す】重要性

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