只松崇の人財イキイキコラム

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多様性・意見の相違・対立を組織の成長発展に結び付けるコンフリクトマネジメント

 

コンフリクト【conflict】とは

対立・争い・闘争を意味する言葉です。

 

コンフリクトマネジメントとは

私たちの周囲で起こる意見の違いから生じる対立を

マイナスな状況のまま【しこり】や【不満】として残さず

双方の関係をWin-Winとなるよう進め

利害の衝突や対立を解消すると同時に

人材や組織全体の成長へとつなげるためのマネジメント法です。

 

放置しておくと大きなマイナスとなる対立のエネルギーを

相互理解と協働へと変換するポジティブなアクションだと言えます。

 

今回は、コンフリクトマネジメントを進めるための

6のポイントをご紹介しましょう。

 

 

POINT1.      組織内で意見が言いやすい環境をつくる

日頃から

「皆がいろいろな意見を持つことはいいことです。」

「他者の意見も自分の意見と同様に大切にしましょう。」

「皆の違いを活かして組織の目的を追求していきましょう。」

などと言語化し、会議や朝礼など様々な場面でことあるごとに

伝えることで組織内の文化が形成されてきます。

 

意見の違いを活かしあうことが重要であるという認識を

組織内で共有し体質化するよう努めましょう。

 

 

POINT2.      相手の存在を無条件で承認する

相手の存在そのものを認めます。

無条件承認といってもよいでしょう。

 

こちらが相手を条件付きで承認すると

相手もあなたを条件付きで承認するようになり

お互いの条件が満たされなければ

対立の引き金となる可能性が増してしまいます。

 

具体的な行動として

【相手を大切にすることを示す心からの挨拶の励行】

【相手の考えに耳を傾ける 積極的傾聴】

が必要です。

 

その際、言葉だけでなく、表情やアイコンタクト、相槌、

声のトーンなどにも留意することを忘れないようにしましょう。

 

 

POINT3.      相手のニーズを知る

相手は、なぜそのように考えるのか?

最も重要視していることは何なのか?

行動の優先順位は?

行動の規範となっている考え方や背景は?

などを質問をして相手の真意を引き出していきます。

 

相手から返ってくる言葉だけではなく

表情やしぐさ、声のトーンなどの要素からも

相手の心情を感じ取りましょう。

 

その結果、相手が何を求めているのかを理解することが出来ます。

 

 

POINT4.      相手に必要な情報を提供する

積極的に情報を開示し、共通の利害につながる情報を共有しましょう。

この際、自身の思いやニーズを率直かつ誠実に伝達しましょう。

 

 

POINT5.      共通のゴールを共有する

相手と自分の共通のゴールを対話により模索します。

 

大きな目的から落とし込んでいくと、共通のゴールが

見つかりやすくなってきます。

 

例えば

「会社を良くしたいという目的は、同じですね。」

「そのために何から行うのか?共通のゴールを一緒に考えましょう。」

など

目的の共有からはじめ、目標達成のための行動を共に考えていきます。

 

 

POINT6.      解決策を練る

具体的かつ現実的な手法で解決策を構築していきます。

 

目標までの道程(マイルストーン)を

明確化していきましょう。

 

一度で最良の解決策が出ることはないかも知れませんが

上記の6ポイントにそって、コンフリクトマネジメント

していくことで間違いなく解決策の精度が高まっていきます。

 

 

世代による対立

立場(上司と部下)による対立

理想と現実の対立

意見の相違による対立

働き方に関する考え方の対立

国籍の違いによる文化的対立

など

私たちの周りには様々なコンフリクト(対立)状況があります。

 

これらの対立をマイナスと考えるのではなく

相互理解と結束を更に高めるための好機と捉え

取り組むことにより、内に秘めた不満も減少し

本質的な風通しが良い組織が構築され

組織全体のパフォーマンスも向上していきます。

 

 

人それぞれの違いを活かしあい

個々の力を最大化

不要なしこりを残さず

前向きなアクションに変える

コンフリクトマネジメントは

組織発展のために不可欠なマネジメント手法だと言えます。