2014.12.16
「社員が成長するための会社の雰囲気づくり②」
▼逃げない・逃げさせない
何かを経験するには、問題と向き合わなければなりません。
けれど、私のコンサルティングの経験の中で言えるのは、それを避けている人が
とても多いということです。
問題を避けることにはいくつかのパターンがあります。
①足元の問題を見るより、新規事業や業績アップばかり考える
②目先の利益追求に夢中になり、問題解決を後回しにする
③経営者の会や地域活動など、社外の活動ばかりに逃避している
④コンサルタントや幹部など他人任せにしてしまう
いずれも問題解決の経験値が高まりません。
社員の育て方も同じです。コーチングのスキルも重要ですが、それ以前に問題に
直面させなければ、その人の経験値は上がりません。
自分でやったほうが早いし、面倒も少ないと代わりにやっていたら、いつまでも
社員は成長しません。
問題にぶつかり解決することを繰り返し経験することで、知恵・工夫を身につけ
経験値として活かせるのです。
・問題から逃げない
・問題から逃げさせない
これを企業文化としてつくり出す必要があります。企業文化とはいわば会社の
空気です。空気のように当たり前のことにするのは社長の仕事です。
(「小さい会社を強い会社に変える方法」第2章 P101~102より)
経営コンサルタント大野尚のコラム
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