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2017.07.04

【部下を伸ばすリーダーの自己評価】

【怒りの感情と上手く付き合う アンガー・マネージメント】

 

人間の心に生まれる【喜・怒・哀・楽】は、私たちにとって

どれも必要であり大切な感情です。

 

しかし【怒り】の感情は、エネルギーも大きく、

取り扱いを間違ってしまうと取り返しがつかない暴走を起こし、

他者を傷つけ、自身も後悔の念に苛まれる恐れがある感情だとも

言えます。

 

【怒り】に振り回され暴言や暴力で事件に繋がる例も

少なくありませんし、事件にはならずとも人間関係が

破たんしたり、破たんせずともギスギスして【怒りの連鎖】を

生んでいる例も残念ながら多いようです。

 

現代は、価値観が多様化し効率化することも求められ、

他者との考え方の違いに違和感を覚えたり、仕事のプレッシャー

から強いストレスを感じたりすることで【怒り】の感情が発生し

やすい社会環境だと言えます。

 

そのような中、弊社へ怒りの感情と上手く付き合う方法を

習得なさりたいと【アンガー・マネージメント研修】を

ご依頼頂く企業や行政団体も増えています。

 

研修では、【アンガー・マネージメント】とは、

怒りを抑えたり怒らないようにすることではなく、

“怒る必要がある時には上手に怒り、怒る必要が無い時には

怒らなくて済むようにすること”だと説明しています。

 

つまり、アンガー(怒り)をマネージメント(上手に取り扱う

こと)する心理的なトレーニング法を習得することが

研修の目的であると理解頂いてスキルを学んでもらっています。

 

アンガー・マネージメントは、トレーニングによって誰でも

習得出来る心を整えるスキルであり、このスキルを習得する

ことで、自分と他人の怒りに振り回されず、より快適な仕事や

生活を送ることが可能となってきます。

 

今回は、研修でお伝えしているスキルの一つをご紹介しましょう。

 

 

怒りとは、元来生命保存のために備わった本能により生まれる

感情だと言われています。

 

危険が迫った時、神経伝達物質が分泌され心身が緊張する状態が

怒りの状態だということです。

 

この怒りの状況をつくりだす神経伝達部室が衝動を受けてからの

始めの6秒間で特に強くでるため、この6秒で怒りにまかせて行動し

取り返しがつかないことになるケースが多いのです。

 

ですから、怒りがこみ上げた時の6秒間を上手く切り抜ける

ことが出来れば、暴言や暴力など非建設的な言動を抑制する

ことが可能となるわけです。

 

この危険な6秒間の直情的な行動を避けるために、ディレイ

(反応的な行動を遅らせる)テックニックとして次のような

ものがあります。

 

●(危険な6秒を避ける)ディレイテクニック1

【呼吸リラクゼーション法】

大きく口から息を吐き、鼻からゆっくり吸うことを繰り返す

ことで呼吸が整い心拍数も下がります。目を軽くつむることを

併せて行うと更に効果的です。心が一瞬無となるため落ち着きを

取り戻せます。

 

●(危険な6秒を避ける)ディレイテクニック2

【ポジティブ・セルフトーク法】

自分を落ち着ける“プラス思考フレーズ”を予め用意しておき、

怒りが生まれそうな瞬間に自分に語りかけ気持ちを整える

方法です。

例えば)「自分は、どんな状況でも落ち着いて対応出来る。

大丈夫!」など

 

上記は、アンガー・マネージメントスキルの一例ですが、

怒りが生じた時、どう対応するかによって怒りのエネルギーを

マイナスな行動に使わず、建設的な行動に昇華できるように

なっていきます。

青色発光ダイオードの発明でノーベル物理学賞を受賞した

中村修ニ教授は、「自分のモチベーションは怒りだった。」と

仰っていました。

このように【怒り】のエネルギーを建設的な方向へ向けることも

アンガー・マネージメントの好例であると考えます。

 

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