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2018.02.06

パフォーマンスを上げる思考法

【パフォーマンスを上げる思考法】

 

私自身、鬱病に苦しんだ経験があるためでしょうか、

マイナスな思考に陥って苦しんでいる方々や、

その方々が所属する企業や行政団体の方々から

ご相談を受けることが多くあります。

 

やる気も能力もあった方が、あるきっかけでマイナスな

思考に囚われて大きくパフォーマンスを落とすことは、

ご本人にとっても組織の仲間にとっても大変な痛手と

なります。

 

勿論、人間にとっては、落ち込むことも苦しむことも

未来を創るための良い経験となります。

そのこと自体は、人の魅力を深め他者への共感性を

育むことに繋がりますので、マイナスではなく

素晴らしい経験となるのですが、

長くそこに留まり過ぎることはプラスのエネルギーを

奪うためよくありません。

 

今回は、誰にでも起きるマイナスな状況を切り替え、

パフォーマンスを高めより良い未来を創るための思考法を

ご紹介いたします。

私のようなものでも会社の仲間や家族からの支えに加え

この思考法を少しづつ実践したことで段階的に

鬱の状況から抜け出すことができましたので、

参考にして頂ければ幸いです。

 

●感情をよりよくコントロールするスキルをもつ

人間は、誰しも繊細であり、感情が思考や体調に大きな影響を

与えます。

感情は、人生を豊かにするために不可欠なものであり

とても大切なものです。

 

しかし、マイナス感情に捉えられ過ぎてしまい心身ともに

エネルギーを失うことは、最悪の場合、未来に向けた可能性を

ゼロにしてしまう恐れもはらんでいます。

 

大切なのはネガティブな感情(不安・恐怖などの強いストレス)

をコントロールするためのスキルを持つことです。

そのスキルを持つことでネガティブな感情に押しつぶされる

ことを避けることができるようになるのです。

 

多くのスキルがありますが、以下に私に特に有効であった

スキルを記します。

 

●非合理的な信念を捨てる

「皆頑張っているのに、なんで自分はやる気を持って

取り組めないんだ!なんてダメな 人間なんだ!」

 

これは、鬱病の時に私自身の頭に最も多く浮かんだ言葉です。

自分に叱咤し奮いたたせることは勿論必要ですが、

 

【こうあるべきだ】【こうでなければならない】という

非合理的な思い込みによりパフォーマンスを落とすのであれば

信念が邪魔になるということになります。

 

マイナス思考に囚われた際は、深呼吸をして以下のような

非合理的な信念(思い込み)を捨てるように努めると

よいでしょう。

・白黒思考(いわゆる完璧主義)

・過大評価又は過小評価

・べき思考(過度な思い込み)

 

●【今】【ここ】に集中する

過ぎてしまって変えることが出来ない過去に囚われ悔んでも

現状は良くなりません。

また、未だ訪れてもいない未来に対して不要な恐怖心を

煽っても未来はよくなりません。

「今、ここで自分が出来ることで、少しでも良く出来ること」

に集中することで自信を無くしている状況からでも

少しづつ自己肯定感を取り戻していくことが出来るように

なります。

私ごとで恐縮ですが、この思考法を訓練することで

鬱的な状況から少しづつ抜け出すことが

出来るようになりました。

 

思っても見なかった不運や自分が招いたものでなくとも

不遇な状況に陥ることは、どなたにでもあるでしょう。

そのような状況下で頑張ることはとてもエネルギーが

いるものですね。

大変な状況にも押しつぶされず、しなやかに思考する

クセ(スキル)を理解し身につけることにより、

様々なマイナスな状況も未来を開くための経験値と

変えていくことが可能となってきます。

 

私も研修を通して人々が豊かな未来に向けてパフォーマンスを

上げていけるよう貢献していきたいと思っております。

 

パフォーマンスを上げる思考法

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