post-0【行動を促進する質問の力】

2017.04.04

【行動を促進する質問の力】

【行動を促進する質問の力】

 

部下のプラス行動を引き出す良い質問の条件について書いて

みます。

 

質問という日本語には、「問い質す」という語感がありますが、

ここで言う【質問】は、部下が自ら考え行動するための

サポートだと考えてみて下さい。

 

■良い質問1.【未来思考かつ肯定的な質問】

「なぜ失敗したのか?なぜ出来なかったのか?」

 

(過去思考かつ否定的な印象を与え行動を抑制する恐れがある

質問)

    ↓

「次に同じ状況になったらどうしたら上手くいくでしょうか?」

 

(未来思考かつ肯定的な印象を与え行動を促進する質問)

 

殆どの上司が、部下に失敗の原因を探り次に活かしてほしいと

望んでいるでしょう。

 

しかし、質問の仕方が過去思考であったり否定的であったりすると

部下は責められていると感じて防衛的になったり弁解がましく

なったりしてしまいます。

 

部下が行動を起こしやすくするという意図をもって未来思考かつ

肯定的な質問をしてみると行動促進をサポートでします。

 

 

■良い質問2.【思考の軸を変える質問】

 

「お客様の立場から見たらどうしてほしいかな?」

(相手の視点へ変える質問)

「そもそもこの仕事の目的は何だったかな?」

(目的を再確認する質問)

 

「5年後になりたい自分になるためには、今何を行う?」

(時間の軸を変える質問)

 

人間は、今目の前にあることを自分の思考だけで解決しようと

すると手詰まりになり行動を起こせなくなります。

思考の軸を変える質問により別の視点や新たな行動のアイデアが

生まれてきます。

 

 

■良い質問3.【自由に話せる質問 オープンクエッション】

「はい」「いいえ」で答えられる答えが狭められた質問を

クローズドクエッションと言います。

 

反対に「はい」「いいえ」の2択だけではなく自由に答えられる

質問をオープンクエッションと言います。

 

部下のアイデアを引き出したり思考を深めたりする時は

オープンクエッションが有効です。

 

例えば)

「この仕事は上手くいくと思いますか?」

(クローズドクエッション)

     ↓

「この仕事を成功させるためには、どうすればよいでしょうか?」

(オープンクエッション)

 

上司から上記のようなクローズドクエッションをされると、

部下は上司からの期待を感じ無思考のまま

 

「はい。上手くいかせます。」

と答えたり、

 

「やったことが無いので上手くいかない恐れがあります。」

など否定的な思考になったりします。

 

こんな場合は自然に上手くいくための方法を模索する

オープンクエッションが有効です。

 

【行動を促進する質問の力】試してみましょう。

 

【行動を促進する質問の力】

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